The Green Catalyst
The Green Catalyst
Creating futures we can believe in
  • 学校・教育機関向け

    これからの子供たちが、自分たちの望む未来を作っていくためにには、過去に当たり前とされてきた常識や知識は役に立たないことが多いか、逆に妨げになるためUnlearn(アンラーン/今まで当たり前と思ってきた知識を捨てて新たに学ぶ)することが必要になることもあります。
    また、世界中の人々と英語でコミュニケーションできることは、仕事をする上でも人生を広く深くするためにも避けられないツールでしょう。
    子供たちが、自分の一番よい部分を見つけて、いかし、のばして「The best version of oneself(誰かの真似をするのではなく、一人一人がその人自身の一番良いバージョンの自分自身を目指すこと)」となり、好奇心を忘れず、のびのびと楽しく生き、社会にも良い貢献をしていき、よりよい未来をみんなで作っていくために。
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    ※新たな協働プロジェクトも大歓迎です。お気軽にご連絡ください。

これから留学する人/留学中の人へ

SAYNO!(セイノー)のWebsiteには留学生のための性暴力マニュアルが掲載されています。自分は大丈夫と思っていても、一度目を通しておきましょう。


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社会が子供/大人へ期待すること ー ヨーロッパとアジアの違い

ヨーロッパで長年住んで感じるのは、社会が子供や大人へ期待することは、ヨーロッパと日本を含むアジアの国々で大きく違うことです。ヨーロッパ全般では、子供には以下の言動が期待されています。

ヨーロッパ全般:自分で考えることができる/自分の良心に従う/良い判断を行使する/自分の言動に責任を持つ/常に物事がどのように、どうして起こるかに興味を持ち続ける
日本を含むアジアの国々では、「親や権威に従う/老人を敬う/規則に従う/礼儀正しい/清潔」が一般的に子供に期待されていることだと思います。この考え方の違いは、学校教育や家庭内での教育、社会でのさまざまな場面に影響しています。ヨーロッパでは誰もが対等であり、年齢や性別、職業の有無、病気や身体の不自由さの有無等に関わらず、生まれた瞬間から一人一人はかけがえのない存在であり、誰もの尊厳を尊重することが大事だというのは基盤となる考え方です。ただ、この考え方はアジア圏だけで育つと、観念的には分かったような気がしても、実際に身をもって理解することは非常に難しく、日本人とヨーロピアンの間での誤解や衝突の原因となっているのをよく見ました。ヨーロピアンにしてみれば、アジア圏のように、非常に強いハイラルキーの世界(どの家族・親戚に生まれ落ちたか/職業/経済力/性別/年齢/社会でのステータス等で自分を含めたすべての人々に身分の上下のラベルを貼る)を経験していないし、そういった権威主義考え方の基盤もないので戸惑います。
どちらが優れているというわけではなく、アジア圏のみで育てば、アジア圏の非常に強いハイラルキー、権威主義の考え方と行動を無意識のうちにしていることを、認識しておく必要があります。
ただ、これからの不確実性の高い未来を生きていく子供たちには、ヨーロッパ全般の考え方のほうが、個人としての生きることへの満足感も高く、社会にも良い影響を与えられる可能性が高いのではないでしょうか?

文化理解について ー 表面的なことではなく、コミュニケーションの本質について

日本とイギリスでの複数のプロフェッション(ITエンジニア、ジュエリー・デザイナー、リクルートメント業界でのビジネスディベロップメント・キャリアカウンセリング・イギリス10大学での英語でのキャリア・ワークショップ)を通し、20年以上、地球上のさまざまな国籍の人々と働き、関わってきました。また、複数のイギリス大学とカレッジでの勉強(HND ジュエリー、アートセラピー・ファンデーションコース、ムーブメント・セラピー、カウンセリング基礎)、イタリアでの現代ジュエリー集中コース、ボランティア(アートセラピーグループでアートセラピストの助手)や趣味(アルゼンチンタンゴやフェルデンクライス)を通して、さまざまな国からの友人や知り合いにも出会ってきました。

その中で感じるのは、私たちは、Humanityというとても大きな土台を共有していますが、その上に、地理や歴史、文化が重なり、言語やボディー・ラングエージといったものが現れます。
実際に、多くのヨーロピアンや他のさまざまな国々の人々と働いたり趣味で知合って話しているうちに、本質的な部分では、日本人の考え方のどの部分が伝わりにくいか、テクニカルな部分では、どの日本語式の発音やアクセントが英語スピーカーを含むヨーロピアンにとって聞き取りづらく、どう改善できるのか等を日々身をもって学んできました。
日本で習う英語がヨーロピアンに理解されないのは、文法や発音といったテクニカルな部分より、本質的な文化の違いを理解していないことによると、経験的に感じています。
ヨーロピアンの間で、文法や発音が違っていてもほぼ問題なくコミュニケーションが行えるのは、彼らは地理的にも近く、歴史や文化を共有していることによります。そのため、自分たちの言語から英語に直訳しても、不自然な表現で文法的に間違っていても、発音できない単語があっても(イタリア人・フランス人は自国語で"H"を発音しないので"H"が発音できないか弱い人が多い)、言いたいことは伝わります。
それに対して、日本語の直訳は、機能しません。これは文法や発音といったテクニカルな問題ではなく、その文化に適応した考え方や表現ではないためです。単純に見えることでも、例えば、英語の「Yes」は日本語の「はい」に該当しないことが多いし、英語の「Sorry」も同様に日本語の「すいません/ごめんなさい」に該当しないことが多いです。
日本での日本語スピーカー向けに作られた外国語教材は、日本の文化や考え方、行動をもとにしたものが多く、文法的に正しくても、実際の生活やコミュニケーションではほぼ役に立ちません。
日本で育っていない英語スピーカーには、日本人が何を表現したいのか分からないので、どう教えていいか分からず、学ぶ生徒も混乱し、日本だけで育ちアジア圏以外の国や地域で働いたり暮らしたりしたことのない人は、テクニカルな部分はなんとかなっても、本質的な文化やコミュニケーションの面でつまづいてしまうのは、よく見てきました。
慣習として、ヨーロッパでは、大人であれば言語能力が十分に発達していて、自分の考えや気持ちを言葉で明瞭に説明できることが当然だと考えられています。また、意見が違うのは当然であり、お互いの言い分をよく聞き(誰もが対等)、どんなに小さなことでもしっかりと話し合い、お互いが納得できるところで折り合う、という訓練を子供のころからずっとしてきています。そのため、日本のように、断る言葉を言わずに話題を変えたり、曖昧に答えないことや、何も言わなくても察してほしい、というのは、理解されないし、不誠実で未成熟な対応だと受け取られる可能性が高いです。

基盤となる考え方が違うため、安全に対する基本的な考え方や、人権、女性・子供の権利、Fairness(公平さ), Justice(正義)についても、ヨーロッパの考え方はアジア圏と大きく違っていることを理解することは大切です。異なった考え方を知る、身をもって体験することは、考えや感情の幅を広げ深みを増し、共感に満ちたより豊かな人生を送ることができ、一人一人がポジティブな影響を社会に与えることができるでしょう。
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About Me

イギリス在住20年以上。

日本の国立大学の美学美術史卒業。

元 ITエンジニア(日本・イギリスで10年以上ーイギリスで労働許可証を取得)/ジュエリーデザイナー / リクルートメントプロフェッショナル (イギリスで8年以上)

すべての人はギフト(個人個人のよいところー誰もが違う)をもっていて、それを見つけ、伸ばし活かして、みんなで共に希望のある、信じられる未来をつくっていくことは可能だと信じています。出生や出身大学、年齢、国籍ということにとらわれず、Possibilities(可能性)を基本に、一人一人と社会にとってポジティブな未来をつくる一歩を踏み出すお手伝いをします。

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How we can work together

現在は以下のサービスがあります。新たな協働プロジェクトも大歓迎です。お気軽にご連絡ください。

実践で楽しく学ぶ

興味を引き出しながら、実際に身に付き役立つことを目指します。




異文化理解/ヨーロッパ留学

日本で育ったことによる自分自身の考え方や行動の特徴やバイアスに気づくこと、ヨーロピアンの考え方や行動の基盤を理解すること。

安全を確保して、留学生活を楽しく充実したものとするためにも。

便利な英語表現や、日本語スピーカー特有の通じにくい発音や表現についても実践的に学び、習慣とします。

キャリア・ワークショップ

教育関係のプロフェッショナルであっても、新たにどんどん生まれている業種や職業、多岐に渡る仕事というものについては、的確なアドバイスが難しい分野ではないでしょうか。イギリスでの8年にわたるリクルートメントの経験を生かして、「はたらく」とはどういうことなのかという根本的な問いも含めて、子供たちの可能性を見つけ、どのようなCareer Pathがあるのかを模索するサポートをします。
日本、イギリスやスウェーデン等のヨーロッパの国々、トルコ、アメリカ等、さまざまな国でのリクルートメントの経験があります。
外部キャリア・アドバイザー、或いはキャリアワークショップ(イギリス10大学で英語でワークショップを行った経験あり)の開催も可能です。日本語/英語どちらでも。
お気軽にお問合せください。

Free Resources

ヨーロッパ視点からの文献や記事、ニュース、個人的な経験から、地球温暖化問題、グリーンテック、外国で働くこと/仕事をどうとらえるか、異文化理解/外国語を学ぶこと、社会問題、アート、スタンダップコメディー等、幅広く伝えます。
好奇心を呼び起こし、世界を広げるために。

Blog

ヨーロッパで働くことや、人権や社会正義について。基本的人権や女性の権利についても。



Reference

イギリスで困ったときに。転ばぬ先の杖。プラス、転んだ時の対処法。安全の確保方法は他のヨーロッパの国々でも応用できます。



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