雨と晴れ間が慌ただしく入れ替わる日々
ロンドンには20年以上住んでいますが、一日のうちに四季があるというぐらい、天気はころころと変わります。通常は小雨が少し降って晴れたりやんだり、という感じでですが、雨が(ロンドンでのスタンダードと比べて)強く降る日は、風もとても強いので、傘を使う人は多くありません。傘はひっくり返るし、傘を差していても結局は風のせいで雨を防ぎようがないので。おばあちゃんたちは、ビニール製の顎のところで紐を結ぶスカーフのような帽子をかぶっているのも見ます。通常は雨は長く続かないので、スーパーやジムの屋根の下で待ちます。待っている人もけっこういて、気軽に見ず知らずの人々と話したりするのも楽しい時間です。
イギリス人たちの天気に対する文句は秀逸で、海辺のイギリス国内のホリデーは雨ばかりでいかにミゼラブルだったか、音楽フェスティバルに行けばそこも雨が多く、毎日泥まみれで大変だった、そういうことをユーモアと皮肉を交えて楽しく話してくれます。他のイギリス人たちも、さらにミゼラブルな雨の話で加わってきますが、全然ミゼラブルという感じではなくて、いかにミゼラブルだったかを競争して楽しんでいる感じです。
家族の仕事の関係で、イギリスの西の果ての美しい海辺の町、Falmouth(ファルマス、コーンウォール)にほぼ住んでいたこともありますが、海辺で雨と風が強く肌寒い日を過ごして、「これが彼らの言っていた、ミゼラブルなイギリスの海辺のホリデーか」と妙に感心してしまいました。
私自身、いつまでイギリスにいるかは分かりませんが、イギリスを離れて寂しいのは、きっと、この天気に対する秀逸で皮肉のきいた文句を聞けなくなることのような気がします。
イギリス人たちの天気に対する文句は秀逸で、海辺のイギリス国内のホリデーは雨ばかりでいかにミゼラブルだったか、音楽フェスティバルに行けばそこも雨が多く、毎日泥まみれで大変だった、そういうことをユーモアと皮肉を交えて楽しく話してくれます。他のイギリス人たちも、さらにミゼラブルな雨の話で加わってきますが、全然ミゼラブルという感じではなくて、いかにミゼラブルだったかを競争して楽しんでいる感じです。
家族の仕事の関係で、イギリスの西の果ての美しい海辺の町、Falmouth(ファルマス、コーンウォール)にほぼ住んでいたこともありますが、海辺で雨と風が強く肌寒い日を過ごして、「これが彼らの言っていた、ミゼラブルなイギリスの海辺のホリデーか」と妙に感心してしまいました。
私自身、いつまでイギリスにいるかは分かりませんが、イギリスを離れて寂しいのは、きっと、この天気に対する秀逸で皮肉のきいた文句を聞けなくなることのような気がします。
私自身は、雨が降った後、いつも探すのは虹。
雨と晴れ間が慌ただしく入れ替わる日もかなりあり、美しい虹をみる機会はたくさんあります。私が住んでいるグリニッジは、高い建物も増えてきたものの、日本と比べると建物が低く、空が開けているので、キッチンからも虹が見え、たまには二重の虹が見えるときもあります。虹は、あっという間に消えていきますが、空にかかる美しい色が与えてくれた喜びは続きます。
雨と晴れ間が慌ただしく入れ替わる日もかなりあり、美しい虹をみる機会はたくさんあります。私が住んでいるグリニッジは、高い建物も増えてきたものの、日本と比べると建物が低く、空が開けているので、キッチンからも虹が見え、たまには二重の虹が見えるときもあります。虹は、あっという間に消えていきますが、空にかかる美しい色が与えてくれた喜びは続きます。