The Green Catalyst
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Creating futures we can believe in
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    どこでも楽しく暮らすためには、土台として、ある程度、安全が確保されていることが大切です。
    新しい言葉や文化になじむまでに少し時間がかかるのは当然で、その間は、誰でも少し脆弱な立場となります。(例/労働法をどこで調べればいいか分からないし労働法の内容を知らない、自分にどんな法律上の権利があるのか知らない、知っている人や相談する人・友人がいない、英語で自分の言いたいことを表現することを難しく感じる等)
    そんなときに、イギリスの公式な情報(例/イギリス政府からの情報)や、公式な市民相談所(Citizen Advice等)を知っていれば、どこにサポートを求めればいいのか、何がより正しい情報なのかにアクセスできます。
    下記のボタンからKnoledge Base(ナレッジベース)とCommunity(2024年3月終わりにオープン予定)にアクセスできます。
    Commyunityは、イギリスをキーワードに、優しく共感のある、ゆるくつながる場所の一つとなることを目的としています。

    ※サービスや仕事についての紹介はありません。また、営利目的での書込もご遠慮ください。

安全は、楽しく過ごすための前提

私自身、日本で生まれ育ち、国立大学で美学美術史の学位を終えた後、ITエンジニアとなり、海外とはほぼ縁のない人生を送っていました。

ITエンジニアとして5年ほど働いた後に、イギリスの語学学校に2~3か月勉強するつもりでやってきて、結局24年ほどロンドンに暮らしています。

最初の数か月は英語を話すのをストレスフルに感じたこともありましたが、ヨーロピアンを中心とした語学学校のクラスメイトとも親しくなり、楽しい日々を過ごしました。

日本で暴行にあった後から、暗いところや日が暮れてから一人で出歩くことが困難になったのですが、ヨーロピアンの友人たちからどう安全に過ごすかを学び、趣味のアルゼンチンタンゴや劇場にも夜遅く出かけることができるようになりました。また、仕事上の問題では、イギリス人の元フラットメイトやヨーロピアンの元同僚たちから、無料法律相談所等も教わり、必要な時には何度か利用しました。個人的には、ロンドンのほうが私が住んでいた日本の地域よりずっと安全だと感じるし、ロンドンの混んだ地下鉄で仕事に通った日々でも痴漢にも全くあいませんでした。痴漢にあったとしても、叫べば周りが絶対に味方してくれるという自信があります。

また、イタリアのコンテンポラリージュエリーの学校の集中コースで、1か月フィレンツェに住んでいたのですが、とてもベーシックな私のイタリア語でも、現地での安全状況や問題が起きたときの相談場所を知っているのは重要なことだと再認識しました。


イギリスで、よく見聞きしたのは、日本人間での問題です。

イギリスは、女性の権利が日本と比べるとずっと強い国ですが、私の経験上では、日本人間では日本の数十年前の男尊女卑の感覚を持ち続けている人々が圧倒的な権力をもっている場合が多い、と言っても過言ではないと思います。

日本人加害者は男女に関わらず日本人のみをターゲットとすることが圧倒的に多いため、日本よりも日本人の数が少ない海外では、日本人であるというだけで、セクシャルハラスメントやその他のハラスメントのターゲットとなる確率が非常に高くなります。
交友関係だと会わないという選択も可能ですが、仕事だと立ち去るわけにはいきません。
同じ日本人間でも、駐在員(会社取得ビザ)、現地就職(就労ビザ)、現地就職(永住権)、学生等の違いで大きな力の差がうまれ、加害者が被害者よりも圧倒的に強い立場の場合は、被害者がとても困難な状況に陥る可能性が高くなります。
自分の利益を守るため、或いは、何らかの特権やおこぼれを得るために、加害者の片棒をかつぐ人々も存在します。例えば、ちょっとした食事会や飲み会に、セクシャルハラスメントが行われると知りつつ、加害者の男性(たち)に頼まれて、日本人女性が他の女性たちを、そういった場に誘うことも少なくありません。このときに、セクシャルハラスメントが頻繁に起こる場だとは、告げられません。加害者の片棒を担ぐ人々は加害者なのですが、自分自身が直接手をくだしているわけではないので自分は加害者ではない、という残念な認識を持っている人々もいます。セクシャルハラスメントの加害者も被害者も、男女どちらもがなりえます。
加害者が加害することを選択するので、被害者にはそれを避けることはできませんが、対処法や加害のパターンを前もって知っておくことで、早い段階で気づき対処を行い、被害を最小限・最短に抑えることができる可能性はあります。また、犯罪や違法行為があれば、該当する機関に相談もできます。

加害者が加害をしなければ被害者は存在しません。
どのような状況であっても、悪いのは加害者で、被害者は100パーセント悪くないことを理解しておくのは重要です。


すべての人々を疑って常に警戒しておく必要はありませんが、信頼は行動によって少しずつ築いていくものです。日本人だから100パーセント信頼できるということはありえないし、10パーセントくらいから始めて、相手の言動を観察し、信頼度を調整していくしかありません。日本でしか暮らしていないと、いわゆるよく知られた会社の人々や権威のある人々、友達の知合い等は信頼できる、と思い込まされているかもしれませんが、どの会社に勤めている/どの大学を出た/どういったコネクションをもっているか等は、そのひとの人間性とは全く関係ありません。自分の勤めている会社や地位やコネクションを基盤に、自分を100パーセント信用しろ、というひとには特に注意を払う必要があります。また、自分の言うとおりにしないと、就職に不利になる/日本人たちに悪い噂をふりまいて就職ができないようにする等のEmotional Blackmail(エモーショナル・ブラックメール)を使う人々も見てきました。これは、空っぽの脅しだし、脅しを使うということが既に「ひと」として間違っているので、惑わされないようにしましょう。


安全に暮らせることは、移民であることや性別、国籍に関わらず基本的人権ですが、世界は完ぺきではなく、基本的人権を守るためには、知識をつけ必要や状況によっては戦略的に対処する必要もあります。
問題がなく自分が冷静なときに、何か起こったときの対処法を知って備えておけば、怖れることはありません。


一緒にサポートしあい、安全な環境をつくり、誰もが楽しい日々を送れるようにするような場所となれば、と思います。

私がすべての回答を持っているとは思えませんが、メンバーの誰かが知っているかもしれません。

※繰り返しになりますが、商業目的での参加・書込はご遠慮ください。見つけた場合は、削除となります。

About Me

イギリス在住20年以上。

日本の国立大学の美学美術史卒業。

元 ITエンジニア(日本・イギリスで10年以上ーイギリスで労働許可証を取得)/ジュエリーデザイナー / リクルートメントプロフェッショナル (イギリスで8年以上)

すべての人はギフト(個人個人のよいところー誰もが違う)をもっていて、それを見つけ、伸ばし活かして、みんなで共に希望のある、信じられる未来をつくっていくことは可能だと信じています。出生や出身大学、年齢、国籍ということにとらわれず、Possibilities(可能性)を基本に、一人一人と社会にとってポジティブな未来をつくる一歩を踏み出すお手伝いをします。

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Reference

イギリスで困ったときに。転ばぬ先の杖。プラス、転んだ時の対処法


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