ヨーロッパで働く ー 越境通勤

19.04.21 03:35 PM

国境を越えての通勤

 日本だけで働いていると想像するのが難しいかもしれませんが、ヨーロッパでは国境を越えての通勤というのも珍しくはありません。ルクセンブルクのように小さな国だと周辺の国々から毎日通勤している人たちも多数存在します。また、私自身オーストリアでのリクルートメントをサポートした際は、オーストリアだけでなく、ハンガリーや周辺国の人々にも声をかけました。オーストリアの母国語はドイツ語ですが、国境を接する国々はたくさんあり、そのうち、ドイツは母国語は同じで、スイス、イタリアにはドイツ語圏が存在します。また首都ウィーンから近い隣国としては、ハンガリー、スロバキアという国々がありますが、彼らの母国語はドイツ語とは違うものの、ドイツ語を話せる人はかなりの数で存在します。ウィーンでのお仕事の場合、オーストリア人だけでなく、他の国々からの優秀な人々との競争になります。ハンガリー、スロバキア等では、オーストリアや他の西ヨーロッパと比べると給料も低めなため、西ヨーロッパで働きたいという人々もいて、優秀な上に意欲も高いし、ドイツ語圏だけでなく東ヨーロッパ圏のマーケットもカバーできることとなり、企業側からも歓迎されることが多いです。ただ、これはEUという枠組みの中で、EU内であれば、他国でも労働許可書なしで働けるというところも大きいと思います。日本のように、自国語が一つのみで、それだけ話していれば大丈夫、という国のほうが実際は少いのではないかと思いますが、これは非常に恵まれていることだと思います。