<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?><!-- generator=Zoho Sites --><rss version="2.0" xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom" xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/"><channel><atom:link href="https://www.thegreencatalyst.com/blogs/news-from-europe/feed" rel="self" type="application/rss+xml"/><title>The Green Catalyst - Blog , News from Europe</title><description>The Green Catalyst - Blog , News from Europe</description><link>https://www.thegreencatalyst.com/blogs/news-from-europe</link><lastBuildDate>Fri, 01 May 2026 21:34:27 +0200</lastBuildDate><generator>http://zoho.com/sites/</generator><item><title><![CDATA[オマーン外相 ー 私たちは、ずいぶん長い間、この地域（中東地域）の不安定さの根本的な源は、イランではなく、イスラエルであると知っていました]]></title><link>https://www.thegreencatalyst.com/blogs/post/20251105</link><description><![CDATA[<img align="left" hspace="5" src="https://www.thegreencatalyst.com/20251105.jpg"/>オマーンのバドル・アルブサイディ外相は、先週、バーレーンで開催されたIISSマナーマ・ダイアローグ会議で、とても重要な発言を公式に行いました。 私たちは、 ずいぶん長い間 、 この地域（中東地域）の不安定さの根本的な源は、イランではなく、イスラエルであると知っていました 。 これは 大きな転換 地点です。 特に、この ]]></description><content:encoded><![CDATA[<div class="zpcontent-container blogpost-container "><div data-element-id="elm_lbRjsciEQpS_XGr9KaXCQw" data-element-type="section" class="zpsection "><style type="text/css"></style><div class="zpcontainer-fluid zpcontainer"><div data-element-id="elm_gqkiuX5eTDqRP6Yf5dzPiQ" data-element-type="row" class="zprow zprow-container zpalign-items- zpjustify-content- " data-equal-column=""><style type="text/css"></style><div data-element-id="elm_BvaOeCRdTlmmTDLNvOzEYA" data-element-type="column" class="zpelem-col zpcol-12 zpcol-md-12 zpcol-sm-12 zpalign-self- "><style type="text/css"></style><div data-element-id="elm_Bdx9IzphSfydidJyKqyFoA" data-element-type="heading" class="zpelement zpelem-heading "><style></style><h2
 class="zpheading zpheading-align-center zpheading-align-mobile-center zpheading-align-tablet-center " data-editor="true"><span>オマーン外相 ー 私たちは、ずいぶん長い間、この地域（中東地域）の不安定さの根本的な源は、イランではなく、イスラエルであると知っていました</span></h2></div>
<div data-element-id="elm_wp1egOVTRUm_eNpdFDqmHA" data-element-type="text" class="zpelement zpelem-text "><style></style><div class="zptext zptext-align-left zptext-align-mobile-center zptext-align-tablet-center " data-editor="true"><p></p><div><p style="margin-bottom:36px;">オマーンのバドル・アルブサイディ外相は、先週、バーレーンで開催されたIISSマナーマ・ダイアローグ会議で、とても重要な発言を公式に行いました。<br/><br/>私たちは、<span style="font-weight:700;">ずいぶん長い間</span>、<span style="font-weight:700;">この地域（中東地域）の不安定さの根本的な源は、イランではなく、イスラエルであると知っていました</span>。<br/><br/>これは<span style="font-weight:700;">大きな転換</span>地点です。<br/>特に、この演説で、「<span style="font-weight:700;">ずいぶん長い間</span>」<span style="font-weight:700;">と明言したのは重</span>要です。<br/>今回の２年に続く残虐なパレスチナ人虐殺のずっと前から起こっている、イスラエル建国前から続く、イスラエルのテロ行為（イスラエルの建国を行ったのは、移住者植民地主義をイデオロギーとして、ヨーロッパ大陸から渡ってきたヨーロピアン白人ユダヤ人ー移住者植民地主義は原住民の消去が必ず伴う）、イスラエルの隣国への攻撃・侵略・占領（パレスチナ地域だけでなく、南レバノン・シリアの一部も含む）を、公式に認めたことになります。<br/><br/>今まで、中東地域のアメリカの大きな影響下にある国々ーほとんどは王家の専制政治で石油リッチ国で国民からの支持はないーは、アメリカの政治指針である「イランは邪悪な国で中東に不安定さをもたらす源であり、イスラエルは、中東の安定を保ついかりの役目をしている」に従い、多くのアメリカ軍事基地をおいて、アメリカをサポートし続けてきました。<br/>アメリカとの関係を保つために大金を注ぎ込みつづけているのは、多くの元植民地国が長い間の草の根の人民解放運動で独立していくなか、元植民地宗主国から特権を与えらえていた王家や富裕層が、自分たちの権力と経済力を保ち続けるために、元植民地宗主国である西側の国の力を借りて、普通のひとびとの力を抑え込み、自分たちが、元植民地宗主国のかわりに権力の座に座り続けているからです。<br/>石油などの資源は、国民みんなのものなのに、これらの王家は自分たちだけに富を集中させていて、国民からの支持はなく、国民からの抵抗で革命が起こると自分たちが地位や財力を失うため、西側の軍事テックを多用して、警察国家にし、国民からの抵抗を押さえつけています。<br/>アラブの国々の政府が、ガザの虐殺についてほぼ反応がなかったのは、パレスチナ人民解放軍や抵抗組織によるイスラエルへの抵抗が実り、パレスチナの主権や基本的人権・自由などが実現すると、自分たちの地域にもその勢いが広がり、自分たちの特権が失われる可能性があるからです。</p><p style="margin-bottom:36px;">でも、イスラエルのカタール攻撃は、このアラブの石油リッチ王家（＝政府）の対応を変えざるをえない方向に追いやりました。<br/><br/>数か月前に、カタールでガザ停戦の交渉中だったパレスチナ人交渉団に対して、イスラエルが暗殺を試みて爆撃を行いました。<br/>パレスチナ人交渉団は、アメリカ政府の強い要求（アメリカとイスラエルが決めた条約にすぐに合意しなければ、虐殺をさらにひどい状態に加速するというもの）で、カタールに集合させられていて、イスラエルのパレスチナ側交渉団に対する暗殺未遂は、アメリカも加担したとみられています。<br/>パレスチナ人交渉団は、セキュリティーに対しての対応が功を奏して、今回は暗殺されませんでしたが、民間人であるカタールの保安員や、ハマス政治部門の秘書や、パレスチナ人交渉団の家族が殺されたり、深刻な負傷を負ったことを忘れてはいけません。<br/><br/>カタールも、ほかの中東諸国（西側諸国や西側企業が自国の資源を搾取することを拒否しているのは、イランとイエメンぐらい）と同様、大きなアメリカの軍事基地をおき、その軍事にかかる費用も負担している上、アメリカ政府だけでなく、トランプ大統領個人や家族ビジネスにも大きな投資をしています。<br/>カタールへのイスラエル攻撃は、アメリカが許可したことは明白で、カタールほど極端にアメリカに尽くしていても、アメリカはイスラエルの攻撃を許す、ということは、中東の国々は、どの国も安全ではない、というメッセージを送ったことになります。<br/><span style="font-weight:700;">イスラエルは、中東で唯一の核兵器所有国</span>です。<br/><span style="font-weight:700;">イスラエルは、どの国際機関にも核施設の視察を許しておらず、正確に、どのぐらいイスラエルが核兵器をもっているかは不明</span>です。<br/>その上、イスラエルには、よく知られている軍事戦略、<span style="font-weight:700;">もしイスラエルの存在が危うくなると判断すれば、イスラエルにも影響が及ぶとしても、核兵器を使う</span>、があります。<br/>イランをはじめ、中東での核兵器撲滅を求めている声はあったものの、イスラエルは核兵器を手放す意図は全くありません。<br/>これは、中東のどの国にとっても、大きな脅威ですが、西側諸国は、この事実については、無言です。<br/><br/>また、イスラエルを１００パーセントバックアップしている<span style="font-weight:700;">アメリカは、世界で唯一、核兵器を市民に対して使った国</span>だということは、よく覚えておく必要があります。<br/>アメリカが原爆を落としたのは、非白人である日本人に対してであり、戦略上、原爆を落とす必要はなかったし、市民が密集している場所にそんな危険な爆弾を落とすことは戦争犯罪ですが、いまだに、<span style="font-weight:700;">アメリカ人や友好国の兵士を救った勇敢な行為</span>、としてたたえられていることも、覚えておく必要はあります。<br/>現在でも、<span style="font-weight:700;">非白人の命を白人の数百文の一、ゼロと思っているひとびとは多く、この命の価値のヒエラルキーが存在する限り、虐殺だけでなく、さまざまな差別や誰かを不当に悪く扱うことは止まりません</span>。</p><p style="margin-bottom:36px;">パレスチナ側の交渉人・交渉団への暗殺・暗殺未遂は、今回が初めてではありません。<br/><br/>この約１年前には、ハマスの政治部門の交渉役で、ガザでの停戦へ合意を行い、サインするだけだった状態のイスマイル・ハニヤさんがイランへ招かれている際に、イスラエルはイランに対して爆撃を行い、ハニヤさんを暗殺しました。<br/>これは、イランの国家主権をおかす行為でもあり、国際法にも完全に違反しています。<br/>イスラエルによる、パレスチナ人交渉人の暗殺は、交渉がまとまると、ガザでの虐殺を中止することになるため、イスラエルはガザの虐殺を続けるために暗殺を行ったとみられています。<br/>これは、この機会に限ったわけではなく、イスラエル建国以来の７０年ほどの間にわたり、パレスチナ側の交渉者がどの団体であっても（ハマスが結成される前はほかの人民解放団体で、ハマス以外にも多くのイスラエルの占領・アパルトヘイト・エスニッククレンジングに抵抗する団体が存在し続けている）、交渉団や交渉者がイスラエルによって暗殺されることは、パターンとして続いています<br/><br/>このパターン（イスラエルの国家テロリズム）は、イスラエルの近隣の多くの国々対しても行われています。</p><p style="margin-bottom:36px;">今年（２０２５年）６月に、アメリカとイランが核についての交渉中に、イスラエルはイランを（国際法違反で）急襲し、１０００人以上のひとびと（多くは市民で、女性や子どもたち）を殺しました。<br/>アメリカのトランプ大統領は、核施設を含むイランに対するイスラエルの攻撃を完全にバックアップしていたことを、後に自慢げに語っています。<br/>このイスラエルの国際法違反のイラン攻撃の際に、イスラエルが、AIの一人者であった若い数学者や、核科学者である多くの大学教授などの市民を、車に仕掛けた爆弾などで、密集した街のなかで狙って殺したのは、イスラエル国家の行った国家テロリズムとしかいえません。<br/>大学教授のような市民を一人でも殺すのも完全に間違っていますが、その一人を殺すために、そのひとが住んでいるフラット（１００人近くが住んでいる）への爆撃を行い、多くの子どもや市民を殺したり深刻な負傷をさせることが許されて言いわけがありません。<br/>たとえ、軍隊の将校だったとしても、戦闘現場で戦闘に実際に参加していない場所と時間ー家族と晩御飯を食べた後、眠っているところーに、爆撃を行うことは、当然ですが、国際法違反であり、モラルとして間違っていることは明白です。</p><p style="margin-bottom:36px;">&nbsp;イスラエルの国家テロリスト行為は２０２３年１０月のハマスによるイスラエルへの攻撃の後にはじまったわけではなく、イスラエル国家建国自体がテロリスト行為や虐殺を伴っており、その後も、ずっと、<span style="font-weight:700;">イスラエルは、ジャーナリストや風刺画家も含めた多くのパレスチナ人を世界各地で暗殺</span>しています。<br/>もちろん、ほかの中東諸国もこれについてはよく知っていますが、アメリカとの友好関係を保つため、誰もこれを公的に非難することはありませんでした。</p><p style="margin-bottom:36px;">イスラエルの国家テロリズムや国際法違反の多くが責任を取ることなく続いているのと同様、西側諸国（アメリカやイギリスなどの元植民地宗主国）も多くの国際法違反をおかした侵略を行い続けていますが、「世界的なテロとの戦い」「ドラッグ戦争「ナルコテロリスト（麻薬を密輸・売買するテロリストという意味）の撲滅」などのプロパガンダと、法律の悪用などで、<span style="font-weight:700;">イスラエル同様、全く責任を取ることがない状態がずっと続いて</span>います。<br/>責任を取るどころか、アメリカ政府は、イスラエルに対してパレスチナ人虐殺に関する逮捕状を出した国際刑事裁判所に制裁をかけたり、イスラエル人がパレスチナ人に対して行い続けている犯罪について国際的な基準に沿って証拠をあつめ記録を残し、国際刑事裁判所や国際司法裁判所に訴えることを助けている団体などが活動できない状態に追いやりました。<br/>アメリカの議員の中には、「国際法は、アフリカなどの黒人に適用するもので、文明化されている白人や西側諸国には適用されるべきではない」と明確に公言したひともいて、これは、多くの白人特権層が口には出さなくても、共有している考えだと思われています。<br/>もちろん、これは間違っています。<br/><span style="font-weight:700;">法律も国際法も、誰にでも公平に適用されるべきで、そうでなければ、法律は機能しません。</span><br/><br/>パレスチナ人を含む非白人や、イスラム教徒（多くは非白人）は、西側メディアやカルチャー（映画や文学、ドラマなど）では非人間化され、すべてがテロリストのような扱いを受け、その家族の命も全く価値がないように扱われますが、彼ら・彼女らも、地球上の誰もと同じように、家族や周りのひとを愛し愛され、夢も希望もあり、同じように生きる権利のある、命の価値が同じ、ヒューマニティーの仲間だという見方を忘れないことは大切です。</p><p style="margin-bottom:36px;"><span style="font-weight:700;">イスラエルは、ここ２年ぐらいで、パレスチナ地域の虐殺を含めて、７か国に爆撃を行っています</span>。<br/><span style="font-weight:700;">ガザ・ウエストバンクでは、今も毎日、虐殺とエスニック・クレンジングが続いていて、多くの人々が殺されています。</span><br/>停戦の第一段階の条約が結ばれて以来、<span style="font-weight:700;">パレスチナ人側は条約を遵守していますが、イスラエル側は毎日条約の違反を起こし</span>、医療品や食料も条約で合意した量の２０パーセント程度しか入ってこず、９割以上の家屋が破壊され、テントやプレハブ住宅が必須にも関わらず、これらのガザ地区への搬入はイスラエルが許可しないため、入ってきません。<br/>また、上下水道施設などもイスラエルが徹底的に爆撃したために、これらの施設の修復は緊急に必要ですが、修復に必要な部品の搬入もイスラエルがブロックし続けています。<br/><span style="font-weight:700;">イスラエルは、ガザの５８パーセント近い地域を違法占領</span>していますが、ガザの残りの地域には、撤退する前に、家屋や上水道施設を徹底的に破壊するだけでなく、<span style="font-weight:700;">ぬいぐるみや食料の入っている袋に爆弾をいれて残したことで、多くのパレスチナ人の子供たちが手や視力を失っている</span>ことが報道されています。<br/>これらの条約違反を知りながら、この条約を保障したアメリカは何もしません。<br/>ヨーロッパ諸国も、黙ったままです。<br/><br/><span style="font-weight:700;">イスラエルは、国際司法裁判所で、ガザとウエストバンク・東エルサレムに存在すること・これらの地域をコントロールすること自体が国際法違反であり、即刻これらの地域から去らなければならない、との判決にも関わらず、完全に無視しています。</span><br/><br/>最近では、罪状なしでイスラエル兵たちに誘拐され、牢獄に閉じ込められていたパレスチナ人男性に対して、イスラエル兵士たちが集団レイプを行ったヴィデオがニュースで放映され、この事実が流出することを許可したイスラエル軍の元法務トップが逮捕されました。<br/>イスラエル軍の元法務トップの女性は、最近、自殺を示唆するようなノートを車に残し１日ほど行方不明となっていましたが、無事に発見されました。<br/>元法務トップは、イスラエルの法律違反もきちんと裁かれなければならない、という<span style="font-weight:700;">職業上の倫理から、この犯罪を調査したわけではありません</span>。<br/>このイスラエルによるパレスチナ人人質の集団レイプはすでに（イスラエル側）医師も確認してしていて記録がきちんとあり、もし、<span style="font-weight:700;">イスラエル国内でこの犯罪を扱わなければ、イスラエルは司法がまともに機能していない国として、国際司法裁判所からの介入があることが確実だったので、それを避けるため、仕方なく調査を開始した</span>と見られています。<br/>この調査も、まともに調査する意図はなく、調査を行っているという見せかけの事実をつくり、時間稼ぎを行い、国際的な調査をブロックするためだったと見られています。<br/>それでも、何がイスラエル国内で起こったかというと、「（パレスチナ人を）レイプする権利」を求めて、市民たち（イスラエルの市民には兵役の義務があり、兵役が終わった後も予備兵としていつでも呼び出しがかかるーイスラエルはさまざまな国々に侵略している）や兵士・<span style="font-weight:700;">イスラエル政府の閣僚たち</span>が、レイプ犯人であるイスラエル兵士が捕らえられていた場所に押し入り、<span style="font-weight:700;">彼ら（レイプ犯人たち）を解放するよう要求</span>しました。<br/>これらの<span style="font-weight:700;">レイプ犯人の一人は、ニュース番組で顔をみせ、勇気があるとして、国内で人気者</span>だそうです。<br/>ほかのレイプ犯人たちは、顔をバラクラバで隠してニュースやテレビに登場しますが、一様に、<span style="font-weight:700;">自分たちには自由に（パレスチナ人を）レイプする権利があり、自分たちを犯罪者として扱うのは完全に間違っていて、モラルにも反している、と公式な場で何度も明言</span>しています。<br/>これらの犯罪を扱っていた元法務トップは、毎日のように殺人予告を受け取った上、結果的にイスラエル兵によるパレスチナ人人質に対する集団レイプを調査・公表したことが原因で解雇され、今は、国に対して侮辱するようなことをしたということで<span style="font-weight:700;">逮捕</span>されました。<br/>これが、まともな社会・国であるわけはありません。</p><p style="margin-bottom:36px;">この犯罪の被害者であるパレスチナ人男性は解放されたものの、あまりにも残虐なレイプで、腸が破裂し２０回以上の手術を受けたものの、今も負傷の後遺症・医学的問題をかかえているそうです。<br/>この男性は、被害者であるにも関わらず、この事件が大きく報道されることで、さらにイスラエルから暗殺される危険が高まることを恐れて暮らしています。<br/><br/>イスラエル兵のパレスチナ人の誘拐・罪状なしでの逮捕・抑留・拷問、イスラエル兵のパレスチナ人に対するレイプや性犯罪は、イスラエル建国時から数十年にわたって続いているにも関わらず、いまだに西側諸国のエリートたち（政治家や大富豪、ジャーナリストなど）の間では「イスラエルは中東唯一の民主主義国」というプロパガンダがまかり通っています。<br/>また、西側主流メディアでは、全く証拠のないハマスによるイスラエル人レイプに関しては、「レイプ」と記述するにも関わらず、イスラエルが長年行っていて<span style="font-weight:700;">、国際的な基準にしたがって調査も行われ、国際裁判所や国際団体が認めているイスラエルによる組織的・構造的なパレスチナ人に対するレイプ</span>については、決して「レイプ」ということばを使わず、「イスラエルが起こしたとされる（← 事実ではないのでは、という疑いの気持ちを無意識に読者に引き起こさせる）パレスチナ囚人（← 囚人は裁判で有罪だと証明されて牢獄に入っているひとで、多くのパレスチナ人は罪状なしでイスラエルに誘拐されて一方的に牢獄に入れられている人質）への虐待（← イスラエル裁判所もレイプであると認めているし、確固とした証拠もあるにも関わらず、虐待というあいまいなことばを使用）」と、イスラエルが行っていることは、すべてホワイト・ウォッシュします。<br/>西側主流メディアだけをみているひとたち（多くは白人中流・上流階級の中年・老人）は、いまだにイスラエルが行っている残虐な行為やパレスチナ人への虐殺を否定することが多いのは、<span style="font-weight:700;">メディアが虐殺に加担している</span>からです。<br/><br/>でも、世界中の若者たちや、良心のある市民たちは、西側エリートの嘘に気づきはじめ、地球上のあちこちで、虐殺を止めること・イスラエルの国際法違反のパレスチナ地域の占拠・アパルトヘイトを即刻やめさせ、パレスチナ人が解放され、主権をもって暮らせる世界を求めて、デモンストレーションや<span style="font-weight:700;">市民不服従</span>（武器工場の閉鎖、港湾労働者がイスラエルへの武器の輸送をブロックする<span style="font-weight:700;">）</span>などを行い続けています。<br/><br/>レバノンでも、１年前に停戦条約を結んだにも関わらず、イスラエルは一方的に停戦条約を破り続け、毎日子どもたちを含む、市民たちを殺しています。<br/>西側主要メディアでは、レバノンについての報道はほぼ存在しません。<br/>イスラエルに都合の悪い事実を報道しない、という選択も、虐殺に加担していることになります。</p><p style="margin-bottom:36px;">イスラエルのスモトリッチ財務相は、「<span style="font-weight:700;">自分たちは神に選ばれた民なので、どんな法律も適用しない（どんな法律よりも上の存在）</span>」と明確に公言しています。<br/>この発言が出てくるのは、実際、イスラエルが、パレスチナ人たちに何をしても罰せられたり、責任を取らされたことはなく、実際に、イスラエルにはどんな国際法も適用されないことが明らかだからです。<br/>今回の２年にわたる虐殺が起こる前に、イスラエルのたびかさなる国際法違反・戦争犯罪などがきちんと罰せられていれば、虐殺までエスカレートしなかったでしょう。<br/><br/>これらの<span style="font-weight:700;">市民への殺人にdesensitised (デセンシタイズド／何も感じなくなる、鈍感にさせられる)のは、とても危険なことは、よく意識しておく必要があります</span>。<br/>ガザでの虐殺が始まったとき、ガザの病院への爆破は戦争犯罪だとして、西側主流メディアでさえ一大事として報道しましたが、病院や学校といった公共機関へのイスラエルの爆撃が続き、数役人・数千人が殺されると、毎日１００人以上のパレスチナ人が殺され、その中には、毎日約３０人ほどの子どもへの殺人がイスラエルによって毎日行われたにも関わらず、西側主流メディアでは、ほとんど報道されなくなりました。<br/>虐殺は、軍事複合産業だけでなく、多くの大企業に多大な利益を生み出すため、西側エリートやほかの地域のエリート（非西側世界で、自国の豊かな資源を自国民から盗み取り、西側企業にわたすことで、賄賂などの大きな利益を個人的に受けている少数グループ）にとっては、誰の命が失われようと、彼らは全く気になりません。<br/>でも、多くの市民たちが、虐殺が続いていることに怒り、デモンストレーションや市民不服従などを起こし、自分（エリート層）の利益や政治的な権力に影響が出ると、なんらかの行動を取らざるをえなくなります。<br/>だからこそ、私たち市民が、何が起こっているかをきちんと観察し続け、ヒューマニティーに反することに対して、これらのエリートたちに、私たちはこれに反対していると表明し続けることは、とても大切です。</p><p style="margin-bottom:36px;">スーダンでのアラブ首長国連邦が完全バックアップする武装集団が虐殺を行っていること、アメリカ政府がベネズエラの石油を奪い取るために政権交代を狙っていて、その前置きとして、ベネズエラ周辺の海域の漁船などを爆撃し、多くのひとびとを殺し続けていることも、イスラエルによるガザでの虐殺が、イスラエルがなんの責任を取ることもなしに続いていることとつながっています。<br/>イスラエルが、虐殺を続けながらも、アメリカや西側諸国のバックアップを受け続けていることは、これらの犯罪を行うひとびとをさらに大胆にさせます。<br/>また、西側主流メディアでは、南アメリカの漁船が爆撃を受けて完全燃焼して海に沈められ、ひとびと（南アメリカの漁師たちが大多数とみられ非白人）が殺されているにも関わらず、南アメリカの非白人はみんな麻薬の密輸・密売者（＝アメリカ政府が殺すのは、アメリカ国民を守るために必要な自己防衛）といった<span style="font-weight:700;">虚偽の印象・ナラティヴをつくりだし、ある一定の国や地域出身のひとびとを、正当な法律上の手続きなしで殺すことを正当化する、製造された合意をつくりだしていることにも、気づいておく必要</span>があります。<br/><br/>麻薬の密輸が疑われる場合、警察が船に乗り込み調査を行い、調査で麻薬が発見されれば、乗組員を拘束し、弁護士などを手配して裁判を行うことは法律にかなっていますが、なんの証拠もなく、突然、爆撃して殺すことが許されるわけはありません。<br/>実際、ベネズエラ付近の海上で殺された多くの船は、アメリカに密輸を行うのに十分な燃料ももっておらず、方向的にも、アメリカではなく自分たちが出発した港へと戻っている途中であることが確認されています。<br/>たとえ、麻薬の密輸をしていたとしても、法律の手続きなしに爆撃して殺すことは、完全に国際法違反です。<br/>違法に殺されたこのひとたちには、家族も友人もいて、自分の夢や希望もあった、私たちと同じ一人のひとであり、その周りのひとたちにも大きな悲しみを与えていることにも気づいておく必要があります。</p><p><span style="font-weight:700;">殺されていいひとも存在しないし、誰かを好き放題に殺す権利は、アメリカ政府を含めて、誰にもありません。</span><br/><br/>自分は西側諸国（日本や韓国・台湾も含む）に住んでいて、これは、自分には全く起こりようのないことだと思うかもしれませんが、アメリカでは、移民への（多くは違法な）逮捕・監禁は、アメリカ国籍でないひとが標的 → アメリカ国籍の非白人が標的 → アメリカ国籍の白人も標的と、一気に加速したことを覚えておく必要があります。<br/>逮捕されたひとびとの圧倒的に大多数が、犯罪歴もない普通の市民だと判明しています。<br/>この標的選択・逮捕のテクノロジーには、イスラエルがパレスチナに対して使ったドローン・偵察技術・AI技術・ソフトウェアなどが使われています。<br/><br/>イギリスでは、パレスチナ人虐殺を許容する発言は問題なくても、パレスチナ人虐殺に反対する団体がテロリスト認定され、この団体をサポートするというプラカードをもって静かに立っているだけの多くのひとびとが逮捕されることが続いています。<br/>でも、明らかに虐殺に加担しているイギリス政府の政治家たちは、なんの責任も取っていません。<br/>イギリス生まれ・育ちでイギリス国籍のユダヤ系イギリス人が、わざわざ、イスラエルのパレスチナ人虐殺に加わるめにイスラエル軍に入隊し、虐殺を行った後にイギリスに帰国しても、そのまま以前の職業に戻り、なんの責任も取らないにも関わらず、虐殺に反対することを表明した多くのひとびとが、解雇されています。<br/>これは、完全にUpside-down（アップサイド・ダウン／上下さかさま）の世界です。<br/><br/>このような状況だからこそ、今回のオマーンのバドル・アルブサイディ外相が語った事実ーイスラエルが中東地域の不安定さを引き起こしている犯人ーには、大きな意味があります。<br/>アメリカは、これらの中東諸国は、自分たちの言いなりになり、イランへの攻撃にも加わる・協力する（中東地域のアメリカ軍基地の利用など）ことを当たり前と受け取ってきましたが、バドル外相が、上記の事実を公言したことと、<span style="font-weight:700;">中東地域の真の安定のためには、いくつかの国を取り除いて孤立化させるのではなく、イランもイエメンもすべての国々が一緒に対等な立場で話し合い、協力関係を築くことが必須</span>、と公言したことからも、イランへの攻撃を行うのであれば、イスラエルとアメリカ・西側諸国だけになる可能性が高く、イランへの攻撃をとどまる可能性もあるとみられています。<br/><br/>イランの核については、アメリカの一方的な要求である、イランは核を完全にあきらめろ、というのは、とても考えられないことです。<br/><span style="font-weight:700;">地球上のすべての国々には、平和的な核使用を目的とした核開発をすることが認められています</span>。<br/><span style="font-weight:700;">核は、がん治療や甲状腺治療などにも使われ</span>、アメリカからの（国際法違反であると多くが認める）深刻な経済制裁が数十年にわたって続くイランでは、医療だけでなく、電力供給のためにも欠かせないものです。<br/><span style="font-weight:700;">経済制裁は、戦争での直接被害よりも多くの死者（市民が標的となる）を出すことで知られています</span>。<br/>例えば、一般的な病気の薬が手に入らない、食料が入ってこない、必要な医療技術が禁止されてはいってこない（スキャンなどに必要な部品が輸入できない）など、市民の生活・健康・命に大きな影響を与えます。<br/>経済制裁は、戦争で直接爆撃するかわりに、間接的に市民を苦しめ殺し、不満をもった市民たちが暴動を起こして、西側のいうことをきかない政権（イランとベネズエラは石油が鉱物が豊富な国で、それらを自国の市民のために使うため、これらの資源を西側企業のコントロール下におくことを拒否し続けている）の内部崩壊を狙ったものだという見方もあります。<br/>アメリカや西側諸国は、これらの西側の言いなりにならない政権が倒れ、自分たちが資源のコントロールを握れる傀儡政権をおくことを好みますが、それが不可能であれば、リビアのように、完全に経済と社会が崩壊された状態にし、そこに西側大企業が入り、石油や鉱物などの利権を奪い取り、大きな利益を出します。<br/>実際、これらは、アメリカや西側諸国が、百年以上にわたって行っていることです。<br/><br/>アメリカでは、半年ぐらい前には、不可能にしか見えなかった、ニューヨーク市長選でのゾーラン・マムダニさん当選が実現しました。<br/>ゾーランさんは、ごく普通の圧倒的に大多数の市民たちの生活や安全を保障する政策をかかげ、公共施設・公共トランスポートの充実・無料化や、補助金のサポートによるスーパーマーケット（誰にも必要な食料が安く買える）の設立、家賃の高騰を防ぎ誰もが住居を確保できるような政策を掲げています。<br/>ゾーランさんは、トランプ大統領をはじめとする、多くの権力・財力のあるひとびと、団体からの強い逆風を受けていますが、多くの市民が支持しているのはゾーランさんの、市民のための政策（大企業や大富豪の利益を増やすためだけの政策ではなく）なのは、明らかです。<br/><br/>市民は何も変えられない、と思うのも無理はないかもしれませんが、実際には、アメリカなどの西側諸国も、マジョリティーである市民が団結すれば、人口では、数パーセントの大企業の経営者や大富豪、政治家の力を越えられます。<br/><br/>そのためには、私たち普通のひとびとが、世界で、自分の地域で、何が起こっているかを、鋭く観察し続け、行動を起こし続ける必要があります。<br/>たとえ時間がかかっても、小さな変化が起こり続ければ、それが大きな変化へとつながります。<br/><br/>参考記事：<br/>https://responsiblestatecraft.org/busaidi-israel-iran/</p></div><p></p></div>
</div></div></div></div></div></div> ]]></content:encoded><pubDate>Mon, 24 Nov 2025 16:47:28 +0000</pubDate></item><item><title><![CDATA[自分の権利を知り、exercise(行使)することの大切さ ー メタとの闘い]]></title><link>https://www.thegreencatalyst.com/blogs/post/20250325</link><description><![CDATA[<img align="left" hspace="5" src="https://www.thegreencatalyst.com/pexels-scottwebb-430208.jpg"/>人権活動家でもある、イギリス人女性、Tanya O’Carroll（ターニャ・オキャロル）さんは、FacebookやInstagramの親会社のMeta（メタ）に対して、広告ターゲティング目的の個人データの収集と処理を止めることを求め、２０２２年に訴訟を起こしました。 メタは、イギリスの最高裁判所での ]]></description><content:encoded><![CDATA[<div class="zpcontent-container blogpost-container "><div data-element-id="elm_BKc7K7yvRjO--h9xAo9l2w" data-element-type="section" class="zpsection "><style type="text/css"></style><div class="zpcontainer-fluid zpcontainer"><div data-element-id="elm_pJg1gemcQg63wLHw1ZvCHw" data-element-type="row" class="zprow zprow-container zpalign-items- zpjustify-content- " data-equal-column=""><style type="text/css"></style><div data-element-id="elm_6Bl_PkosTF-cX6NVuW2F0Q" data-element-type="column" class="zpelem-col zpcol-12 zpcol-md-12 zpcol-sm-12 zpalign-self- "><style type="text/css"></style><div data-element-id="elm_88O90ZH2TuajhAZHKttt8g" data-element-type="heading" class="zpelement zpelem-heading "><style></style><h2
 class="zpheading zpheading-align-center zpheading-align-mobile-center zpheading-align-tablet-center " data-editor="true"><span>自分の権利を知り、exercise(行使)することの大切さ ー メタとの闘い</span></h2></div>
<div data-element-id="elm_3MyZhGQSR_-D5KS13xSKQQ" data-element-type="text" class="zpelement zpelem-text "><style></style><div class="zptext zptext-align-left zptext-align-mobile-center zptext-align-tablet-center " data-editor="true"><p></p><div><p style="margin-bottom:36px;">人権活動家でもある、イギリス人女性、Tanya O’Carroll（ターニャ・オキャロル）さんは、FacebookやInstagramの親会社のMeta（メタ）に対して、広告ターゲティング目的の個人データの収集と処理を止めることを求め、２０２２年に訴訟を起こしました。<br/>メタは、イギリスの最高裁判所での訴訟が始まる予定だった前夜に、キャロルさんの訴えを認め、キャロルさん個人に対して、広告目的のための個人データの収集と処理を止めることを（無料で）行うことに合意し、裁判で争うことを避けました。<br/>これは、キャロルさんだけでなく、The UK（イギリス・ウェールズ・スコットランド・北アイルランドの連合４か国）に住む人々にも、吉報です。<br/>また、これは、キャロルさんが、<span style="font-weight:700;">自分の権利をexercise(エクササイズ／行使）した</span>、ということでもあります。<br/>日本では「権利・人権」が大きく誤解されているのですが、<span style="font-weight:700;">権利や人権は私たちが地球上にひととして生きているだけで、誰もが同じにもっているものであり、何かと引き換えにもらえたり与えられたりするものではありません。<br/>また誰もが権利を尊重するとは限らないので、誰かが、自分やほかのひとびとの権利を侵害したり、尊重しなければ、それに対して裁判などを通して、自分の権利を行使し、闘う必要があります</span>。<br/>歴史的に、西欧でも女性の権利はとても限られていた時代が長く、男性には参政権があったものの、女性には参政権をもたせたくない（＝女性はいつまでも社会の階層の一番下に閉じ込めておき、自分たち権威に絶対服従・完全支配を黙って受け入れる存在であること以外は許さない）、という権威（権威をもったポジションにいる男性たち）のオプレッションによって、女性の参政権を求める運動は、大きく抑圧され続けました。<br/>それでも、女性の権利が男性の権利と平等になることを求めて闘い続けた人々が世界中にいて、最終的には、多くの地域で女性の参政権が勝ち取られました。<br/>イギリスのsuffragette movement (サフォラジェット・ムーヴメント／女性の参政権運動)では、平和なマーチだけでなく、公共施設の破壊なども含んだ暴力を含むもの、牢獄でのhunger strike(ハンガー・ストライキ／食事の拒否)などのさまざまな運動を通して、命を失った女性もいましたが、結果的に、女性の参政権を勝ち取りました。<br/>日本のように、第二次世界大戦後に、無条件降伏というとても珍しい戦争の終わり方（普通は完全な勝敗はなく、どちらもが、これ以上闘っても状況は変わらなく疲弊した時点で、話し合い・交渉で戦争や紛争を終了）をし、かつ、日本が再び帝国主義となりほかの国々の領土や資源を求めて侵略を繰り返すことのないように、戦勝国であるアメリカやイギリスが、日本に対して民主主義に必要なシステムを導入することを促進した一環として、憲法があり、その中で女性の参政権も認められている、というのは、珍しいケースでしょう。<br/>ただ、女性の参政権についての運動は明治時代末期から気運が高まっていたようで、女性の権利を求める運動が日本でも存在していたことは事実なようです。</p><p style="margin-bottom:36px;">女性参政権のように、<span style="font-weight:700;">ほとんどの場合、権利は、現行の権威の仕組と闘って勝ち取る必要があり、いったん権利が認められたからと言って、また奪われる可能性もあるため、権威がやることに目を光らせておく必要があります</span>。<br/>たとえば、アメリカでは堕胎の権利が奪われた州がたくさんあり、実際に堕胎をしないと母体に悪影響がでて死ぬことがわかっていても手術を受けられず、亡くなった女性たちもすでに存在しています。<br/><br/>キャロルさんの興味深いインタヴューは、国営放送BBC Radio 4の<a href="https://www.bbc.co.uk/programmes/m00296wf" target="_blank">ここ</a>から聞けます。<br/>キャロルさんの闘いは、２０１７年にキャロルさんが妊娠に気づいたときに始まります。<br/>キャロルさんは、誰にもまだ妊娠について言っていなかったにもかかわらず、フェイスブック上で、多くの赤ちゃんの写真や母になる人のための広告が一気に表示されはじめたのに気づき、気味悪く思います。<br/>キャロルさんは、私たち誰もが、ターゲット広告目的で、個人情報を集めて使うことに対してObject(オブジェクト／反対する)権利があることを知っていて、自分の権利を行使することを決意しました。<br/><br/>ここで、インタヴュワーから、よくある質問をいくつかされました。<br/>キャロルさんの答えは、とても明瞭で秀逸です。<br/><br/>インタヴュワー： でも、あなたには、このプラットフォーム（フェイスブックやインスタグラム）を使わないという選択もありますよね。<br/><br/>キャロルさん：<span style="font-weight:700;">私はそれ（個人情報を使ったターゲット広告を望まないなら、そのプラットフォームを使わなければいい）をフェアな取引だとは思いません</span>。<br/>私はフェイスブック上に２０年にわたって存在していて、友達や家族といったコネクションや、友人たちとのチャットはすべてここ（フェイスブック上）にあります。<br/>これら（フェイスブックなどのプラットフォーム）は、オプショナルなサーヴィスではなく、すでに私たちの日常的な生活や政治です。<br/>フェイスブックでは、地球上の約３０億人がユーザーであり、これは地球上の人口の約３分の１です。<br/><span style="font-weight:700;">アンフェアな利用条件（フェイスブックを（無料で）使う条件として、パーソナライズされた広告を受け入れなければならないという要求）や、とてもinvasive(インヴェイシヴ／侵略的)なsurveillance(サーヴェィランス／監視・偵察)を私たちが受け入れる必要があるべきではありません</span>。<br/><br/>さらに、インタヴュワーは、よくある下記の質問をキャロルさんに投げかけます。<br/><br/>インタヴュワー： あなたは、写真の共有やチャットなどのサーヴィスを無料で（フェイスブックから）受けています。<br/>無料サーヴィスを受けいれたということは、あなた自身がProduct（プロダクト／製品）であり、このattention economy(アテンション・エコノミー／（※）)では、このサーヴィスにあなたが入ったのは（＝フェイスブックを使っているということ）、bargain (バーゲン／「合意」に近いことばで、物品やサーヴィスを交換したり売買するときの条件を定めた合意ー日本語英語のバーゲン＝格安ではない)ではありませんか。</p><p style="margin-bottom:36px;">ここでキャロルさんは鋭く切り返します。<br/><br/>キャロルさん： いいえ。なぜなら、法律では、この権利は、「right to object (反対する・意義を唱える権利)」と呼ばれており、この権利により、私たち誰もが、企業に対して、私たちの個人情報をパーソナライズ広告に使用することをやめるよう申し立てることができます。<br/><span style="font-weight:700;">権利には、値札はついていません</span>。<br/><br/>キャロルさんの答えは、ヨーロッパで暮らしていれば、直感的に納得するのですが、日本では、「権利」が理解されていないため、理解しにくいかもしれません。<br/>権利は義務や見返りの何かと引き換えに手に入れるものではなく、私たち誰もが地球上に生きているひととして持っているものであり、誰にも奪えず、自分からも奪えません。<br/>日本で「権利」が理解されていないのは、基本的人権などの権利の思想が西欧から入ってくる前に、日本では、「天皇のもとで、天皇に<span style="font-weight:700;">絶対服従をしている限り</span>、<span style="font-weight:700;">限定された権利が与えられ</span>、どんな命令でも天皇に逆らえば、それは人間以下だとみなされる（＝権利も生きられる保障もない）」という構造があったことからきています。<br/>その無意識にある「権利」に対する慣習や考え方の上に、欧米からのヒューマン・ライツを「権利・人権」と無理やり訳したことで、混乱が生じているのだと思います。<br/>この「天皇」は権威がある立場の象徴で、「親」「先生」「上司」「年上の男性」等に読み替えることが可能です。<br/>もちろん、この<span style="font-weight:700;">日本での土台にある考えは、欧米でのヒューマン・ライツとはまったく異なるものです。</span><br/><br/>キャロルさんは、以下のように続けています。<br/><br/>私は、広告に反対しているわけではありません。<br/>公共利益のあるジャーナリズムでは、広告はよい役割を果たすことがあります。<br/>問題は、広告ではなく、メタが、広告を（収集した個人情報をつかって）異様に侵略的にすることです。<br/>私の個人情報には、７００以上の広告カテゴリーが紐づけられていて、非常に侵略的でした。<br/><span style="font-weight:700;">権利は、お金を払って得るものではありません。</span><br/><span style="font-weight:700;">法律上での権利は、（誰からも）尊重されなくてはなりません</span>。<br/>私のように（個人情報を収集してターゲットにする）とても侵略的な広告が嫌いなひとたちや、そういったこと（個人情報の収集やその使い道）に恐れを感じているひとたちには、それを<span style="font-weight:700;">停止させる権利があります</span>。<br/><br/>インタヴュワー： ほかのひとも、あなたのようにこれをやめさせることはできるのでしょうか？</p><p style="margin-bottom:36px;">キャロルさん：今回起こったことについては、個人的なsettlement (セトルメント／調停・示談)です。（＝ほかの人たちに直接適用されるわけではない）<br/>大事なのは、<a href="https://ico.org.uk/" target="_blank">ICO</a>（Information Commissioner's Office／プライヴァシー監査機関）の見解です。<br/>プライヴァシー監査機関は、とても明確に、すべての市民は（パーソナライズされた広告に対して意義を唱え、それをやめさせる）権利をもっている、としています。<br/>もし、ほかの人々が、私と同じように自分の権利を行使したいと思えば、プライヴァシー監査機関はその人たちをサポートするでしょう。<br/><br/>インタヴュワー：それ（キャロルさんがメタのパーソナライズ広告について訴訟を起こして、個人情報を使ったターゲット広告をやめさせたこと）は、ソーシャルメディアのビジネスモデルを殺し、多くの人々の仕事を奪う結果になるのではないでしょうか。<br/><br/>キャロルさん： これは、「選択」という問題に立ち返ることになります。これ（メタにターゲット広告をしないことを受け入れさせたこと）は、普通の市民にもっと選択肢を与えます。<br/>企業は、さまざまな方法で人々にリーチすることができます。<br/>現在、市場はこの侵略的な監視を伴うようなやり方が主流になっていますが、広告に関する多くのリサーチもあり、もっと侵略的でない方法で広告を行うこともできます。<br/>それは、<span style="font-weight:700;">すべての人々の利益を守るもの</span>です。<br/><br/>メタだけでなく多くのプラットフォームをもっている企業は、非常に低い税金で済むよう政治家に働きかけて法律を変えたり、税金を払うことを避けるために法律のループホールを使ったりして、大きな収益をあげているにも関わらず、世界のどの国でもほぼ税金を払っていないか、とても少ない税金を払っているという現実があります。<br/>メタのrevenue(レヴェニュー／収益)の<a href="https://www.theguardian.com/technology/2025/mar/22/meta-confirms-it-is-considering-charging-uk-users-for-ad-free-version" target="_blank">約９８パーセントは広告収入</a>という記事を読んだこともありますが、税金の面でも、ひとびとや社会に共通の関心や利益という点からも、メタなどのプラットフォーム事業には疑問を感じる人々はどんどん増えています。<br/>似たような事業で、Amazon（アマゾン）もありますが、アマゾン自体は別に社会に役立つことをしているわけではなく、ただプラットフォームを運用しているだけで、実際にひとびとの役に立つ自転車を売っているひとたちから大きなパーセンテージの使用料（レント）を取り、Youtube（親会社はグーグル）に役立つ情報を提供している人々の広告収入の４０パーセントはプラットフォーム使用料として徴収され、アマゾンやグーグル、メタは、昔の封建時代の地主のようなことをしているTechno Feudalism（テクノ・フューダリズム）だとする経済専門家、Yanis Varoufakis（ヤヌス・ヴァロゥファキス）さんもいます。<br/>封建時代の地主は、ただ単に祖先の誰かがどこかの時点で、土地や資源をそこに住んでいた人々から奪った結果として、土地や資源をもち、その土地で大多数の労働者を働かせ、自分は何もせずに、収穫の８割ぐらいを奪い取って（土地所有に関する法律や規則は、権威がある立場にいれば自分たちが有利なようにいくらでも曲げられるし、つくれる）自分のものにしていた仕組です。<br/>このビジネスモデルは、上記のアマゾン、グーグル、メタともよく似ています。</p><p style="margin-bottom:36px;">少し考えれば気づくと思うのですが、メタやアマゾンに対して、実際のモノや投稿などの労働を無料で提供しているのは普通の人々であり、彼らはメタやアマゾンに対してとても高い使用料を払っていますが、メタもアマゾンも独占状態なので、それ以外のプラットフォームを使っても売り上げを得ることが難しい状態となっています。<br/>この仕組みはすでに、深刻なカルテル状態で、資本主義の原則とはすでにかけ離れている、とする見方も多く存在し、貧困を大きく作り出している原因でもあります。<br/>貧困は、個人の問題ではなく、社会・世界経済の構造の問題によって作り出されたものだと理解しておくことは重要です。<br/><br/>キャロルさんは、この番組内で、世界中の大企業の責任を問い、責任を取らせる運動を世界各地で続けている<a href="https://www.eko.org/" target="_blank">Ekō</a>の存在をあげていました。<br/>インドネシアやほかの地域で、環境にも現地の人々にも悪影響を及ぼす採掘場の建設の禁止したり、地球上の大部分のふつうの人々の健康や関心を一番に考え、大企業と闘っています。</p><p style="margin-bottom:36px;">（※）アテンション・エコノミー：解釈は一つではありませんが、利益を上げ続けることを目的として、人々のアテンション（注目）をcapture (キャプチャー／捕獲・占拠・ひきつける)ために企業がつかうマーケティングやブランディング戦略を指すことがあります。これが、メタだけでなく多くの企業が軍事で使う監視に近いようなレヴェルでのターゲット広告を行うことにもつながり、問題になっています。<br/>私たちは、consumer(コンシューマー／消費者)である前に、ひとであり、市民であり、ものを買うだけ（大企業に収益をもたらすだけ）の存在ではありません。</p><p>【参考】<br/>イギリスのプライヴァシー監査機関のICOのキャロルさんのメタに対する訴訟についての声明は<a href="https://ico.org.uk/about-the-ico/media-centre/news-and-blogs/2025/03/statement-on-ocarroll-vs-meta/" target="_blank">ここ</a>から無料で読むことができます。<br/>簡単にいうと、以下です。<br/>人々には、パーソナライズ広告（ターゲット広告）に対して意義を唱える権利があります。<br/>キャロルさん対メタのケースでは、イギリスの個人情報保護法である<a href="https://ico.org.uk/for-organisations/uk-gdpr-guidance-and-resources/" target="_blank">UK GDPR</a>（General Data Protection Regulation）のもとで意義を申し立てる権利の適用について、裁判に助力しました。<br/><span style="font-weight:700;">企業や組織は、どのように人々のデータが使われるかということについて、個人の選択を尊重しなくてはなりません。</span><br/><span style="font-weight:700;">これは、このやりかた（パーソナライズ広告をするために個人情報を収集、使うこと）で個人のデータが使われることをopt out(オプト・アウト／断る)する明確な方法がひとびとに与えられているということです。</span><br/><span style="font-weight:700;">もし、人々が、組織や企業が、個人情報を収集・使うことを停止する要求を、組織や企業が遵守しないと信じられる状況であれば、私たち（ICO）に苦情をあげることができます。</span></p></div><p></p></div>
</div></div></div></div></div></div> ]]></content:encoded><pubDate>Mon, 07 Apr 2025 16:22:11 +0000</pubDate></item><item><title><![CDATA[AI生成された子供の性虐待イメージへの新たな法律の制定 ー イギリス]]></title><link>https://www.thegreencatalyst.com/blogs/post/20250205</link><description><![CDATA[<img align="left" hspace="5" src="https://www.thegreencatalyst.com/files/Blog after 20230324/pexels-markusspiske-298825.jpg"/>２０２５年２月１日づけで、The Home Office （ホームオフィス／イギリス内務省）の女性内務大臣Yvet Cooper（イヴェット・クーパー）さんが、AI（Artificial Intelligence／人工知能）によって生成された子供の性的虐待イメージの脅威をタックルする４つの新しい法律 ]]></description><content:encoded><![CDATA[<div class="zpcontent-container blogpost-container "><div data-element-id="elm_FP1OraMqSZinUtHxK6fyUg" data-element-type="section" class="zpsection "><style type="text/css"></style><div class="zpcontainer-fluid zpcontainer"><div data-element-id="elm_qU5mI1NzQtymic4-YsELDQ" data-element-type="row" class="zprow zprow-container zpalign-items- zpjustify-content- " data-equal-column=""><style type="text/css"></style><div data-element-id="elm_UQXy9XlBR-myOcxWsi5rYA" data-element-type="column" class="zpelem-col zpcol-12 zpcol-md-12 zpcol-sm-12 zpalign-self- "><style type="text/css"></style><div data-element-id="elm_cHXfBAW_Ra-f5mMzk4EjGg" data-element-type="heading" class="zpelement zpelem-heading "><style></style><h2
 class="zpheading zpheading-align-center " data-editor="true"><div style="color:inherit;"><h1 style="margin-bottom:18px;font-weight:700;">AI生成された子供の性虐待イメージへの新たな法律の制定 ー イギリス</h1></div></h2></div>
<div data-element-id="elm_sIkIMkb0RGSCq4Z1yTHGOQ" data-element-type="text" class="zpelement zpelem-text "><style></style><div class="zptext zptext-align-left " data-editor="true"><div style="color:inherit;"><p style="margin-bottom:36px;">２０２５年２月１日づけで、The Home Office （ホームオフィス／イギリス内務省）の女性内務大臣Yvet Cooper（イヴェット・クーパー）さんが、AI（Artificial Intelligence／人工知能）によって生成された子供の性的虐待イメージの脅威をタックルする４つの新しい法律を制定することをアナウンスしました。<br/>国営放送BBCの記事は<a href="https://www.bbc.co.uk/news/articles/c8d90qe4nylo" target="_blank">ここ</a>から。<br/><br/>子供に該当するのは、１８歳までの子供で、男女どちらもが該当します。<br/><span style="font-weight:700;">日本の子供や女性に対する性犯罪に対する法律は、イギリスや他のヨーロッパと比べて信じられないくらい緩いか存在せず、イギリスでは違法なことの多くが日本では合法</span>なため、犯罪率だけでは、安全性の比較はできないことは留意しておく必要があります。<br/>また、日本では往々にして、法律が存在してもそれを監視・監査・調査する公的機関がなかったり、公的機関があっても、その公的機関の役員が監査される対象の企業や業界と深くつながっていたりして、機能していない場合もあります。<br/>法律を破ったときの明確な罰則がなかったり、破っても非常に軽い罰則だったり、その罰則を施行する仕組が不明確だったりする傾向が強いことは知っておく必要があります。<br/>イギリスやヨーロッパでは、基本は、法律が制定・改変される場合には、法律が守られているかどうかを監視する公的機関、法律が守られていないときの罰則、どの機関が罰則をどのようにどういった期間で施行するか、訴える場合の仕組等が明確に定められています。<br/>そうでないと、法律をもつ意味がありません。<br/>法律があるのに、誰もまともに監視しないし、違反しても罰則はないか、あっても非常に軽く、施行されない可能性も高いと、法律違反を行う企業や人々は増え、誰にとっても危険な社会となります。<br/>もう一つの日本の特徴は、誰でもが同等の権利をもっていると憲法でも定められているにも関わらず、自分の権利を知ることを阻害され、正当な権利を正当に実行しようとすると、社会的なプレッシャーを受け、社会から疎外されることの多い現状です。<br/>たとえば、残業時間の上限が法律で規定されていても、それを破っている企業はたくさんあるにも関わらず、多くは逃げ切っていることからも明らかでしょう。<br/><br/>また、日本社会では、性加害にあった被害者に「恥」を押し付けて沈黙させますが、イギリス・ヨーロッパでは、<span style="font-weight:700;">性加害を行ったひとが１００パーセント悪い（これは加害者が選択したことで、加害をしない選択もできたし、そうするべきだった →加害の責任を法律に沿ってきちんと取らせるべき）</span>、というのは浸透しているし、被害者が犯罪を正式に訴えることを助ける機関も多く存在し、<span style="font-weight:700;">普通の人々も、加害者を訴える被害者を、勇気ある行動をとった人として応援</span>してくれます。<br/><br/>「日本は安全な国」というのが、完全に偽りの神話であることは、普通にヨーロッパで暮らすとよく分かります。<br/>そもそも、痴漢が毎日どこでも起こっている社会が安全なわけがありません。<br/>「日本は（子供や女性に性加害を行う人々にとって、加害を行ってもほぼ責任をとらなくて済む）安全な国」というほうが正確な気がします。<br/>ここには、子供や女性の社会的な地位やひととしての価値が、（大人の）男性に比べて著しく劣っていると見なされていることが、社会に浸透しきっていることが、法律にもあらわれているといえるのではないでしょうか。<br/>これは、明らかに言語化されるわけではなく、家庭の中で妻・母が奴隷のように顎でつかわれたり、姉妹は遠くの大学への進学は許されないけれど、兄弟は能力に関わらず教育にお金をつぎこむ、広告やテレビドラマで女性はいつも頭が悪く優秀な男性に助けてもらわないと何もできない等、さまざまな場所から吸収します。<br/>いったん、ヨーロッパで誰もが対等で同じ権利と自由がある、という状況に慣れると、日本の極端な男性至上主義がみえてきます。<br/>これは多くの女性も内在化していて、女性もこの構造を保持する役割を果たしています。<br/>「女性は（男性に）従属・隷属する存在で、男性は権威を独占的にもつ存在」と疑問なく受け入れられている社会だと、権威には、歯止め・抑制がなく、とても簡単に権力濫用が起こり、女性や子供に虐待がおこる文化をつくりだします。<br/>男性は何をやっても逃げ切れると思い、実際に逃げ切れます。<br/>ここでいう男性とは、大きなグループとしての男性であり、このグループに入らない個人男性もいれば、グループの中にいても他の男性とは違った行動を取る少数派、女性でもこの男性グループの下位に入りこんで同じように権威をふりまわし自分より立場の弱い女性や子供、若い男性等を不当に悪く扱う少数派の人々もいるでしょう。<br/>私たち一人一人がこの仕組・構造に気づき、変えていく必要があります。<br/><br/>テクノロジーの進化は新たな病気の治療方法の発見等、喜ばしいことも多くもたらしますが、新たな犯罪もあらわれます。<br/>テクノロジーに追いつくのではなく、<span style="font-weight:700;">テクノロジーが悪用される前に、その根っこを止めようというのが、今回の法律の提案</span>です。<br/><br/>子供の性的虐待の素材（child sexual abuse material(CSAM)）をつくるようにデザインされたAIツールを所有、つくる、配布することは違法となります。最高５年間の禁固が課せられる予定です。<br/>このCSAMには、部分的、或いは完全にコンピューター生成されたもので、実際のイメージ（実在する人の写真等）をヌードにするソフトウェアや、子供の顔写真を別の人のイメージの上におきかえる等も含みます。<br/><br/>また、子供に性的虐待を行うマニュアルを持っていることも違法となり、最高３年の禁固となる予定です。<br/><br/>子供の性虐待の映像は、外国（The UKの国外）で生成されることも多いため、the Border Force（ボーダー・フォース／国境警備）が、イギリスに入国する人々に対して、疑いがあると判断すれば、電子機器（PCや携帯電話等）をチェックする権利も与えられます。<br/><br/>The National Crime Agency（NCA）によると、オンライン上で子供に対しての脅威を与えたということで逮捕されたのは、毎月８００件ほどで、The UK全体（イギリス、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドー合計人口は日本人口の約半分）では、約８４万人がオンライン・オフラインで子供に性的な危険を及ぼす可能性があると見られています。<br/>これは、大人人口の約１．６パーセントです。<br/>Paedphilies（ペドフィリア／小児性愛好者）が子供の性虐待のイメージや内容をシェアしたり、どのように子供をグルームするかをアドヴァイスするようなウェブサイトも違法となります。<br/><span style="font-weight:700;">法律を定めるだけでなく、それがきちんと施行されていることは、とても重要</span>です。<br/><br/>日本では子供の性的なイメージの所持は、漫画等の二次元だったり、実在の子供でなければ違法ではないと思うのですが、イギリスでも、多くのヨーロッパの国々でも違法です。<br/>実在しない子供のイメージや、実在しないボディーに実在の顔が合成されたイメージは誰も傷つけないといった詭弁をつかう人もいるかもしれませんが、実際に、合成されたイメージをもとに、そのイメージを流されたくないなら金を払え等の脅しを行う犯罪も起きています。<br/>合成されたイメージは、多くがとてもリアルにみえるもので、合成されたイメージを拡散されて、実像ではなくても、その合成されたイメージが原因で学校へ行けなくなったり、外出できなくなった子供たちもいます。<br/>ときには子供たちの個人情報（名前や携帯番号など）がある場合もあり、どんな子供も受け取るべきではない、ひどい性的なメッセージが送られてきたりして、被害が大きくなる場合もあります。<br/><span style="font-weight:700;">普通に考えれば、子供を性的なオブジェクトとして、消費・搾取することが間違っていることは明らか</span>です。<br/>子供は性的なことをしたいという欲望をもっていて、性的なことをしたいと判断できる能力をもっていると間違った歪んだ認識をもっている人々は、子供への性虐待を再犯する確率がとても高いそうです。<br/>この<span style="font-weight:700;">歪んだ認識は、育っていくなかで、社会から学ぶ・自然と吸収していることであること</span>は覚えておく必要があります。<br/>日本のようなひどいレベルの痴漢行為は、少数の国でしか起こりません。<br/>日本では、長年の間、痴漢行為は社会の中でNomarlise(ノーマライズ／当然・自然に起こることと)され、実際に加害者が社会からかばわれることが多く、被害者が責められる構図ができあがっています。そうなると、加害者はほぼ確実に責任を取ることがないと確信できるので、犯行を止めるものはないでしょう。<br/>また、子供や女性も、それを内在化し、ひどい性犯罪なのに、それを性犯罪だと認識することすら難しくなるかもしれません。<br/>親にいえば被害者である自分のせいだといわれ、警察からは相手にもされないと、無力感に陥るしかないかもしれません。<br/>セクシャル・ヴァイオレンス（痴漢やセクシャル・ハラスメント、子供への性虐待ー着衣のままでも性的なことを想起させるようなポーズや表情をさせる等も含む）に、ヒエラルキーをつけて、レイプじゃないのだからたいしたことない、という詭弁にもっていくのは、加害者を助けて、加害者に加担していることになります。<br/><span style="font-weight:700;">どんなセクシャル・ヴァイオレンスも起こるべきではなく、すべての加害はストップされなければなりません</span>。<br/>日本だけでなく、多くの経済が発展した国々では、自殺率は男性のほうが高い傾向があるものの、女性がうつ病などの精神疾患をかかえる率はとても高く、社会の不正義に苦しんでいる場合に、女性は自分を責めざるをえない状況においやられることを指摘している専門家もいます。<br/><br/>イギリスだと、子供に性的な興味をもってしまうことに悩んでいたら、それを相談できるチャリティーがあります。<br/><a href="https://www.lucyfaithfull.org.uk/" target="_blank">The Lucy Faithfull Foundation</a><br/>匿名での相談が可能です。無料でダウンロードできるリソースもあります。<br/><br/>加害してしまう前、加害してしまうかもと不安になったとき、相談できる場所があることは大切です。<br/>彼ら・彼女らはモンスターのようなほかの世間の人々とは大きく違うわけではありません。<br/>普通に私たち社会の一員です。<br/>彼らが<span style="font-weight:700;">加害をしなくてすむよう、サポートすることは大切</span>です。<br/>また、子供に性的な興味を持つことを奨励したり、当たり前のようにする社会にしないことはとても重要です。<br/>子供に性的な興味を持つことを奨励する環境というのは、子供の性的虐待のイメージ（実在する子供のイメージ・合成された子供のイメージ・大人が子供のふりをしたイメージや映像）が当たり前のようにオンラインや紙面に存在する社会です。<br/>また、それらを簡単に売買できる環境です。<br/>上記のThe Lucy Faithfull Foundationでは、近年、AIを使用した子供の性的なイメージの作成・所有について、混乱した相談が寄せられるそうです。<br/>たとえば、女性から「自分のパートナーがAIで生成された子供の性的なイメージをダウンロードしているのを見たが、実在しないから犯罪じゃないのだろうか、それとも犯罪なのだろうか？」といったものですが、これは犯罪です。<br/>また、多くの人々が子供の性的虐待イメージを生成するのは、それを買う人々がいて、お金儲けになるからです。<br/><span style="font-weight:700;">なぜ、子供の性的虐待イメージや映像をみたいという残酷な気持ちになる人々がいるのか、よく考えることは社会としても大切</span>です。<br/>子供の性的虐待イメージや映像を買う人々が全くいなくなれば、イメージや映像の数は大きく減るでしょう。<br/><br/><a href="https://www.iwf.org.uk/" target="_blank">IWF</a>（Internet Watch Foundation）では、<span style="font-weight:700;">AI生成された子供たちの性虐待イメージが生成されれば生成されるほど、普通のOpen Webでも子供の性虐待イメージが蔓延すると警告</span>しています。<br/>IWFの最新のデータでは、AI生成されたCSAMは、２０２４年には、２０２３年から３８０パーセント増加したそうです。（２０２３年には５１件、２０２４年には２４５件ーどの件も数千ものイメージを含んでいる）<br/><br/><a href="https://www.iwf.org.uk/" target="_blank">IWF</a>（Internet&nbsp;Watch Foundation）の暫定最高責任者のDerek Ray-Hill（デレック・レイヒル）さんは、「<span style="font-weight:700;">AIコンテンツが(広く手軽に)入手できることは、さらに子供への性的加害を加速します。これは、加害者をさらに大胆な行動に走らせ、加害を励ますことになります。これは、実在する子供たちをさらに危険な状態へと追いやります</span>。今回の法律の設定・変更については、AIを使用した子供への性加害を防ぐことにはまだまだやるべきことがあるとはいうものの、<span style="font-weight:700;">重要なスタートポイント</span>だとして歓迎します。」</p><p style="margin-bottom:36px;"><span style="font-weight:700;">【参考】</span><br/>https://www.thegreencatalyst.com/blogs/post/20241031<br/>漫画やアニメだろうと、AIで合成されたものだろうと、子供たちを性的なオブジェクトとしてみたり、大人の性的興奮をよびおこすために（子供たちを）使うことを(社会の基準と照らし合わせて)正当だとみなすことは、完全に受け入れられないことです。<br/><span style="font-weight:700;">より多くの子供の性的虐待イメージを作りだすことを奨励したり助けることによって、子供の性的虐待を減らせるわけではありません</span>。<br/><span style="font-weight:700;">実際に存在する子供だろうと、そうでなかろうと、子供の性的虐待イメージや動画があること自体を（社会として）許してはいけません</span></p></div></div>
</div></div></div></div></div></div> ]]></content:encoded><pubDate>Wed, 05 Feb 2025 16:22:46 +0000</pubDate></item><item><title><![CDATA[AIを使った子供の性的虐待イメージ作成へのイギリスの対応・取組]]></title><link>https://www.thegreencatalyst.com/blogs/post/20241031</link><description><![CDATA[<img align="left" hspace="5" src="https://www.thegreencatalyst.com/files/Blog after 20230324/pexels-pixabay-159579.jpg"/>最近、イギリスでは、AIを使用して子供（イギリスでは１８歳以下が子供）の性的虐待イメージを作っていた２７歳の男性、Hugh Nelson（ヒュー・ネルソン）さんが １８年の懲役刑 となりました。 出所した後も、一生、Sex Offender（性犯罪者）リストに記載され、長い間、子供や女性にあうことも制限さ ]]></description><content:encoded><![CDATA[<div class="zpcontent-container blogpost-container "><div data-element-id="elm_wf2k_btERJeCRN__MYCOBg" data-element-type="section" class="zpsection "><style type="text/css"></style><div class="zpcontainer-fluid zpcontainer"><div data-element-id="elm_xpmFKIiQSASWclTjU9R2nA" data-element-type="row" class="zprow zprow-container zpalign-items- zpjustify-content- " data-equal-column=""><style type="text/css"></style><div data-element-id="elm_B07642BxQ8m53-1Sjf3qnA" data-element-type="column" class="zpelem-col zpcol-12 zpcol-md-12 zpcol-sm-12 zpalign-self- "><style type="text/css"></style><div data-element-id="elm_wreKYDHVS0yVcza6NsIEEg" data-element-type="heading" class="zpelement zpelem-heading "><style></style><h2
 class="zpheading zpheading-align-center " data-editor="true"><div style="color:inherit;"><h1 style="margin-bottom:18px;font-weight:700;">AIを使った子供の性的虐待イメージ作成へのイギリスの対応・取組</h1></div></h2></div>
<div data-element-id="elm_oMqt4W4uQfe8l1f47ynPFg" data-element-type="text" class="zpelement zpelem-text "><style></style><div class="zptext zptext-align-left " data-editor="true"><div style="color:inherit;"><p style="margin-bottom:36px;">最近、イギリスでは、AIを使用して子供（イギリスでは１８歳以下が子供）の性的虐待イメージを作っていた２７歳の男性、Hugh Nelson（ヒュー・ネルソン）さんが<span style="font-weight:700;">１８年の懲役刑</span>となりました。<br/>出所した後も、一生、Sex Offender（性犯罪者）リストに記載され、長い間、子供や女性にあうことも制限されます。<br/><br/>イギリスのDurham University（ダラム大学）で、女子と女性への暴力について研究・政策へのアドヴァイスも多く行っている女性教授、Clare McGlynn（クレア・マグリン）さんが、イギリスの独立系新聞ガーディアン紙のポッドキャストで、興味深い見解と、どうやってこの犯罪を防ぐことができるかを語っていました。<br/>ポッドキャストは無料で、<a href="https://www.theguardian.com/news/audio/2024/oct/30/ai-images-child-sexual-abuse-and-a-first-prosecution-of-its-kind-podcast?" target="_blank">ここ</a>から聴けます。<br/>ちなみに、どんな状況であっても、「<span style="font-weight:700;">加害者が１００パーセント悪く、被害者は１００パーセント悪くない（加害者は加害をしないという選択肢があったのに、加害することを選択したが、被害者に加害のターゲットにならないという選択肢はない）」というのは、社会でも普通のノーム（風潮）</span>なので、それを前提に話しています。<br/>これは、日本では、なかなか想像がつかないのでは、と思いますが、イギリスも他のヨーロッパの国々も、多くの女性が闘い続けて勝ち取ってきたもので、どの地域でも文化でも、<span style="font-weight:700;">社会の風潮を変えることは可能</span>です。<br/>日本では、性的加害にあった子供や女性が恥を負わされることが多いと思いますが、ヨーロッパ全般では、<span style="font-weight:700;">恥を負うべきなのは加害者であって、被害者にはなんら恥ずかしいことはない</span>、と言う捉え方が普通です。<br/>イギリスだと、夫が子供に性的虐待を行ったとき、妻が子供の味方として証言することがごく普通で、犯罪を行った夫をかばって子供を黙らせようとする傾向は絶対にないとはいえませんが、非常に低い印象があります。<br/>子供への性的虐待については、イギリスでは時効がないため、虐待が起こった３５年後に、父親を訴え、裁判で勝利を勝ち取った<a href="https://www.theguardian.com/lifeandstyle/article/2024/aug/20/carol-higgins-father-abuse-how-we-survive" target="_blank">ケース</a>（※）もあります。<br/>彼女は、勇気がある行動をしたということで讃えられることはあっても、「歳のとった父親を牢獄に入れるなんて」や「学校に行くお金を払ってくれたのは父親なのに」といった言葉は全く聞きません。<br/>多分、そういった発想すらありません。<br/>親には子供をもつ・もたないという選択がありますが（犯罪や夫婦間での身体的・精神的な暴力で妊娠・出産させられた場合等を除いては）、子供には生まれてこない選択や、親を選ぶ選択肢はありません。<br/>そのため、子供が学校に行くお金を出したり、子供の心身の安全を守るのは親の最低限の役目である、というのは当たり前のこととして認識されていて、生まれた瞬間から親に借りがある、という日本的な発想は、理解できないと思うし、実際、そういう間違った思い込みは、誰もが捨てることを選択できます。<br/>基本は、父親は、子供だった彼女に<span style="font-weight:700;">犯行を行うという選択をしたので、その責任を取る必要があるのは当然</span>だということです。<br/><br/>また、何が子供の性的虐待イメージなのか、という部分でも、日本と大きく異なります。<br/>クレアさんもポッドキャストの中で明言していますが、この<span style="font-weight:700;">イメージに使われた子供が実在しない場合でも（例／漫画やアニメ、AIで顔も身体もすべて人工的に生成されたイメージの場合等）、この法律は適用され、違法・犯罪行為となります。</span><br/>その理由については、後述します。<br/>また、性的虐待イメージには、着衣であっても性的なことを想起させるようなポーズを取らせるといったことも含まれています。<span style="font-weight:700;">特定の身体の部位が出ているかどうか、といったことはポイントではありません。</span><br/><span style="font-weight:700;">子供が性的なオブジェクトとしてみなされ、大人の性的な興奮をよびおこすために使われている、というところが焦点</span>となります。</p><p style="margin-bottom:36px;">クレアさんは、このAIを使用した子供の性的虐待イメージは２０１７年以降、どんんどん増えており、今後も増え続けていくと予測しています。<br/><span style="font-weight:700;">大事なのは、加害者に焦点をおいて、加害者が加害をしないようにすること、子供の性的虐待イメージがあふれている社会を変える必要があること</span>としています。<br/><br/>１８年の懲役刑が手渡されたヒューさんは、モンスターではなく、両親の住む家の子供部屋に住んでいる２７歳の、ごく普通にみえる男性です。<br/>ヒューさんが警察に対して答えているのも、年齢にしては少し子供っぽいように聞こえる気もしますが、大学のグラフィック・デザインを卒業したものの、仕事をしていなく、友達もいなくて孤独で、たまたま主流のポルノグラフィー（合法でオープンなもの）をみていたときに、児童虐待のイメージが出てきたのがきっかけで、合法でオープンなソフトウェアを使って、（性的な）子供のキャラクターを作り、それがオンラインでのコミュニティーの人たちから認められて、自分のいばしょとなったことが、この犯罪にのめりこんで、どんどん深みにはまっていったことの大きな原因だそうです。<br/>実際、彼が課金していたのは非常に少ない額で、お金儲けではなく、承認欲求から行っていた、というのは事実なのかもしれません。<br/>ただ、意図がどうであれ、子供や社会に害を与えたのは事実です。<br/>依頼主は、自分の娘や姪の写真を送ってきて、依頼主のつくった物語にあうように身体を合成し、キャラクターをつくり、物語（性虐待）に沿ってそのキャラクターを動かす、といったものが含まれているそうです。<br/>依頼主は全世界にわたっているため、実際に被害にあっている子供がいるか（すぐに助ける必要がある）を、それぞれの国の警察と協力しながら進めているそうです。<br/><br/>クレアさんは、多くの人々にとって、一生懸命に探して子供の性的虐待のイメージにたどりつくのではなく、合法でオープンなウェブサイト（主流の合法なポルノグラフィックのサイト等）をみているときに、子供の性的虐待のイメージに遭遇することが多いことを指摘していました。<br/>ここから、徐々に、のめりこむ人々もいます。<br/>AIソフトウェアは、結局、既存の情報から学習しています。<br/>そのため、子供（女子・男子）、女性を性的なオブジェクトとして消費するような現代社会では、子供や女性の性的虐待イメージが非常に多く存在します。<br/>AIの学習情報として、こういった性的虐待イメージを取り除こうとする努力をしている場合もありますが、社会という土壌が変わらない限り、完全に取り除くことは不可能です。<br/>クレアさんによると、「Women（女性）」と検索をかけると、多くの性的イメージ（虐待も含む）が出てくるそうです。<br/>プラットフォームも性的虐待イメージを厳しく取り締まることと同様に、私たち一人一人も社会を変えていく必要があります。<br/><br/>クレアさんは、よくある質問「これ（子供の性的虐待イメージ）は被害者のいない犯罪、イメージはリアルではなく、このイメージをつくっているときに誰も傷ついていない」を聞かれたときに、どう答えますか、と聞かれて以下のように答えていました。<br/><br/>子供の性的虐待イメージの中には、実際に過去に性的虐待をされたときのイメージや動画を二次的に使ったものも含まれています。また、普段の家族写真等から勝手に画像を使われたり盗まれたりして、性的なイメージに使われた場合もあります。<br/>これらの子供たちは、その性的な画像をみたときに、圧倒的に深く傷つきます。なぜなら、これは信頼、特に大人たちに対して信頼を失うことであり、また、画像が一度でまわれば、それを完全に消去することはほぼ不可能です。<br/>これらの<span style="font-weight:700;">子供の性的虐待画像をみたり使ったりしている人たちは、その行為をするたびに、子供たちに虐待を行っている</span>ことになります。<br/>そして、この虐待には終わりがありません。<br/>過去に性的虐待を受けた人々にとっては、過去の性的虐待の画像や動画の上に、さらに何かをつけ加えたり、変えたりして、さらに新しい虐待が上乗せされます。<br/>これらはよく、Virtual Crime（ヴァーチャル・クライム）とよばれますが、これはヴァーチャルではありません。<br/>これは、<span style="font-weight:700;">現実の子供たちにとって現実の世界での結果を伴う犯罪</span>なのです。<br/><br/>クレアさんは、よくある質問「漫画やアニメ、AIで合成された子供の虐待イメージで、実際には誰も傷つかない、ときには実在している子供たちに性的虐待を行いたい人たちを（性的虐待イメージを見ることで発散し）、実際の犯罪を減らすことを助けている」には、以下のように答えていました。<br/><br/>漫画やアニメだろうと、AIで合成されたものだろうと、子供たちを性的なオブジェクトとしてみたり、大人の性的興奮をよびおこすために（子供たちを）使うことを(社会の基準と照らし合わせて)正当だとみなすことは、完全に受け入れられないことです。<br/><span style="font-weight:700;">より多くの子供の性的虐待イメージを作りだすことを奨励したり助けることによって、子供の性的虐待を減らせるわけではありません</span>。<br/><span style="font-weight:700;">実際に存在する子供だろうと、そうでなかろうと、子供の性的虐待イメージや動画があること自体を（社会として）許してはいけないのです</span>。<br/><br/>また、クレアさんは、子供をもっている親からのよくある質問「友人や親族と共有した写真の中には、家族写真で子供が映ったものもあった。この犯罪に使われたらどうしよう、子供に申し訳ない」には、以下のように答えていました。<br/><br/>私たちは、<span style="font-weight:700;">写真を悪用して、性的虐待イメージをつくる加害者に焦点を向けるべき</span>です。<br/>現在では、おおくの場所でプロファイルが必要で、それをもっていない人はほぼいません。<br/>私は、犯罪が起きたときに、親や家族が自分たちが責められるべきで、自分たちが何らかのアクションをとらないといけない、と思ってほしくありません。<br/>私たちは、<span style="font-weight:700;">加害者が（加害を起こさないよう）焦点をシフトさせる必要があります</span>。<br/><br/>今後について、クレアさんは、いくつかの指摘をしていました。</p><p style="margin-bottom:36px;">子供（１８歳以下）については、法律は現実にかなり追いついている状態ですが、大人については、まだ法律が追いついていない部分があります。<br/>例えば、実際は２０歳（＝大人と分類される）の実在する女性で１３歳か１４歳にしかみえない場合、性的なイメージや動画は、現時点では合法で、主流のポルノグラフィー・サイトから合法的に観ることができますが、私は、これも子供の性的虐待だとみています。法律は、この部分に追い付かないといけません。<br/><br/>また、<span style="font-weight:700;">加害を起こさせないようにするという取組の一つとして、加害をしてしまいそうだというひと（子供も大人も）や、友達が加害をしているかも、といった場合に無名で相談できるチャリティー団体の取組</span>も紹介していました。<br/>このポッドキャストで紹介されていたのは、「<a href="https://www.lucyfaithfull.org.uk/" target="_blank">Lucy Faithfull Foundation</a>（ルーシー・フェイスフル・ファンデーション）」です。<br/>このチャリティー団体のウェブサイトには、子供向けのサイトもあり、何が虐待であるか、どこに相談できるか、実際に加害をしてしまった子供が、自分の行動の結果（＝人を深く傷つけている）を本当の意味で学び、今後は絶対に加害しないと決意した体験談も記載されています。<br/><br/>個人的には、ニュースを聞いていると、倫理も心身も発達段階の子供たちが、現在のテクノロジーではとても簡単に性的イメージが作れてしまうため、興味本位で、誰かが傷つくことを考えずにイメージを作ってシェアしてしまうことも多いように感じます。<br/>子供たちは、早い段階で、<span style="font-weight:700;">加害を行わないよう</span>、加害が実際に人々を傷つけることを、家庭も社会も学校も協力する必要があるでしょう。<br/>イギリス、恐らく他のヨーロッパ地域でも、「被害にあわないようにしましょう」ではなく、<span style="font-weight:700;">いかに加害を防ぐか</span>、<span style="font-weight:700;">加害にあったときにどういう対応をとれるか</span>、<span style="font-weight:700;">加害者にいかに加害の責任を取らせるか（次の加害を起こさせないため）</span>、というところに焦点があるのはごく普通です。<br/>警察のウェブサイトにも、まず最初に「悪いのは１００パーセント加害者で、被害者は１００パーセント悪くなく、恥じることは何もありません」と記載してあります。<br/>なぜなら、前述したように、加害者は加害をするかしないか選択できますが、被害者には加害のターゲットにならないという選択肢はないからです。<br/>また、子供の性的虐待イメージをみたい、という欲求を作り出しているサイトや社会のありかたについては、大人たちもよく考えて、もし子供を性的なオブジェクトとしてみるような発言をする人がいればチャレンジをする、等の行動は必要です。<br/>結局、社会は、私たちひとりひとりからできています。<br/>あなたとあなたの周りの人々の考えや行動が変わるだけでも、それは、いつか全体の変化へとつながります。<br/><br/>（※）英語の記事だけしかありませんが、父親から逃げ出し、義務教育の終わる１６歳で、なんとか縫製工場の面接にいったものの、PTSDで身体全体のの震えが止まらず、雇えないといわれて、抑えきれず泣き出し、父親からの加害のこと等をすべて話したそうです。マネージャーは、彼女にチャンスを与えることを合意し、その後も、ずっと支えてくれたそうです。それと同時に、同僚の同い年ぐらいのジュリーさんが、<a href="https://rapecrisis.org.uk/" target="_blank">Rape Crisis</a>（レイプ・クライシス）の存在を教えてくれ、毎週金曜の夜、仕事が終わった後、このグループカウンセリングにジュリーさんもよくついてきてくれて、支えてくれたそうです。また、父親から、父親と彼女のイニシャルの入れ墨を背中に彫られていたのを消すのに６年ほどかかったそうですが、この治療にもジュリーさんは、いつもついてきてくれたそうです。彼女の困難な人生の中で、人を信用することを失わないですんだのは、ジュリーさんという親友に会えたという運もあるのかな、と思います。<br/>彼女は、加害を受けた当時から３５年以上たつ現在でもセラピーに通っているそうですが、父親の有罪判決のあと（懲役刑）、やっとGrieve（グリーブ／悲しむ）することができそうだと語っていました。</p></div></div>
</div></div></div></div></div></div> ]]></content:encoded><pubDate>Mon, 18 Nov 2024 17:02:51 +0000</pubDate></item><item><title><![CDATA[イギリスでの精神医学の進化と、病気と向き合う人々の勇気]]></title><link>https://www.thegreencatalyst.com/blogs/post/20240819</link><description><![CDATA[<img align="left" hspace="5" src="https://www.thegreencatalyst.com/files/Blog after 20230324/pexels-mareefe-1298613.jpg"/>ラジオというと、なんだかアンティークなものに感じられるかもしれませんが、料理をしながら、朝食をとりながら、といったときに、いつもイギリスの国営放送BBC Radio4をかけっぱなしにしています。 ポッドキャストだと選ばないような話題もあって、このランダムさが面白いと感じます。 ある日、聞いていると、「 I ]]></description><content:encoded><![CDATA[<div class="zpcontent-container blogpost-container "><div data-element-id="elm_9JoUpY4LQyq1WO-hdXHaOA" data-element-type="section" class="zpsection "><style type="text/css"></style><div class="zpcontainer-fluid zpcontainer"><div data-element-id="elm_5n_4u7hwRGGnR-32vOctrg" data-element-type="row" class="zprow zprow-container zpalign-items- zpjustify-content- " data-equal-column=""><style type="text/css"></style><div data-element-id="elm_dNRVFphdTLCZf_DOseYWcg" data-element-type="column" class="zpelem-col zpcol-12 zpcol-md-12 zpcol-sm-12 zpalign-self- "><style type="text/css"></style><div data-element-id="elm_hg5FVKMRS8ChXCxUvMnP_Q" data-element-type="heading" class="zpelement zpelem-heading "><style></style><h2
 class="zpheading zpheading-align-center " data-editor="true"><div style="color:inherit;"><h1 style="margin-bottom:18px;font-weight:700;">イギリスでの精神医学の進化と、病気と向き合う人々の勇気</h1></div></h2></div>
<div data-element-id="elm_YwZPtu8yScCC0T333NKvyg" data-element-type="text" class="zpelement zpelem-text "><style></style><div class="zptext zptext-align-left " data-editor="true"><div style="color:inherit;"><p style="margin-bottom:36px;">ラジオというと、なんだかアンティークなものに感じられるかもしれませんが、料理をしながら、朝食をとりながら、といったときに、いつもイギリスの国営放送BBC Radio4をかけっぱなしにしています。<br>ポッドキャストだと選ばないような話題もあって、このランダムさが面白いと感じます。<br><br>ある日、聞いていると、「<a href="https://www.bbc.co.uk/sounds/play/m0020xrm" target="_blank">Is Psychiatry&nbsp;Working？</a>（精神医学は機能しているのか）」という３０分ほどの番組で、schizophrenia(スキッツォフォレニア／精神分裂病)と診断され３０年ぐらいたつ中で、声が聞こえる人々（幻聴がきこえて困難を感じている人々）をサポートする機関「<a href="https://www.hearing-voices.org/#content" target="_blank">Hearing Voices Network - UK</a>」でファシリテーターとしてボランティアとして働くことからはじめ、Chair(チェア／議長)として抜擢され働いた後、現在はフリーランスのトレイナー、コンサルタント、リサーチャーとして働く傍ら、大学の博士課程の学生でもある、Rachel Waddingham（レィチェル・ワディンガムー自分のことをRaiと呼んでいたので、レイさんと表記します）が登場していました。<br><br>レイさんのお話は、勇気にあふれ、病気に対する偏見を打ち砕くものでした。</p><p style="margin-bottom:36px;">レイさんは現在５０歳をこえていると思うのですが、大学生のときに、友達の家に泊っているとき、突然、中年の男性３人が、レイさんについて話しているのが聞こえ始めたそうです。<br>最初は、隣の家やどこか近くに、この人たちがいるに違いない、と思って探してはみたものの見つからず、その日は疲れて眠ったものの、次の日もその３人の声は聞こえ続けたそうです。<br>レイさんは、スパイされている、と感じて誰にも相談することもできず、食料品を買う時もそこには毒が入っている、といった会話が聞こえてきて、ご飯も食べられなくなり、出かけることもできなくなり、結局精神病院への緊急入院となったそうです。<br>その後、なんとか持ち直し、大学へ戻ったものの、また同じような状態となり、２０代の間に２０回以上、精神科への入院となったそうです。<br>精神病院での経験を聞かれ、レイさんのことを１００パーセント受け止めてくれた、と感じられる人々もいれば、レイさんの経験（声がきこえる）を「怖い」と思っているのが伝わってくるような医療従事者もいて、経験はさまざまだったと言っていました。<br><br>ある日、新聞に、精神分裂病のひとがほかの人々を傷つけるような事件を起こしたのを読んで、自分が誰かを傷つけるなんて考えたこともなかったけれど、怖くなって、ロンドンにあった、現在の<a href="https://www.mind.org.uk/" target="_blank">Mind</a>とよばれるUKで恐らく最大のMental Illness(メンタル・イルネス／精神疾患・心の病)をサポートするチャリティー団体のドアをたたき、自分が精神分裂病で、不安に思っていることを話します。<br>スタッフは、全く驚いた様子はなく、紅茶をすすめてくれ、ゆっくりとレイさんの話を聞いてくれたそうです。<br>そこで、レイさんのように、声が聞こえる人々のサポートネットワークがあることを知らされて、そこに参加してみてはどうかと提案されますが、レイさんは、そのときは深く考えなかったそうです。<br>この後に再び調子が悪くなり病院へ収容されることになったとき、このサポートグループのことを思い出して、連絡を取ると、このサポートグループの担当者が迎えにきてくれました。<br>ここで、レイさんの人生は大きく変わります。<br><br>このサポートグループに参加している人々は、みんなレイさんと同じで、「声」が聞こえる人々です。<br>彼らは、レイさんの「声が聞こえる」ということを全く疑いもしないし、真正な興味をもって、レイさんがどういった声を聞いているのか、調子が一気に悪くなったのはどういうときだったのか、等を聞いたそうです。<br>振り返ると、自分が一気に調子が悪くなったのは、大学へ戻ってすぐ等の、自分にとって大きくストレスがかかっている時期が多いことにも気づき始めました。<br><span style="font-weight:700;">ほかの人々の体験を聞くことも、自分の症状を怖がったり、避けようとするのではなく、純粋に興味をもって、みるきっかけ</span>ともなりました。<br>同時に、レイさんは、同じように声が聞こえる人々の性格も職業もさまざまで、声が聞こえていても、それとバランスをとってつきあい、自分のやりたいことをやる選択肢があることにも気づきます。<br>実際、声が聞こえながらも、<a href="https://www.hearing-voices.org/voices-visions/famous-people/#content" target="_blank">俳優や作家として活躍しているひと</a>はかなり存在します。<br>レイさんの長い間の思い込みは、「モンスターが自分の中にいて、出てくる→レイさんは（精神科の）檻の中に入れられて、薬を飲む・治療を受ける → モンスターはおとなしくなる → またモンスターが出てくる、の繰り返し」だったそうですが、これはモンスターではないことに気づきます。<br><br>レイさんは、まだ声が聞こえるけれど、声が聞こえてレイさんにネガティヴなことを言っていても（「レイ、きみはいつも間違ってる、きみにはそんな難しいことは、できないよ」等）が聞こえても、かまわずに自分がやりたいことを続けることができるようになったそうです。<br>レイさんは、この症状をもたないことを選択できたわけではないのですが、今は、<span style="font-weight:700;">この「声が聞こえる」という症状は、自分が選択しなかったextended family（エクステンティッド・ファミリー／近親者を含む広い親族）で、dysfunctional(ディスファンクショナル／機能不全)だけれど、自分の一部である</span>と思っているそうです。<br><br>レイさんには、薬の量を多くして声が聞こえることをかなり抑え込むことも可能なのですが、そうすると、自分がやりたいことに影響が出るので、自分がやりたいことができる、ということを優先して、<span style="font-weight:700;">声は聞こえるけれど、バウンダリーをもうけて、自分のなかで、「おじさんたち、聞こえてるよ。でも、私は私のやりたいようにやるからね。」と言って、自分のやりたいことにフォーカス</span>することを編み出したそうです。<br><br>The UK（イギリス、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの連合４か国）では、Psychosis（サイコーシス／精神病）に関する考え方も、ここ２０年～３０年ぐらいでかなり進化したそうです。<br>この番組に登場していた精神科医の<a href="https://www.birmingham.ac.uk/staff/profiles/psychology/broome-matthew" target="_blank">Matthew Broom</a>（マシュー・ブルーム）さんは、その変化には、大きくは２つの要素があるとしていました。<br>一つは、<span style="font-weight:700;">実際には精神病だとは診断されない一般の人々の中にも、声が聞こえる人々は５～２０パーセントぐらいは存在していて、この人たちは声が聞こえることで苦しんだりしていない</span>そうです。「声」に苦しんでいる人々は、とても意地悪でネガティヴな声を聞くことが多いのですが、この一般の「声」に悩まされていない人々は、「声」はニュートラル（中立）だったり、とてもポジティヴである場合もあるそうです。<br><br>もう一つは、transdiagnostic apparoach（トランスダイアグノスティック・アプローチ）がひろがってきてきて、特定の症状だけに集中して病名を診断して薬を処方、というのではなく、心理的な苦悩や不安で日常生活や人生を送ることが難しいという経験からの回復等を幅広くみて、「声」は、どのぐらいの激しさをもったメッセージをなのか、どのぐらい頻回に聞こえるのかといったことに注目するそうです。<br>「声がきこえる」という症状は、多くの異なった精神病に共通して見られるものでもあります。<br>マシューさんは、精神病への「early intervention(アーリー・インタヴェンション／早い段階での介入)」を目指して行っていますが、なぜ、「声が聞こえる」という症状が起きるのか、という質問に対しては、現在のところでは、１９９０年代に、Chris Frith（クリス・フリス）さんが論文で発表した、「自己幻覚の一種ーSelf monitoring (自己監視)という自分の考えを、外からの声と過ってラベルづけした」という説が主流だそうです。<br>マシューさんは、<span style="font-weight:700;">「声が聞こえる」ことに苦しんでいる患者さんの多くは、深刻ないじめ、ひどい人種差別、子供の頃の虐待や性的虐待といった、逆境・不遇な子供時代を過ごした人が多い</span>としていました。<br>そのため、治療には患者さんのトラウマを意識したケアが行われているそうです。<br>マシューさんは、<span style="font-weight:700;">治療の主眼は、「声」を消し去るのでなく、どのようにその人の生活が機能し、人生が（その人にとって最大限に）花開くことをサポートすること</span>、だとしていました。<br><br>The UKでの治療は、薬の投与やセラピー（ファミリー・セラピーも含む）のほか、まだ<span style="font-weight:700;">トライアル中ではあるけれど、「声が聞こえる」ということに特化して、この「声」に直接対決するセラピーの試み</span>も行われているそうです。<br>この番組に登場していた<a href="https://psychosisresearch.com/doctor/dr-samantha-bowe/" target="_blank">Samantha Bowe</a>（サマンサ・ボー）さんは、<a href="https://psychosisresearch.com/" target="_blank">Psychosis Research Unit</a>（サイコーシス・リサーチ・ユニット）でクリニカル・アシスタント・ダイレクターを務めていますが、この「声」に直接対決するアプローチについて、４つのステージがあるとしていました。<br><br>① Psycho Education（サイコ・エデュケーション／精神学の教育）<br>私たちは、<span style="font-weight:700;">回復の物語</span>のインフォメーションや、<span style="font-weight:700;">「声が聞こえること」はどのぐらい一般的なことなのか</span>といったことをシェアします。（←先述したように、病気だとは診断されない一般の人々の中の５～２０パーセントは「声」を聞いているけれど、それに苦しみを感じていない）<br>同時に、対処方法、例えば自分を落ち着かせるいくつかの方法。を学びます<br><br>② Formulating （フォーミュレィティング／策定）<br>一つ一つの「声」、まず最初に一番支配的な「声」から扱います。私たちは、その声のキャラクター、感情的な変異、それが言っていることの内容等を探索します。ときに、患者さんはその人の人生や生活の中で知っている人と全く同じ声に聞こえるという場合もあります。同時に、声が聞こえることをトリッガーするのは何かを探します。<br><br>③ Dialog （ダイアログ／話し合い）<br>非常によくあることなのですが、「声」の言うことやタイプと、子供時代の虐待や大人になってからの家庭内暴力等の逆境的な体験・トラウマとは直接的な関係性があります。<br>「声」はそのトラウマを体験したときに言われたことと似たようなことを言うかもしれません。<br>私たち（＝セラピスト）は、これは「声」を完全に消し去ることを目的にしているのではなく、「声」との関係性を向上することを助けるものだと明確なメッセージを伝え続けます。<br>私たち（＝セラピスト）は、（積極的に）「声」と関与すると同時に、hearer(ヒアラー／声がきこえるひと＝患者）さんにも、気を配ります。「声」との会話のタイムリミットも設け、仮想的なパニック・シグナルも用意しています。<br>私たち（＝セラピスト）は、患者さんに、しばしば、座る位置を変えたり、別の椅子に座ったりして動くことを勧めています。<br>セラピストは「声」の名前を使って、そのpersona(ペルソナ／人格)に直接話しかけます。ほとんどの患者さんは、この直接的な対話で大丈夫ですが、間接的な対話の場合は、患者さんが「声」がどう言っているかをセラピストに伝えて、「声」とセラピストが会話をする場合もあります。</p><p>④ Consolidation （コンソリディション／まとめ）<br>セラピーの道のりの要約します。<br><br>サマンサさんによると、この「声」に直接対決する、という方法がよく機能した例では、この「声」が意地悪でネガティヴなことばかり言うのにうんざりした患者さんが、この「声」に対して自信をもって言い返したことで、この「声」がポジティヴで問題を一緒に解決するように変わったそうです。<br>サマンサさんが言っていたのは、この方法が機能するためには、患者さんが、<span style="font-weight:700;">「声」を消すのではなく、「声」との関係性を向上させるのだ、という目的をしっかりと理解していることが大事</span>だとしていました。<br><br>レイさんは、最後に「声が全く聞こえなくなること」と「もっとポジティヴな声を聞くこと」の選択があれば、どちらを選ぶか、と聞かれ、後者にシフトするといいなと答えていました。<br>レイさんは、とても思慮深い考察を番組の最後に述べていました。<br><br>私は、「声」は、自分の人生経験の事情や背景からくると思っています。私は誰かを傷つけたいとは思いませんが、私の中には、いじめやトラウマを通して傷ついた自分がいます。もし私がこれら（いじめやトラウマ体験を通して傷ついた自分）に対応することができるならば、私の「声」も落ち着いて、「紅茶を淹れましょうか？」と聞くだけになるでしょう。</p></div></div>
</div></div></div></div></div></div> ]]></content:encoded><pubDate>Wed, 28 Aug 2024 10:35:25 +0000</pubDate></item><item><title><![CDATA[VAWG（女子と女性への暴力）に対するイギリスの取組 ②]]></title><link>https://www.thegreencatalyst.com/blogs/post/20240730</link><description><![CDATA[<img align="left" hspace="5" src="https://www.thegreencatalyst.com/files/Blog after 20230324/pexels-wildlittlethingsphoto-1015568.jpg"/>前回のBlog では、チャリティー団体、Beyond Equalityの設立者でもあるDaniel Guiness（ダニエル・ギネス）さんの、女子・女性への暴力（VAWG）をなくすためのイギリスのチャレンジの一部として、ダニエルさんの見解を紹介しました。 今回は、なぜダニエルさんがこの活動を行っているの ]]></description><content:encoded><![CDATA[<div class="zpcontent-container blogpost-container "><div data-element-id="elm_BxxJcXMnR4-SjujwYkG3gw" data-element-type="section" class="zpsection "><style type="text/css"></style><div class="zpcontainer-fluid zpcontainer"><div data-element-id="elm_AOJ8qqLhS6ylqNbNhkkqOg" data-element-type="row" class="zprow zprow-container zpalign-items- zpjustify-content- " data-equal-column=""><style type="text/css"></style><div data-element-id="elm_sWYT2nDkT--vHrE-cZrspg" data-element-type="column" class="zpelem-col zpcol-12 zpcol-md-12 zpcol-sm-12 zpalign-self- "><style type="text/css"></style><div data-element-id="elm_hJ-nF8N9TlOrceBK9tJ2DQ" data-element-type="heading" class="zpelement zpelem-heading "><style></style><h2
 class="zpheading zpheading-align-center " data-editor="true">有害な思い込み・慣習を壊して、新たなノームをつくる</h2></div>
<div data-element-id="elm__tMspuI1TUSQnX0ZNP0ZDA" data-element-type="text" class="zpelement zpelem-text "><style></style><div class="zptext zptext-align-left " data-editor="true"><div style="color:inherit;"><p style="margin-bottom:36px;"><a href="https://www.thegreencatalyst.com/blogs/post/20240726" target="_blank">前回のBlog</a>では、チャリティー団体、Beyond Equalityの設立者でもあるDaniel Guiness（ダニエル・ギネス）さんの、女子・女性への暴力（VAWG）をなくすためのイギリスのチャレンジの一部として、ダニエルさんの見解を紹介しました。<br><br>今回は、なぜダニエルさんがこの活動を行っているのか、どう<span style="font-weight:700;">ポジティヴなマスキュリニティー（ポジティヴな男性性）を育む</span>のか、<span style="font-weight:700;">地球上の多くの地域での「男性はProvider（プロヴァイダー／一家の大黒柱で、家族全員を養い守る）でなければならない」を壊し、自分たちの望む新たな社会のノーム（風潮）を作り、男性同士が安心して弱い部分も見せられ、お互いに相談・協力できる社会（＝立場が弱いひとへの暴力が生じない土壌）をつくる</span>ことをお話します。<br><br>これは、男子・男性たちの人生をよくするだけでなく、女子・女性への暴力がない土壌をつくることにもつながります。<br>女子・女性への暴力のほとんどは、男子・男性によって行われていますが、<span style="font-weight:700;">誰かに暴力をふるうために生まれてきたひとはいません</span>。<br><span style="font-weight:700;">育っていく家族・親戚、社会、慣習・文化、メディアといったさまざまなものに影響され、社会的に構築される</span>ものです。</p><p style="margin-bottom:36px;">ダニエルさんの、インタビューは<a href="https://now-and-men.captivate.fm/episode/beyond-equality/" target="_blank">ここ</a>から聞けます。<br><br>ダニエルさんは、もともとはプロフェッショナルのラグビー選手だったそうですが、大きな怪我をきっかけに、プロ・スポーツは諦めざるを得なくなります。<br>手術後の回復期には、フラットシェアで暮らしていたそうですが、夜中にバスルームにいった後、痛みで立ち上がれなくなり、叫んで助けを求めざるをえず、フラットメイトがきてくれて、ダニエルさんをなんとか抱えてベッドルームまで連れて行ってくれたそうです。<br>そのときに、<span style="font-weight:700;">自分のself-worth(セルフ・ワース／自尊心)がいかに、男性性（力が強い、自分のことは自分で解決し、助けを求めない等）の理想に沿って生きているか、ということに結びついているかを痛感</span>したそうです。<br>ダニエルさんが、女子・女性への暴力（圧倒的に多くは男性が加害者）についての関心をもったのは、両親が離婚した後、母が、抑圧されている人たちの抵抗グループ、原住民の人々の集まりや、性被害者をサポートする団体等の活動をはじめて、そこにダニエルさんを連れていっていたことだそうです。<br>また、ダニエルさんがまだ若いときに、仲の良い女性の友人が性加害にあい、<span style="font-weight:700;">どこか遠い世界で起こっていることではなく、自分の問題でもある、ということを自覚</span>します。<br>ここには、少し長い道のりがあり、女性の友人や当時のガール・フレンドから、「あなたは女性の味方でフェミニズムをサポートしていると言っているけれど、あなたが（男性の）友人たちと話していた内容や、あなたが私をどう扱うか、ということについて、あなたの言うことと実際の行動には隔たりがある」とチャレンジされて、当初は抵抗する気持ちもあったものの、<span style="font-weight:700;">女性たちの経験や視点を通して、女性たちが日常経験している加害を受けなくて済んでいて、かつ、それに気づくことすらない、という男性としての特権に気づいた</span>そうです。<br><br>ダニエルさんは、文化人類学の博士課程も修了していますが、その論文は「Sport, Migration, and Gender in the Neoliberal Age （ネオ・リベラル時代のスポーツ、移住、ジェンダー）」で、フィジーが１９８０年代にIMF（国際通貨基金）のリードでグローバル貿易に国の経済を開いたことで、その地域で生活していくために必要な資源やお金を得るための職業ややり方が大きく変わり、それに伴い、従来の男性が家族を守り必要なものを与える、ということが非常に難しくなった結果、国際スポーツマンとして従来の男性性を守ろうとする動きが出たそうです。<br>フィジーの場合とは表面への現れ方は違いますが、イギリスのような先進国で同時期に起こったのは、ネオリベラリズムの強い政策で、以前は安定した収入や雇用、社会の役に立っているという誇りをもてた製造業が第三諸国の安い労働力へと移行し、これらの安定した職は極端に減りました。<br>また、同様にネオリベラリズムの考えで、「民営化」の大きな波がきて、政府がらみの職、公務員といった職業が極端に減りました。<br>これにより、男性たちの「sense of security(センス・オブ・セキュリティー)」が失われ、同時にネオリベラリズムによる、偽りの考え方「すべては自己責任」が蔓延します。<br>イギリスや英語圏で女性蔑視・女性嫌悪のインフルエンサー、Andrew Tate（アンドリュー・テイト）は、この考えを増幅しています。<br>この<span style="font-weight:700;">考えは、有毒であり、事実ではありません</span>。<br>「自分がしっかりすることが大事。自分の価値は、社会の生産的なメンバーの一人として、お金ををかせぎ、そのお金で自分の周りの人々を養う。きみはこの規律を守るスキルを学び、きみがもっているきみの価値を見出す。きみが頂点に達したとき、褒美がもらえる。」<br><br>チャリティー団体、「Beyond Equality」では、<span style="font-weight:700;">女子・女性への暴力への当事者は男性で、男子・男性をどう関わらせ、予防的に暴力が起こさない土壌をつくる</span>か、ということに主眼がおかれています。</p><p style="margin-bottom:36px;">ダニエルさんは、<span style="font-weight:700;">男子・男性たちが、「女子・女性への暴力をなくす」という運動に真に関る必要がある</span>としています。<br>これがないと、いつまでたっても暴力はなくなりません。<br>男性たちが、男性たち同士の間で、「どこから女子・女性への暴力がきているのか」を話さなければなりません。<br>ここでは、男性たちがこれについて、どう自分たちが関係しているのか、どうふるまっているのかに気づく必要があります。<br>例えば、男性だけで集まっているときによく起こることとしては、何人の女性とセックスをしたか、ということを話すことですが、誰もが嘘をつきます。（＝実際よりも数を多く言う、次の人はもっと数を多く言う）<br>彼らが嘘をつく理由は、女性とセックスしていない、或いはほかの人より数が少ないことを「自信喪失（男性としてほかの男性から認められない等）」に感じるからです。<br>赤ちゃんのときにこういった考え方をもっている人はいません。<br>彼らが意識的・無意識的にどういったメッセージを家族・親戚・社会・メディアから受け取り、この有毒な考え方（男性にとっても女性にとっても有毒）をもつことにいたったのかをみんなで考え、変えていくことが大切です。<br>考えが変われば、言動も変わります。<br><br>「女子・女性への暴力やハラスメントは許されない」と一方的に言われたからといって、こういった加害はなくなりません。<br><br>ダニエルさんの団体は、最初は「性的な暴力」や「ジェンダー平等」といった名目でグループ・ワークを行っていたそうですが、そこに来るのは、女性や女性だと性自認する人たちだけで、加害者の大部分をしめるシスジェンダーが男性（生まれたときに割り当てられた性別が男性で性自認も男性）のひとは全く参加しなかったそうです。<br><br>そこで、ダニエルさんたちは、「よいヴァージョンの男性性をつくりたいひと、男子たちの（人生に）良いインパクトをつくりたいと思っている男性へのトレーニング」ということで、シスジェンダー男性たちの参加を促したそうです。<br><br>このグループ・ワークは、ファシリテーターが数人とグループの参加者が自由に話をするスタイルとなり、講義形式はとりません。<br>ここでの目的は、<span style="font-weight:700;">みんなが安心して話すことにより、彼らがもっている社会的な風潮（男らしくなくてはならない＝経済力が高い、女性を従属させる、支配者でなくてはならない等）が表面に出てくるのをまち、その社会的な風潮をみんなで、それが本当なのか、それが自分たちの言動にどう影響を与えているのか、それが周りの人々にどう影響を与えているのか、といったことを探索</span>することです。<br><br>ここで、大切なのはファシリテーターのスキルと経験です。<br>多くのファシリテーターは、ローカルで採用され、そのコミュニティーのことを良く知っているだけでなく、きちんと訓練も受け、数年からもっと長い経験があります。<br>これは、「Reading the room（日本語の雰囲気をつかむ、空気を読むに近い）」と呼ばれるもので、この話題（女子・女性への暴力や男性性等）について、<span style="font-weight:700;">誰かが怒りや不満、迫害されたと感じているのを素早くキャッチし、その怒りや迫害されていると思っている気持ちについて話します</span>。<br>たとえ、これに予定していなかった数十分をついやすとしても、<span style="font-weight:700;">自分たちの気持ちを安心して話すことができる場をつくるのはとても大切</span>だそうです。<br><br>ここで、<span style="font-weight:700;">ファシリテーターは、どんな感情をもっていても大丈夫（たとえ政治的に正しくなくても）、と誰もの気持ちを肯定</span>します。<br>ここでは、<span style="font-weight:700;">なぜ迫害されているように感じるのか、その気持ちがどこからきているのか、それはどのように感じるのかを話し合います</span>。<br><span style="font-weight:700;">男子・男性たちが、自分たちの感情に気づき、言語化してほかの人たちとオープンに安心して話せることはとても大切</span>です。<br><span style="font-weight:700;">自分の感情を抑えつけられて育ち、悲しい・痛い・苦しい・寂しい、といった人間ならではの感情を自分で感じられないひとに、被害にあった人々の苦しみや痛みを理解することはできません</span>。<br><br>ここでは、<span style="font-weight:700;">「フェミニズムは男性全体への攻撃」「フェミニズムはあなた（男子・男性）への（個人的な）攻撃」という、メディアやコメンテーターから売られた嘘について、「これは現実や事実に基づいたことなのか」といったことを話し合い</span>ます。<br>怒りや不満、迫害されたような気持ちにしっかりと向き合った後は、こういった嘘やプロパガンダにオープン・マインドで取り組めます。<br>この「嘘」をもとにして、不満や怒りや迫害された気持ちが起きていることに気づき、データから、実際に被害にあう女性はとても多く、男性に罪を着せる女性は本当にごくわずかなのだということを頭でも心からも理解します。<br>また、「男性は家族の大黒柱でなくてはならない。女性より収入・学歴が高くなくてはならない」という刷り込みを無意識のうちにもっていれば、自分より収入が多い女性や自分より成績のいい女性に対して不満や憎しみをもつこともある意味当然かもしれません。<br>でも、これは<span style="font-weight:700;">社会でつくりだされたまやかしで、事実ではなく、私たちが望む未来や社会にむけて、新しいノーム（風潮）をつくりだすことが可能</span>です。</p><p style="margin-bottom:36px;">これには、<span style="font-weight:700;">男性や女性がどうあるべきか、といった一見無害な日常のことの中に潜む、深く根付いている誤解や慣習、こびりついたステレオ・タイプ等を日に当ててみて、これらの誤解や有害でつくられたステレオ・タイプを壊していくこと</span>が欠かせません。<br>この過程には、グループでの信頼関係を築き、男子・男性たちが安心して自分の意見が言え、自分の弱みを見せることができ、有害な思い込みや誤解・慣習を一緒に見つけ、一緒に乗り越えていけるファシリテーターが必須です。<br><br>この<span style="font-weight:700;">男子・男性たちの変化は、グループ・ワークに参加しなかった周りの女子・女性にポジティヴな影響を与えている</span>そうです。<br><br>このプログラムの中には、<span style="font-weight:700;">男子・男性のメンタル・ヘルス、社会的な疎外・孤独、ウェルネスを個人であつかうのではなく、みんなで一緒に取り組もう</span>としています。<br>ここでは、<span style="font-weight:700;">「助けを求めて大丈夫だよ」というメッセージがあります</span>。<br>男子・男性たちの間では、「助けを求めること＝男性性やコントロールを失うように感じる→ 助けを求められない」というのはよくあることだそうです。<br>これは、子供の頃からたたきこまれている風潮で、「男性」というグループに入るための入学資格のようだそうです。<br>この<span style="font-weight:700;">社会的に構築された風潮を壊し、男性同士の間で、「心配事や困ったことがあれば、一緒に話そうよ。仕事の後にパブでビールでも飲みながら</span>」ができるのはとても大事です。<br><br><span style="font-weight:700;">「暴力の予防」の前に、男性性への理想像や期待が、どのように自分たち（＝男子・男性たち）にプレッシャーを感じさせ、言動を制限しているかを理解しなければなりません</span>。<br><br>このプロセスの後に、<span style="font-weight:700;">自分たちが望む新たなノーム（風潮）</span>をつくっていきます。<br>ここでは、助けを求めることができたら、お互いに褒めあうことも挙げています。<br><br>いくつかの試みの中では、参加した後に、５人の男友達をパブに招いて、自分が学んだことについて話し合う、というのもありました。<br>これは、簡単なことではありません。<br>何人かの友達は、あなたをからかうかもしれないし、女子・女性への暴力について話すと、俺には関係ない（自分は絶対に加害者にならないから、関係ない）というひともいるでしょう。<br>でも、<span style="font-weight:700;">話すことによって、考えるきっかけ</span>となり、また男性同士で話しているときに、女性蔑視や女性差別、女性への暴力を気軽に口にするひとについて、みんなでストップをかけたり、と<span style="font-weight:700;">暴力が起こらない風潮・土壌をつくる助け</span>となります。<br><br>学校の先生たちのサポートとしては、「<a href="https://www.beyondequality.org/blog-posts/the-armour-of-masculinity" target="_blank">armour of masculinity</a>&nbsp;(男性性のよろい・防御手段)があり、男子たちの間でのネガティヴな言動へと導く構造的な要因をよく理解するためのフレームワークを提供し、この不必要で有害にもなる男性性の鎧を捨て去ることをサポートする資料もあります。<br>ここでも、<span style="font-weight:700;">大事なのは、先生が生徒を一方的に「修正」するのではなく、生徒たちが自分の気持ちを安心して感じることができ、考えをひろげて、自分の言動のもとになっている世間からの刷り込みに気づき、それを捨て去り、誰にとってもポジティヴなノームをつくっていくこと</span>です。<br><br>はっきりとチャレンジすることが難しい環境であれば、「これ、なんだかおかしいよね。。。」という一言でも、周りの人がいったん立ち止まって、考える機会となります。<br>これは、男性・女性に関わらず、とても大切なことです。<br>女子・女性への暴力をつくりだしている土壌を変えていく努力は、社会の一員である私たちみんなが毎日、根気強く取り組んでいく必要があります。<br>女子・女性への暴力がない社会は、男子・男性にとってもよい社会です。</p></div></div>
</div></div></div></div></div></div> ]]></content:encoded><pubDate>Tue, 30 Jul 2024 11:29:17 +0000</pubDate></item><item><title><![CDATA[VAWG（女子と女性への暴力）に対するイギリスの取組 ①]]></title><link>https://www.thegreencatalyst.com/blogs/post/20240726</link><description><![CDATA[<img align="left" hspace="5" src="https://www.thegreencatalyst.com/files/Blog after 20230324/pexels-polina-zimmerman-3782228.jpg"/>The UK（イギリス、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの連合４か国）では、つい最近、 Violence Against Women and Girls（略称でVAWGとよばれる／女性と女子に対する暴力）が、国家への脅威として、テロリズムと同じレベルで扱う こととなりました。 この暴力には、スト ]]></description><content:encoded><![CDATA[<div class="zpcontent-container blogpost-container "><div data-element-id="elm_9Lzh06h4QEOWwdIljjy00g" data-element-type="section" class="zpsection "><style type="text/css"></style><div class="zpcontainer-fluid zpcontainer"><div data-element-id="elm_s7479m0ASEm1EDWipjyehA" data-element-type="row" class="zprow zprow-container zpalign-items- zpjustify-content- " data-equal-column=""><style type="text/css"></style><div data-element-id="elm_vvbhet7DQ-WRgegOZVIIsg" data-element-type="column" class="zpelem-col zpcol-12 zpcol-md-12 zpcol-sm-12 zpalign-self- "><style type="text/css"></style><div data-element-id="elm_Rfl8c2thQT6Ycgf3DG0tcg" data-element-type="heading" class="zpelement zpelem-heading "><style></style><h2
 class="zpheading zpheading-align-center " data-editor="true"><div style="color:inherit;"><h1 style="margin-bottom:18px;font-weight:700;">加害をどう起こさないようにするかに主眼</h1></div></h2></div>
<div data-element-id="elm_2QSraiaRQXegqEMOfCo5AQ" data-element-type="text" class="zpelement zpelem-text "><style></style><div class="zptext zptext-align-left " data-editor="true"><p><span style="color:inherit;">The UK（イギリス、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの連合４か国）では、つい最近、</span><span style="color:inherit;font-weight:700;">Violence Against Women and Girls（略称でVAWGとよばれる／女性と女子に対する暴力）が、国家への脅威として、テロリズムと同じレベルで扱う</span><span style="color:inherit;">こととなりました。</span></p><div style="color:inherit;"><p style="margin-bottom:36px;">この暴力には、ストーキング、ハラスメント、ドメスティックヴァイオレンス（身体的、心理的、経済的、心理操作も含む）、家庭内虐待、性的な暴行等が含まれます。<br><span style="font-weight:700;">子供や女性に対しての暴力（身体的にだけでなく、心理的・経済的、グルーミング、オンライン上での実際の身体的な接触をしないもの、オンライン上の顔のイメージを切り取り別のボディーを合成した性的なイメージも含む）については、イギリスの法律は、日本よりもはるかに厳しく、日本では犯罪として罰せられない多くのことが犯罪として認定され、罰せられます</span>。<br>また、社会のノーム（風潮）として、日本での子供や女性への暴力に対して許容する範囲がとても深く広いのは、ヨーロッパの一般的な感覚からすると衝撃なのは、意識しておく必要があると思います。<br>ヨーロッパでは、一般的に１０代以下や１０代の子供（イギリスでは１８歳までは子供）に性的な興味を示す大人は子供に（＝社会に）危険を及ぼす存在だと認識されます。<br><span style="font-weight:700;">子供たちは男女に関わらず、社会や大人が守るべき存在</span>であって、<span style="font-weight:700;">子供たちの力・立場が弱いこと（＝身体的な力が弱い、心理的な成熟性が育ちきっていない、社会的な地位がない、経済力がない、ネットワーク力が形成されていない、社会での経験が少ない、人間関係での経験の少なさ等さまざま）を利用して大人が搾取するべきではない</span>ことは、健康な社会を築く上でとても重要で当然なことだと認識されています。<br>また、自分の言うことをなんでも相手が聞くような主従関係のあるパートナーを選ぶことも稀で、対等な関係を望むのが普通です。<br><span style="font-weight:700;">「対等」というのは、収入を得る仕事をしているかどうか、職業の種類、収入、学歴、社会での地位といった表面的なものではなく、ひととして対等でお互いを尊敬し、お互いのバウンダリー・権利・希望を尊重しお互いが協力しながら生きていける関係</span>です。<br><br>イギリスの最近の<a href="https://news.npcc.police.uk/releases/call-to-action-as-violence-against-women-and-girls-epidemic-deepens-1" target="_blank">調査</a>では、<span style="font-weight:700;">子供間での加害・被害が増えていることについて、危機感が高まって</span>います。<br>上記の調査の中には、性加害の加害者の平均年齢は１５歳、被害者の平均年齢は１３歳とありました。<br>だからこそ、性教育が幼児から始まるのは大切だと認識されています。<br><br>日本だと、「いかに被害者が被害にあわないようにするか」という、まるで被害者が加害者に対するコントロールをもっているかのような、<span style="font-weight:700;">被害者が加害者に加害を起こさせているかということを暗示するかのような間違ったフレーミング</span>がまかり通っているようですが、イギリスを含むヨーロッパでは、「<span style="font-weight:700;">加害者が１００パーセント悪く、どんな状況であろうと被害者には全く非はない。加害者がいなければ、被害者は存在しない。加害者は加害をしないという選択ができたのに、加害をするという選択を行った。（＝被害者には被害に遭わないという選択肢はない）</span>」ということで、<span style="font-weight:700;">加害をするという選択をしない</span>、<span style="font-weight:700;">加害の結果について加害者にきちんと責任を取らせる、それと同時に加害者は教育とトレーニングプログラムを受け、二度と間違った選択（＝加害）を行わない</span>よう、働きかけることが主眼となります。<br><br>よく聞いている、左寄りのメディア、Novara Mediaの<a href="https://podfollow.com/novara-live/episode/5912eb9e332f7d6d35a6b5d43a21a8393e0c6d8e/view" target="_blank">ポッドキャスト</a>を聞いていると、<span style="font-weight:700;">男子・男性の加害を起こさないように取り組んでいる団体、</span><a href="https://www.beyondequality.org/" target="_blank"><span style="font-weight:700;">Beyond Equality</span></a>（ビヨンド・イクォリティ／平等であることを越えて）の代表者、Daniel Guiness（ダニエル・ギネス）さんが登場して、興味深いお話をしていました。<br><br>極端なMythosyny（ミソジニー／女性嫌悪・女性憎悪・女性蔑視・女性差別）を広めているとして、イギリスでよく引き合いにあがるのは、インフルエンサーのアメリカン・ブリティッシュのAndrew Tate（アンドリュー・テイト）です。彼は、現在は、レイプとトラフィッキングの容疑でルーマニアで拘留されていますが、若い男性たちからの評価は今も高いそうです。<br>アンドリュー・テイトの影響（＝オンラインが与える影響）について聞かれたダニエルさんは、以下のように答えていました。<br><br>「<span style="font-weight:700;">ミソジニーは、多くの人々の心の内側に既に深く植え付けられたもので、オンラインやアンドリュー・テイトは、それを正当化したり理論的に説明するためのvocabrary(ヴォキャブラリー／語彙)を与え、ミソジニーを急速化させているだけ</span>。」<br><br>でも、<span style="font-weight:700;">ミソジニーの考えをもって生まれてくるひとはいません</span>。<br>これは、<span style="font-weight:700;">生まれ育つ中で、社会や文化（メディアも含む）、親戚や家族といった周りの人々の明確な言動だけでなく、ことばを伴わない行動をただ目にすることや、メディアからも形作られます</span>。<br><br>ダニエルさんは、<span style="font-weight:700;">多くの女子・女性への暴力の圧倒的な多くが、男子・男性によって行われることについても述べ、これは男性の問題である</span>、としています。<br><span style="font-weight:700;">根底には、社会での男女の不平等さがあり、構造的・体系的な問題</span>であるとしています。<br><br>イギリスでは特に、若い人々の間で性行為の中で、Choking（チョーキング／首絞め・窒息）が普通のこととして受け止められていることが危険視されています。<br>それについてダニエルさんは、<span style="font-weight:700;">メインストリーム（社会で主流となっている）ポルノが大きな問題</span>だとしていました。<br>子供・若い人々（イギリスでは１８歳以下は子供）は、ポルノを初めて目にする機会が早まっており（サッカー観戦やゲーミングのサイトのポップアップでポルノが出てくるのはよく知られていますが、大企業の政治家への影響は強く、なかなか取締る法律が可決されない）、<span style="font-weight:700;">きちんとトレーニングを受けた教育者や、信頼できる大人たちから、健康な人間関係・性について学べないのは、とても大きな課題</span>です。<br>ダニエルさんは、<span style="font-weight:700;">これらの嘘でできたポルノをみた子供たちが、これが親密な関係のありかただと学ぶことは問題</span>だとしていました。<br>なぜなら、これらのポルノでは、<span style="font-weight:700;">合意は全くなく、男性側の欲望と満足感のみにフォーカスがあてられ、女性は疑問をもたず、会話もなく、ただ男性の行動を受け入れなければならない、といったお決まりのパターン（＝女性を性的消費の対象とし、モノ化・非人間化する）</span>だからです。<br>こういったものが普通と取られると、窒息させられて死ぬ可能性もある女子・女性側も、そういった行為はあってもそれが普通、と思い始める可能性も高く、非常に危険です。<br><br>この状況を変えることは可能なのでしょうか？</p><p>ダニエルさんは、可能だとしています。<br><br>オンラインについては、ダニエルさんは、<span style="font-weight:700;">子供たちがオンラインでみていることと、現実世界・本当のことを分けることができるよう、</span><a href="https://www.bbc.co.uk/bitesize/guides/zxs2xsg/revision/1" target="_blank"><span style="font-weight:700;">digital literacy</span></a><span style="font-weight:700;">（ディジタル・リタラシー／デジタルリテラシー＝より正しい情報を見極めることも含む）を高めることが大切</span>だとしていました。<br>また、<span style="font-weight:700;">性的な関係の前に、まず健康な人間関係が築けていることが大切</span>です。<br>性的な関係でいうと、<span style="font-weight:700;">何が許容範囲で、何が許容範囲でないか、ということは、社会的に構築されているものだということを理解しておく必要があります。</span><br>ダニエルさんの少年・青年時代に人気のあったテレビ番組や映画では、女性がNoを何度言っても、男性側が押し続け、無理やり関係を迫るというのは普通の場面でしたが現在では、<span style="font-weight:700;">そういった場面は社会的に受け入れられない</span>ものとなっています。<br><span style="font-weight:700;">数十年で、社会は大きく変わりました</span>。<br><br>ダニエルさんは、<span style="font-weight:700;">予防（＝加害をする言動が起こるような土壌をなくす）が一番大切</span>だとしています。<br>同時に、ダニエルさんが<span style="font-weight:700;">何度も強調していたのは、responsibility（レスポンシビリティー／言動への責任と結果を引き受けること）</span>です。<br><br>女子・女性への性加害は、社会全体の女性蔑視や女性嫌悪等が大きく影響しているとはいえ、<span style="font-weight:700;">実際にほかの人々の心身を傷つけるような言動に対しては、責任が伴い、その結果を取らせなくてはなりません</span>。<br>たとえ、<span style="font-weight:700;">相手の心身を傷つけることを意図していなかったとしても、大事なのは、相手にどういうインパクトを与えたか</span>ということです。<br>傷つける意図はなかったといっても、実際に傷つける言動を行ったのであれば、それについて責任を取り、その結果（刑法に触れることであれば、その刑法に沿った結果）を受けなければなりません。<br>ヨーロッパでは、日本のような「若い男性の将来を奪ってはいけない」「悪気はなかったのだから、許してやれ」「男性の性的な衝動はおさえられない」「（女性が被害者でそれが社会に知られると）結婚できなくなるので誰にも言うな」等の、嘘にみちた神話は存在しません。<br><span style="font-weight:700;">誰でも（障害等で判断が全くできない場合は除いて）自分の言動を選択する自由とエージェンシー（主体性）があり、悪い選択をしてほかの人々の権利や尊厳を傷つけたのであれば、その責任を取るのは当然</span>です。<br><span style="font-weight:700;">そうでなければ、こういった人々は同じことを繰り返し、次はもっと悪いことへとエスカレートする</span>可能性を高めます。<br>また、それを日常的にみる人々も、悪いことをしてもなんの責任を取ることがないと知れば、もっと多くの人々が同じことをするでしょう。<br><br>また、性被害にあったことが、そのひとの人間としての価値を壊すかのような神話もヨーロッパ一般には存在しません。<br>被害者は心身に大きな衝撃を受けますが、それと、ひととしての価値は全く別なことです。<br>性被害だろうと、いじめや強盗の被害にあおうとも、<span style="font-weight:700;">そのひとの、ひととしての価値が損なわれることはありません</span>。<br>強盗にあった被害者が責められることは稀なのに、性加害にあった被害者が責められるのは、性被害にあう被害者は圧倒的に女子・女性で、加害者は圧倒的に男性であることも、社会の構造的な仕組を表しているでしょう。<br>これで、<span style="font-weight:700;">得をしているのは、犯罪をおかした男性のみ</span>です。<br>なぜなら、こういった神話がまかりとおれば、被害にあったひとは、沈黙するしかなくなるから、加害者は加害についての責任を取る恐れも、必要もありません。<br>また、次回のダニエルさんのほかのインタビューからについての記事について書く時に含めますが、こういった<span style="font-weight:700;">女子や女性に性加害を行う男性は、周りの男性たちにもひどい言動をしている可能性が高く</span>、誰かを非人間化する人々は、自分自身のことも非人間化している側面も覚えておく必要があります。<br><br>ダニエルさんは、compassion(コンパッション)やempathy(エンパシー)も重要で、これらは、成長・発育させる必要があるとしています。<br>なぜなら、人々はこれらを潜在的にもっているものの、植物のように根気強く育てないと芽を出せないからです。<br><br>誰かの言動が変わるには、変わるための開かれたスペースが必要です。<br>彼らがどんな経験をしてきたのか、何を望んでいるのか、彼らはどのように世界をみているのか、といったことを、ジャッジされずに安心して話せる場所が必要です。<br>そうすることで、<span style="font-weight:700;">自分たちの言動や自分たちがもっている態度・考え方・立ち居振る舞いが、どのように他の人々に影響を与えているのかに気づくことができます</span>。<br>この<span style="font-weight:700;">探索的な段階はとても大切</span>です。<br><br>この探索的な段階で、彼らは、人々は、何かをするとき、何もないところからではなく、自分が教えられたことや、無意識に周りの人々や社会から学びとったことから、何かをしている、ということに気づきます。<br>何が許容範囲で何が許されないことなのか、何が自分たちにとって利益があり（＝得になり）、結果がある（＝自分の言動の結果についての責任を取らされる）のか、ないのかを、学びます。<br>これは、社会的に構築されたもので、絶対に変えられないものでもなければ、真実というわけでもありません。<br>この探索的な段階は、自分たちの周りの人々、家族や親戚や仲良しの叔父さんの言動にも気づき、立ち向かうことにつながります。<br><br>若い男子・男性たちは、自分たちが既に経験したことについて、これらのsocialisation(ソーシャライゼィション／社会の規範や価値観を学んで、その社会における自分の位置を確立すること)を明確にする必要があります。<br><br>子供たちの言動は、私たち大人がつくっている社会のノーム（風潮）から大きく影響され、形作られています。<br>女子・女性たちへの暴力をなくすことは可能だし、なくならなくてはなりません。<br>そのためには、法律が変わるだけでなく、私たち大人が日々、見本となる言動（男女差別をしない、女性蔑視やハラスメントの言動には誰もがチャレンジする等）をするよう、努力し続けることも大切です。<br><br>次回は、ダニエルさんの別のインタビューでの、ポジティヴなマスキュリニティー（ポジティヴな男性性）を育てる試みについてお話します。<br>ここには、従来の毒性のある神話「男性はProvider（プロヴァイダー／一家の大黒柱で、家族全員を養い守る）でなければならない」を壊し、自分たちの望む新たな社会のノーム（風潮）を作り、男性同士が安心して弱い部分も見せられ、お互いに相談・協力できる社会（＝立場が弱いひとへの暴力が生じない土壌）をつくることが含まれています。</p></div></div>
</div></div></div></div></div></div> ]]></content:encoded><pubDate>Fri, 26 Jul 2024 15:31:36 +0000</pubDate></item><item><title><![CDATA[イギリス ー Relationships and Sex Education（省略してRSE／人間関係と性教育）は、子供たちを守るために必須]]></title><link>https://www.thegreencatalyst.com/blogs/post/20240524</link><description><![CDATA[<img align="left" hspace="5" src="https://www.thegreencatalyst.com/files/Blog after 20230324/pexels-goumbik-296302.jpg"/>The UK（イギリス、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの４か国の連合国）では、突然、現在のイギリス首相であるスナック首相が、２０２４年７月にGeneral Election（ジェネラル・エレクション／総選挙）を行うことを宣言しました。 それに伴い、法律化するよう提案されていたことのうち、宙 ]]></description><content:encoded><![CDATA[<div class="zpcontent-container blogpost-container "><div data-element-id="elm_ZzBPUz25TPGK7D0HEZt5ig" data-element-type="section" class="zpsection "><style type="text/css"></style><div class="zpcontainer-fluid zpcontainer"><div data-element-id="elm_Eu7TbiD8QRSkzFrMqF1M7w" data-element-type="row" class="zprow zprow-container zpalign-items- zpjustify-content- " data-equal-column=""><style type="text/css"></style><div data-element-id="elm_nJmtDYMZRDCCIeXKbnk1kQ" data-element-type="column" class="zpelem-col zpcol-12 zpcol-md-12 zpcol-sm-12 zpalign-self- "><style type="text/css"></style><div data-element-id="elm_CQPPwPjKR8GHfbnr7pGT4g" data-element-type="heading" class="zpelement zpelem-heading "><style></style><h2
 class="zpheading zpheading-align-center " data-editor="true"><div style="color:inherit;"><h1 style="margin-bottom:18px;font-weight:700;">イギリス ー Relationships and Sex Education（省略してRSE／人間関係と性教育）は、子供たちを守るために必須</h1></div></h2></div>
<div data-element-id="elm_fYbZrWViSOiDIxbyxIevkA" data-element-type="text" class="zpelement zpelem-text "><style> [data-element-id="elm_fYbZrWViSOiDIxbyxIevkA"].zpelem-text { border-radius:1px; } </style><div class="zptext zptext-align-left " data-editor="true"><div style="color:inherit;"><p style="margin-bottom:36px;">The UK（イギリス、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの４か国の連合国）では、突然、現在のイギリス首相であるスナック首相が、２０２４年７月にGeneral Election（ジェネラル・エレクション／総選挙）を行うことを宣言しました。<br>それに伴い、法律化するよう提案されていたことのうち、宙に浮いた状態になったものもあります。<br><br>そのうちの一つは、Relationships and Sex Education（省略してRSEと呼ばれます／人間関係と性教育）の改案です。<br>近年、このRSEについては、政治的な目的から、この授業内容を批判する動きも広がっています。<br>エヴァンジェリカンとよばれる、アメリカでは３分の１程度が信心しているとされているキリスト教から派生した宗教の信者の声が大きいものの、保守的な考えをもっている人々や、ほかの宗教からの場合もあります。ただ、全体的にみれば、The UKでは、圧倒的に多数の人々がRSEを支持しているとの調査を、元先生でRSE専門家の<a href="https://www.engenderingchange.co.uk/schools-and-universities" target="_blank">Jo Morgan</a>（ジョー・モーガン）さんが挙げていました。<br>イギリスの独立系新聞ガーディアン紙のポッドキャストで、ジョーさんが、「<a href="https://www.theguardian.com/news/audio/2024/may/24/kids-schools-sex-relationships-today-in-focus-podcast" target="_blank">What should kids be taught about sex and relationships?&nbsp;</a>（性と人間関係について、子供たちは何を教えられるべきか？）」を語っていました。<br><br>私にとっては意外だったのは、このRSEがイギリスで学校の必修科目となったのは、２０２０年だそうです。それまでは、学校によって、きちんと時間を取って教えているところもあれば、あまり時間を取っていないところ等、さまざまだったそうです。<br>しかも、１９８８年から２００３年までは、<a href="https://www.bbc.co.uk/bbcthree/article/cacc0b40-c3a4-473b-86cc-11863c0b3f30" target="_blank">Section 28</a>とよばれる、LGBTQに関することを学校で教えることを違法とする法律まで存在していたそうです。<br><br>ジョーさん自身は、カソリック系の学校に行ったし、その当時はRSEは必修ではなかったので、修道女の先生が、「セックスは男女の結婚のなかで子供を産むために行うこと」というカソリックの宗教のフレームの中で行われたため、LGBTQの子たちは自分たちが除外されたように感じただろうし、教える修道女も、この話題を語ることを居心地悪く感じていることが明らかで、この授業では何も学ばなかったとしていました。<br><br>ジョーさんは、長年の教師として子供たちと関わってきた経験、RSEの専門家としてリサーチ等も行っている経験から、子供たちに対してのRSEは必須だとしています。<br><br>反対を行う人々の議論は、世界中のどこでも似ているのですが、いくつかのよくある議論について、ジョーさんは以下のように答えていました。<br><br>RSEは、性行為をグラフィカルに描写し、教えるだけのもの<br>↓<br>違います。<br><span style="font-weight:700;">子供たちへのRSEは、局部の名前や身体のパーツの名前を正確にいうことができ、自分の身体と、プライヴァシーについてのバウンダリーをきちんと知ることです。<br>性被害があったときに、この知識は、子供たちが助けを求める力を与えます。</span><br>性被害を認識できることは、とても重要です。<br>RSEの知識がなければ、被害者となった子供たちは、被害にあってから長い間をおいて、自分にされたことが性加害だったのだと気づきます。<br>性被害にあったとき、RSEを受けている子供たちは、被害について声をあげ、助けを求めることができます。<br>これは、既に証明されています。<br>RSEは、子供たちを保護するのに役立ちます。<br><br>RSEを行う瞬間まで、子供たちは完全にイノセントで、性については何も知らない<br>↓<br>それは、真実ではありません。<br>学校や地域、子供たちによっても異なりますが、１３歳ぐらいでポルノグラフィーを目にする子供は多く、１０歳以下でも１割ぐらいはすでに目にしているとされています。<br>これは、学校で、専門家である先生が、安全な場所で適切で正しい知識をもとに教わっているのではなく、オンライン上の不適切である可能性が高い情報から学ぶのは安全ではありません。<br>RSE授業では、<span style="font-weight:700;">子供たちとの対話が重要</span>なので、よく聞く質問の一つは、「<span style="font-weight:700;">どういうのがポジティヴな人間関係で、どういうのがネガティヴな人間関係だと思う？</span>」だそうです。<br>この質問に対しての答えから、子供たちが子供たちの間でどのようなことを話しているのかをある程度知ることができ、この中に、セクシャライズ（ひとをセックスの対象としてのみ捉え、非人間化したりすること）するような発言がある場合は、対話をどのように導くかを、注意深く観察・行う必要があるとしていました。<br><br>RSEは、子供たちをセクシャライズしている<br>↓<br>それは事実ではありません。<br>RSEは、子供たちにとって重要であり、RSEを受けた子供たちは、最初にセックスをする時期を送らせていることが分かっています。<br>彼ら／彼女らが、最初にセックスをするときは、RSEを受けているので、安全（身体的に安全、心理的に安全ー健康な人間関係）なセックスを行うことが分かっています。<br>これは、若年で望まない妊娠を防ぐことにもつながっています。<br><span style="font-weight:700;">もし私たちが、「セックス」と「身体」をタブーにし、秘密にして話し合いをすることをしなければ、性被害・性加害が起こることを可能にします。<br></span>RSEは、子供たちが安全でない情報（オンラインの不適切で事実でない情報等）からセクシャライズされることを防ぎます。<br><br>ジョーさんが言っていた、「セックス」「セックスのよろこび」をどう捉えるかというのも、興味深かったです。<br>多くは、男性側の欲求を満たすことに注目されがちですが、ジョーさんはこれは変わらないといけないとしています。<br>ここにはGender Equality（ジェンダー・イクォリティー／男女平等）の視点が入ることはとても大切です。<br><br>また、個人的に思うのは、日本でいう「セックス」ということばは、<span style="font-weight:700;">人間としての健康な関係（お互いを尊重し、イコールな力関係で、楽しい時間を共有する関係）</span>を完全に欠いているようなものに感じるのですが、最初に健康な人間関係が築かれているところにセックスがあるというのは、ヨーロッパではごく普通の感覚ではないかと思います。<br>だからこそ、授業は「<span style="font-weight:700;">Relationships</span>&nbsp;and Sex Education（省略してRSEと呼ばれます／<span style="font-weight:700;">人間関係</span>と性教育」なのかな、と思います。</p><p>また、ジョーさんの、「<span style="font-weight:700;">子供たちとともに学ぶことの大切さ</span>」という姿勢にも共感しました。<br>ジョーさんは、授業では、子供たちにどんな質問があるのかを聞くそうですが、<span style="font-weight:700;">子供たちが使う用語や現象を、ジョーさんも初めて知ることが多い</span>そうです。<br>ジョーさんは正直に、知らなかったと言い、子供たちにどう意味かを聞くそうです。<br>その後、ジョーさん自身もしっかりとリサーチし、<span style="font-weight:700;">子供たちと一緒に、どうミスインフォメーションに立ち向かい、クリティカル・シンキングを行うかを共に学んでいる</span>そうです。<br><br>また、ジョーさんは、<span style="font-weight:700;">楽しく、笑いの多い授業（＝子供たちが自由に発言することが安全と思える環境で、積極的に議題に関わりたいと自然に思える）にすることも大切</span>だとしています。<br>タブーを打ち破り、かつ誰もが安心して話せる場所（LGBTQの子やマジョリティーとは違う子たちも含めて）とし、<span style="font-weight:700;">子供たち全員が「これ（セックスや人間関係）は、自分にとってどういう意味を持つのだろう」と自分のこととして考えられることは大切</span>、としていました。<br><br>ジョーさんは、今回政府が提案した案（ざっくり言うと、RSEの開始の年齢を送らせる）は、総選挙で現在のオポジションである労働党が勝つ可能性が非常に高いことからも、恐らく実現しないだろうと予測はしているものの、子供たちの生理開始の年齢も早まっていることが分かっているし、子供たちに人気のオンラインゲーム等の広告に性的なものが表示されるような現状からも、<span style="font-weight:700;">RSEの開始を遅らせることは、子供たちを危険にさらす</span>ことになると心配しています。<br>RSEの知識がない子供たちを性的に搾取するのは、大人にとっては容易いことは明白で、子供たちの安全を考えれば、RSEは重要でしょう。<br>ただ、子供たちではなく、大人たちの心の準備ができていないのかもしれません。<br><br>子供たちは社会的に弱い立場の存在なので、社会がしっかりと守る必要がある、というのは、社会契約として、しっかりと存在するものではあり、守るために、子供には知識が必要なのは誰もが合意するところですが、どういった知識がどの時点で必要かと言うことには議論はあるでしょう。<br>ジョーさんは、学校に両親たちを集めて、子供たちがRSEでどういったことを習うのかをしっかりと知らせて、話し合うことが大切としていました。<br>ちなみに、現在の法律では、子供たちが１６歳になる３ターム前までは、親の意向により、子供がRSEの授業を受けないことが認められているそうです。<br>このフレキシブルさも、ある意味イギリスらしいと思います。</p></div></div>
</div></div></div></div></div></div> ]]></content:encoded><pubDate>Tue, 28 May 2024 15:32:14 +0000</pubDate></item><item><title><![CDATA[急増している犯罪（sextortion）へのイギリスの対策]]></title><link>https://www.thegreencatalyst.com/blogs/post/20240507</link><description><![CDATA[<img align="left" hspace="5" src="https://www.thegreencatalyst.com/files/Blog after 20230324/pexels-brett-sayles-5835006.jpg"/>イギリスでは、sextortion(セクストーション)と呼ばれる犯罪が急激に増えていて、注意が呼びかけられています。 イギリスの独立新聞ガーディアン紙の ポッドキャスト でも、最近セクストーションの被害者となり、命をたってしまった少年の家族が、 「 セクストーションの被害者となる（性的な画像がでまわる）ことは ]]></description><content:encoded><![CDATA[<div class="zpcontent-container blogpost-container "><div data-element-id="elm_7nQ4RK6zS_-fm7NnLPPoYQ" data-element-type="section" class="zpsection "><style type="text/css"></style><div class="zpcontainer-fluid zpcontainer"><div data-element-id="elm_fc2IiDeRSiKeCPAAl1DMbQ" data-element-type="row" class="zprow zprow-container zpalign-items- zpjustify-content- " data-equal-column=""><style type="text/css"></style><div data-element-id="elm_YL3Ng2X5Tq2U8lLu_-ziUg" data-element-type="column" class="zpelem-col zpcol-12 zpcol-md-12 zpcol-sm-12 zpalign-self- "><style type="text/css"></style><div data-element-id="elm_F-z5VaCERDesZoc7tcLrOw" data-element-type="heading" class="zpelement zpelem-heading "><style></style><h2
 class="zpheading zpheading-align-center " data-editor="true"><div style="color:inherit;"><h1 style="margin-bottom:18px;font-weight:700;">急増している犯罪（sextortion）へのイギリスの対策</h1></div></h2></div>
<div data-element-id="elm_w6-60xwhSGqgknCSFL_Ovg" data-element-type="text" class="zpelement zpelem-text "><style> [data-element-id="elm_w6-60xwhSGqgknCSFL_Ovg"].zpelem-text { border-radius:1px; } </style><div class="zptext zptext-align-left " data-editor="true"><div style="color:inherit;"><p style="margin-bottom:36px;">イギリスでは、sextortion(セクストーション)と呼ばれる犯罪が急激に増えていて、注意が呼びかけられています。<br><br>イギリスの独立新聞ガーディアン紙の<a href="https://www.theguardian.com/news/audio/2024/may/06/how-do-we-protect-teenagers-from-sextortion-scams-podcast" target="_blank">ポッドキャスト</a>でも、最近セクストーションの被害者となり、命をたってしまった少年の家族が、<br>「<span style="font-weight:700;">セクストーションの被害者となる（性的な画像がでまわる）ことは、恥ずかしいことでもないし、あなたは全く悪くありません。<br>あなたは、犯罪の被害者</span>なのです。<br><span style="font-weight:700;">これが人生・世界の終わりではありません。<br>被害にあったことは、あなたという人間を定義するものではありません。<br>多くの子供たち、若者たちが被害にあっています。<br>あなたは一人ではありません。<br>一人で悩まず、家族や学校に相談、警察に相談・通報してほしい</span>」<br>といったメッセージを伝えていました。<br><br>イギリスのセクストーションの定義は、日本とは違う可能性があるのですが、イギリスのNational Crime Agency（ナショナル・クライム・エィジェンシー／国家犯罪対策庁）の<a href="https://nationalcrimeagency.gov.uk/what-we-do/crime-threats/kidnap-and-extortion/sextortion" target="_blank">定義</a>は「<span style="font-weight:700;">金銭的な動機による性的脅迫・恐喝</span>」です。<br><span style="font-weight:700;">被害者の90パーセント以上は男性で、特に子供と若い年代（14歳～17歳の男子、18歳から30歳くらいの若い男性）がターゲット</span>となっています。<br>脅迫で求められる金額は数十ポンド（数千円程度）だったり、アマゾン・ヴァウチャーだったりと、さまざまなようですが、高い金額ではないそうです。<br>多くの組織的な国際犯罪グループがこの犯罪を行っているのは、<span style="font-weight:700;">被害者の人数がとても多く、一人一人から恐喝した金額は少なくても、合計すると犯罪組織にとっては、利益の出る犯罪</span>だから行っているとみられています。<br>この<span style="font-weight:700;">セクストーションでは、イギリスを含む欧米諸国の場合、女子や女性がターゲットになることは、とても少ない</span>のですが、グルーミング等で性的搾取の対象となるのは、女子・女性が圧倒的に多く、加害者は男性が圧倒的に多いそうです。<br><br>国家犯罪対策庁からのメッセージは、以下です。<br><span style="font-weight:700;">悪いのは１００パーセント加害者で、あなたは、１００パーセント悪くありません。</span><br><span style="font-weight:700;">あなたは、（巧妙な手口で）だまされたのです。</span><br><span style="font-weight:700;">（被害にあったのは）あなたのせいではありません。</span><br><span style="font-weight:700;">一番大事なことは、助けを求めることです。<br></span>※上記の国家犯罪対策庁のサイトにもありますが、既に子供（18歳以下）の性的なイメージを掲載するサイトを運営していたひとが、<a href="https://nationalcrimeagency.gov.uk/news/mechanic-who-had-secret-life-running-child-abuse-sites-on-the-dark-web-is-jailed" target="_blank">懲役１６年</a>となりました。<br>法律は設定されるだけでなく、きちんと施行されることが重要です。イギリスではきちんと法律が適用され、犯罪者が犯罪に対しての責任を取るようになっています。<br>国際的な組織だと難しい部分もあるものの、警察はきちんと調査・追跡を行い、実際にほかの大陸で犯罪を行っていた人々が逮捕されたケースもあります。</p><p>ガーディアン紙のポッドキャストでも言っていましたが、加害者は、被害者に対して「恥ずかしい。自分のせい。これで自分の人生や行きたい大学に行くチャンスや仕事につく機会はなくなる」と思いこませるるよう、<span style="font-weight:700;">巧妙な心理操作を行うのが通常の手口</span>だそうです。<br><span style="font-weight:700;">どんなに気を付けていても、手口はとても巧妙で、誰がだまされてもおかしくありません</span>。<br>往々にして、加害者はゲーミングやソーシャル・メディアの友達の友達のアカウントのようだったりして、大人がだまされたとしても不思議はありません。<br>人生経験が少ない子供や若い人たちだったら、なおさらです。<br><br>また、国営放送の<a href="https://www.bbc.co.uk/news/uk-northern-ireland-66736462" target="_blank">BBCニュース</a>でも、実際に被害にあった若い男性、Nathan（ネィサン）さんの話がありました。<br>ネィサンのケースでは、性的な画像を送るように心理操作を行うやりかたは、とても巧妙で、だまされてしまう人がたくさんいることも理解できます。<br>自分だけは、だまされない、自分の子供はだまされない、と思っている人もいるかもしれませんが、多くは、国際的な犯罪組織が関わっていて、実際に存在する女子や女性のアカウントにハックしていることもあれば、数週間かけて、自分のことをよく分かってくれている友達だと思い込ませ、だまして、性的な画像を送るようプレッシャーをかけるやり方も狡猾です。<br>ネィサンのケースでは、金銭の脅迫というブラックメールを無視していると、自分のInstagramのアカウントに友達として登録していた友人や家族に自分の性的な画像を送りはじめたのをみて、Instagramに連絡しメッセージを削除してもらい、かつ、そのグループにいた友人たちには、何が起こったかを説明し、ファイルを開かず削除してほしいと頼んだそうです。何人かはファイルを開いたようですが、友達からからかわれたりすることはなく、真実を話したことで、<span style="font-weight:700;">友達からは大きな励まし・賞賛を受けた</span>そうです。<br>今は、ネィサンさんは、多くの人々に「<span style="font-weight:700;">セクストーションで自分の性的な画像がでまわるのは、決して人生の終わりじゃない</span>。これは、<span style="font-weight:700;">一時的な問題で、永遠の問題ではありません</span>。自分の命をこれ（セクストーションの被害者となる）で終わらせようとは思わないで。」と呼びかけています。<br>また、国家犯罪対策庁のアドバイスも、基本は脅迫には応じず、脅迫者のアカウントはブロックし、できればやり取りはスクリーン・ショット等で残しておき、警察へすぐ通報です。<br>既に払ってしまったとしても、心配しないで、次の脅迫にはお金を払わないようにすることと、たとえ次の脅迫がなかったとしても、警察へは通報してほしい、ということです。<br><br>国家犯罪対策庁のこの<a href="https://nationalcrimeagency.gov.uk/what-we-do/crime-threats/kidnap-and-extortion/sextortion" target="_blank">ページ</a>では、被害にあったときに、どうすればよいか、ということが簡潔に分かりやすく書かれています。<br>子供（１８歳以下）は、日本と比べると、はるかに厳格に守られているので、匿名で、さまざまな場所から画像を取り除くことをリクエストできたり、多くのサポートが記載されています。<br>もちろん、どのサポートも無料です。<br>また、学校の先生も、生徒たちが被害にあったときにどうするか、<span style="font-weight:700;">被害にあうことは被害者のせいじゃないということも含めて教える</span>よう指導がすでに行きわたっています。<br>もろん、犯罪なので、警察への通報（親が通報してもいい）等の詳細も記載されています。<br>大人（１８歳以上）の場合も、サポートをしてくれる機関が記載されています。もちろん、犯罪の被害者なので、警察へ通報し、正義を求めることもサポートしてくれます。<br><br>上記のガーディアン紙のポッドキャストで、子供を亡くした父親が言っていたことは、心に残りました。<br>「<span style="font-weight:700;">大事なのは、子供に対して</span>、<span style="font-weight:700;">何をするべきか、ということを教えること、</span>何をするべきではないというのではなく。」<br>どんなに被害にあわないように気をつけていても、加害者は非常に巧妙で、だまされてしまうことは、誰にでも起こりえます。<br>そのために、<span style="font-weight:700;">被害にあったときに、何をするべきか、ということを知っておくことはとても重要</span>です。<br>子供や若い人々だけでなく、大人も、被害にあった人たちをどうサポートできるかを知っておく必要があります。<br><br>テクノロジーの発展は、良いこともつくりだすし、犯罪者が新たな犯罪を生み出す機会をつくりだすことでもあります。<br>往々にして、法律や社会が対応できる前に、こういった新犯罪は広まります。<br>でも、少なくともイギリスでは、<span style="font-weight:700;">子供たちを守るために、新たな法律が素早く作られ、メッセージも多くの学校や家庭に届けられています</span>。<br><span style="font-weight:700;">犯罪の被害者になることは全く恥ずかしいことではなく、一生の消えない染みになるわけでもなく、一時的な問題で、解決法はある</span>ことを子供たちに、よく話しておく必要があります。<br>それには、<span style="font-weight:700;">オープンに対等に、安心して話し合える環境が大切</span>です。<br><br>また、性的なことに関する被害者を責めるようなノーム（風潮）ー例えば、画像を送った被害者が悪い等ーは、確実に消えなければなりません。<br><span style="font-weight:700;">強盗や盗みにあった被害者を責める人はまずいないのに、性的なことになると、被害者を責める人が増えるという矛盾に気づき、一人一人が考えを変えていく必要があります。<br></span><br>一人一人が変わっていけば、確実に社会は変わります。</p></div></div>
</div></div></div></div></div></div> ]]></content:encoded><pubDate>Tue, 28 May 2024 15:13:09 +0000</pubDate></item><item><title><![CDATA[ディープフェイクが違法にーイギリス]]></title><link>https://www.thegreencatalyst.com/blogs/post/20240416</link><description><![CDATA[<img align="left" hspace="5" src="https://www.thegreencatalyst.com/files/Blog after 20230324/pexels-tara-winstead-8386440.jpg"/>今日の朝、いつものように国営放送のBBC Radio4を聞きながら朝食をとっていたら、「 Creating sexually explicit deepfakes becomes illegal &nbsp;( 性的に露骨な表現をしているディープフェイクを作成することは、違法 になります)」というニュースが ]]></description><content:encoded><![CDATA[<div class="zpcontent-container blogpost-container "><div data-element-id="elm_2_yHWwiMSVSFdc95bwIZ7g" data-element-type="section" class="zpsection "><style type="text/css"></style><div class="zpcontainer-fluid zpcontainer"><div data-element-id="elm_F9n9lkXYQXq6bcY_-O5jjQ" data-element-type="row" class="zprow zprow-container zpalign-items- zpjustify-content- " data-equal-column=""><style type="text/css"></style><div data-element-id="elm_Nrs1V10MQRqzR58G4zRz9g" data-element-type="column" class="zpelem-col zpcol-12 zpcol-md-12 zpcol-sm-12 zpalign-self- "><style type="text/css"></style><div data-element-id="elm_1MoPaEkITmK5sOKdT6jYhQ" data-element-type="heading" class="zpelement zpelem-heading "><style></style><h2
 class="zpheading zpheading-align-center " data-editor="true"><div style="color:inherit;"><h1 style="font-size:28px;">ディープフェイクが違法にーイギリス</h1></div></h2></div>
<div data-element-id="elm_eefbAoY5QCmb5gry2BROOg" data-element-type="text" class="zpelement zpelem-text "><style> [data-element-id="elm_eefbAoY5QCmb5gry2BROOg"].zpelem-text { border-radius:1px; } </style><div class="zptext zptext-align-left " data-editor="true"><div style="color:inherit;"><p style="margin-bottom:36px;">今日の朝、いつものように国営放送のBBC Radio4を聞きながら朝食をとっていたら、「<a href="https://www.bbc.co.uk/news/uk-68823042" target="_blank">Creating sexually explicit deepfakes becomes illegal</a>&nbsp;(<span style="font-weight:700;">性的に露骨な表現をしているディープフェイクを作成することは、違法</span>になります)」というニュースがありました。<br>ここでいうディープフェイクとは、AIソフトウェア等を使って合成された動画・画像を指します。<br>これは、とても画期的なことで、長い間待たれていたものでもあります。<br><br>これまでも、<span style="font-weight:700;">Consent（コンセント／合意）なし</span>で、性的な画像やビデオ、或いは性的なことを想起させるような画像、ビデオをシェアしたり、アップロードするのは違法でしたが、今回、やっと<span style="font-weight:700;">作成したひとも、刑法で罰せられる</span>こととなりました。<br>これには、<span style="font-weight:700;">作成した画像や動画をシェアするかどうかは関係なく、たとえ一人で隠し持っていてシェアしていなくても、犯罪として処罰</span>されます。<br>これらは、大人（１８歳以上）に適用となりますが、<span style="font-weight:700;">子供（１８歳以下）については、ずっと前からこれらは違法</span>です。<br>子供については、一部や全身が裸である、性的行為等のあからさまなものだけでなく、子供にセクシャルに見えるポーズを取らせたり、セクシャルにみえるようポーズを取ったり行動するセルフィーを取らせることも含まれています。<br>ヨーロッパでは、日本の子供（１８歳以下）に対する基本的人権が軽んじられていることや、子供は大人や社会が保護して守るもの、というノーム（風潮）がかけていることに驚かれることが多いのですが、<span style="font-weight:700;">子供は守られるべき存在で、大人の欲望や大きなビジネスのプロフィットの犠牲にされていいわけがありません</span>。<br>子供を性的なオブジェクトとみて（ここには漫画等の実際の人物でない場合も含む）、自分の欲望のはけ口にし、非人間化する行為が許容されている社会は、健康ではなく、誰にとっても危険です。<br>特に子供や女性、心身に障害や不自由があるひとびと、移民といった社会で弱い立場に追いやられている人々には、さらに危険となります。<br><br>また、大人（１８歳以上）について、リベンジポルノやvoyeurism（ヴォワーヤリズム／のぞき見、盗撮、かくしどり）、<a href="https://www.gov.uk/government/news/upskirting-know-your-rights" target="_blank">Upskirting</a>（アップスカーティング／本人の許可なしに、着ている服の中・下を撮る）は、既に違法です。<br>このvoyeurism（ヴォワーヤリズム／のぞき見、盗撮、かくしどり）は、<a href="https://www.gov.uk/government/news/government-cracks-down-on-deepfakes-creation" target="_blank">合意がない授乳中の女性を撮ることも含み</a>ます。</p><p>The UK政府（The UKは、イギリス国、ウェールズ国、スコットランド国、北アイルランドの４か国からなる連合国）は、<span style="font-weight:700;">the violence against women and girls (女性と女子に対する暴力)を国家安全の脅威と再度位置づけ</span>しました。<br>これは、女性と女子に対する暴力が、ほかの犯罪より優先されて警察に扱われることとなります。<br>この暴力には、Domestic violence（ドメスティック・ヴァイオレンス／家庭内暴力）やパートナーや恋愛関係での暴力のような直接の身体的・心理的・経済的暴力も含みますが、今回のようなオンラインでの暴力（権利の侵害）も含みます。<br><a href="https://www.gov.uk/government/news/government-cracks-down-on-deepfakes-creation" target="_blank">Cyber flashing</a>（サイバー・フラッシング／わいせつな画像や動画を送りつけてくる）も既に刑法で違法となっており、最近、メッセージアプリケーションで自分の局部の写真を女性や子供に送り付けていた男性が、<a href="https://www.theguardian.com/uk-news/2024/mar/19/court-jails-first-person-convicted-of-cyber-flashing-in-england" target="_blank">監獄へ送られる</a>こととなりました。<br>６６週間の禁固、監獄を出たあとの１０年間は女性や女子に近づくことへの禁止命令、監獄を出た後の１５年間は、知り合いでない女性に近づくことを公共の場やハイウェイで禁止する命令が出されました。<br>この男性は、昨年、１６歳以下の子供に対しての露出と性的な行動で有罪判決が出て、sex offender register（セックス・オフェンダー・レジスター／登録性犯罪者）にあがっていたので、それも考慮しての罪状だったのでしょう。<br>ちなみに、被害者のanonymity（アノニミティー／匿名性）は保障されています。<br><br>このAIディープフェイクについては、全世界で似たような傾向があり、犯罪や政治家の偽ビデオ等にも使われていますが、ポルノに使われることが９５パーセント以上で、その被害者のほとんどが女性・女子で、ディープフェイク・ポルノの作成やシェア、ダウンロード、購買といったことを行っている（＝加害側）多くは男性だそうです。<br>ディープフェイク・ポルノを合成するアプリケーションを作ったり運用している人々の多くは、ただ単に金儲けが簡単にできるから、ということだそうです。<br>こういったサービスを使ったり購入する人々がいなければ、商売は成り立たず、彼らは別の商売を探すでしょう。<br>この被害者女子・女性は、必ずしもよく知られている有名人だけでなく、ごく普通の大学生や日常的な普通の人々の多く含まれています。<br><br>ヨーロッパでは、まず聞かない議論で、日本でよく聞かれるのは、「ディープフェイク・ポルノや漫画といった実写でないものは、誰も傷つかないし、表現の自由を守られべき」ですが、これは、事実ではありません。<br>スペインの小さな町で、１０代の子供たちの間で数人の女の子の裸がメッセージアプリケーション内のグループで<a href="https://www.bbc.com/news/world-europe-66877718" target="_blank">回覧</a>されているのが見つかり、ショックが広がりました。<br>これは高校の友達グループの中の男子が、AIディープフェイク・ポルノのサイトに知っている女の子たちの写真をアップロードし、合成したものでした。<br>被害者の女の子のうちの一人の母親が相談されたとき、とてもリアルで驚きいたそうです。<br>彼女（産婦人科医）は自分の娘のことを知っているので、それは合成されていると分かったけれど、知らなければ本物だと思ったかもしれない、と言っていました。<br>同じように被害にあった女の子たちの中には、彼女の裸の画像を合成した加害者の男の子から、「お金を払えば、シェアしないでおいてあげる」と脅され、はっきりと断ったひともいたそうです。<br>被害者たちが町を歩いていると、知らない同年代の男の子たちから裸（実際には、ディープフェイクで本当の裸ではないけれど）のことをからわかれたり、悪く言われ、家から出ることができなくなったり、トラウマやストレスから摂食障害が出たり、さまざまな問題が生じています。<br>ただ、日本と大きく違うのは、<span style="font-weight:700;">被害者の女の子たちから相談された親は、子供たちが相談してくれたことを褒めて支え、警察にすぐ通報</span>することでしょう。<br>当然ながら、「男の子たちの将来や未来を考えて警察へ通報するな」「加害者の両親や親戚から恨まれるかもしれないから黙っておけ」や、「傷ものになったと思われると結婚できなくなるから黙っていなさい」等の考えは、全く存在しません。<br>悪いことを選択して行った人たちが１００パーセント悪いのであり、加害者は、法によって裁かれ、その選択と行動に対する責任を取るだけです。<br>また、２０代、３０代といった大人たちなら影響はないのでは、という見方もあるかもしれませんが、ディープフェイク・ポルノを知らない間に合成され、それが本名や住んでいるところも含めてディティング・サイト（デートする人を探すサイト）等にアップロードされ、突然ひわいなメッセージや誹謗・攻撃的なメッセージが数多く届いたり、自宅の写真を投稿され、危害を加えることを予告するようなメッセージが現れ、支えてくれる家族・友人・パートナーがいるという安定した環境下でも、多くの被害者の女性たちが物理的・精神的な危機を経験していました。<br>直接的な性的加害の多くが知っている人からであるように、オンライン上での性的加害も、知っている人たちからのことが多いそうです。<br>恨まれるようなことをしたのでは、と被害者が自分を責めてしまうこともあるようですが、実際には、加害者もなぜ自分がそういうことをやったのか明確でない場合もかなりあるようです。<br>（現在のところ、ディープフェイク・ポルノをつくるサイトやアプリケーションに簡単にアクセスでき、安い価格で、技術的に簡単に短時間でつくることが可能なことも一因なのかもー子供だと興味本位でそのことによって生じる影響や結果に考えが及ばない場合もありうる）<br>もちろん、勝手に恨んで、復讐としてディープフェイク・ポルノをつくったとしたら、それは完全に間違っています。<br>恨むような気持になるような出来事があれば、きちんと話し合えばいいだけで、それが普通の対応です。勝手な期待をして恨みを持つような人のコントロール（例／その人に恨みを持たれるような状況をつくらない等）は、誰にとっても不可能です。その人の言動をコントロールできるのは、その本人だけで、ほかの人々になんの責任もコントロールもありません。<br><br><span style="font-weight:700;">誰も傷つかない、というのは事実ではありません</span>。<br>また、<span style="font-weight:700;">「表現の自由」とは何をしてもいいというわけでなく、基本的人権やほかの人々の自由や尊厳を侵害しない、ということが前提</span>となります。<br><br>このスペインでの事件は、司法の頭も悩ませ、多くの子供をもつ親たちが、「自分の息子が加害者になっていないか、自分の娘が被害者になっていないか」と心を痛めることとなりました。<br>この事件を担当した司法担当者は、「<span style="font-weight:700;">まだ倫理やモラルといった精神が発達しきっていない子供たちが簡単に犯罪をおかすことができるアプリケーションを作ることも間違っているし、そういうことをオンライン上許しているのもおかしい</span>」としていましたが、スペインには当時（多分今も）ディープフェイク・ポルノを取締る法律は存在しておらず、また加害者も子供たちだったので難しいところだったのですが、結局はこの加害者の男の子たちにも、彼らの行動に対しての処罰が出たそうです。<br><br>イギリスのようにわざわざthe Online Safety Actや刑法に組み込むことをしなくても、既存のDefamation（デファメーション／名誉棄損）で取締ればいい、というやり方を取っている国もありますが、そこには大きな問題があります。<br>このディープフェイク・ポルノの問題は、<span style="font-weight:700;">Consent（合意）がなく、被害者の権利（プライヴァシー、尊厳、アイデンティティー）が侵害された</span>というところにあります。<br>「（女性の）性的な画像や動画があることを恥ずべき」なので名誉棄損とするということになれば、ディープ・フェイクポルノは実写ではなく合成したものなので、本人とは違うので名誉棄損とはならない、といった詭弁がまかりとおる可能性もあるし、家父長制の考え方である「女性が明確にセクシャルであることは間違っている」という風潮を強化することにもなりかねません。<br>女性がセクシャルであることは間違ってもいないし、普通で自然なことで、それを社会的にスティグマにしたりして得をしているのは、権力をもった男性の一部だけです。<br>焦点は、合意がなく、その人の権利が侵害されたということであり、たとえポルノを職業として演じる人だったとしても、合意がないもの（合成されたフェイクもフェイクでないものも）を作ったり、シェアしたりするのは、許されることではありません。<br>もし、名誉棄損のみで、合意がない性的な画像や動画の作成・シェアを禁止する法律がない場合は、世間にまかり通っている偽の神話である「女性が明確に性的であることは間違っている（＝性的なイメージは恥ずべきこと）」が疑問もなく受け入れられている社会では、ポルノを演じることを職業としている女性は、すでに「名誉／評判」を失っているので、彼女の合意なしで何をシェアしようと作成しようと、名誉棄損は成り立たない、といった詭弁も通りかねません。<br>あくまでも、「<span style="font-weight:700;">合意の侵害</span>」が主眼です。<br>同時に、社会や周りの人から刷り込まれている神話や作り話を一歩下がって、正しいことなのかどうか、これ以降も信じるのかどうかを考えるのは重要です。<br>法律も大事ですが、法律が変わるには、<span style="font-weight:700;">人々の意識や考え方、社会のノームが変ることが重要</span>です。<br>The UKでディープフェイク・ポルノやサイバー・フラッシュについて、きちんと刑法として組み込まれたのも、子供を守る法律が強いのも、一般の人々がそれを強く求め、必要だと思っているからです。<br>誰もが安全でない社会は、結局誰にとっても安全でない、ということは当たり前のようですが、日々意識しておく必要があります。<br></p></div><p><span style="color:inherit;">特に、弱い立場におかれた人々の権利を守ることはとても大切です。</span></p></div>
</div></div></div></div></div></div> ]]></content:encoded><pubDate>Tue, 16 Apr 2024 17:12:33 +0000</pubDate></item></channel></rss>