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働く

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 昨日は、OliverWyman`によって開催された子育てとキャリアの関連性についてのWebinarに参加しました。情報はここより。

 パネリストは、London School of Economicsのダイレクターでもある経済学者のMinouche SHAFIK(ミナッシュ・サフィーク)さんと、マスターカードのグローバルチェアであるAnn Cairnsさん。ミナッシュさんは、「What We Owe Each Other; A New Social Contract」という本を最近出版しました。この「Social Contract(社会契約)」という言葉は、日本ではなじみがないかもしれませんが...

14.09.21 04:26 PM - Comment(s)

 ヨーロピアン(恐らくアメリカ大陸含めて)と日本人の間で大きな誤解を生じさせるものに、I'm sorryという言葉、或いは謝罪についての考え方があります。ヨーロピアンの中でもイギリス人はI'm sorryと比較的よく言ってしまうことで知られているものの、日本の「はい」が英語での「Yes」に該当しないように、これは日本語での「すいません」「ごめんなさい」と同じではありません。実際にクォリティの低いジョークで日本人を表現するのに「I'm sorry,sorry, sorry, sorry....」とぺこぺこして言い続ける、というのを見たことがある人はイギリスだとよくいると思います。ただ、日本人が「...

15.06.21 11:14 AM - Comment(s)

 イギリスでは、2020年12月31日にEUより離脱しました。パンデミックもあり、その影響を現段階で判断することはできませんが、CPID(イギリスの人事のプロフェッショナルボディー)では、2020年10月の段階でPodCastをWebsiteにアップロードしています。現在も法律が変更されたわけではないので、イギリスでの外国人雇用についてざっとまとめています。

  • グループ①ː 2020年12月31日以前からイギリスで働いているEU圏の人々 ⇒ 2021年6月30日までにEU Settlement Scheme(イギリスへの滞在は5年以上必要)に応募し、Home Office(内務省)より受け入れられ...
27.05.21 02:52 PM - Comment(s)

 誰しもハッピーな職場を望んでいると思いますが、突然職場環境が多くの人々にとって悪い状況に変わることもあります。組織編成の変更等で、シニアマネージャーが他の部署からやってきて、不適切な言動を繰り返す場合も起こりえます。中小企業だと、人事担当が他の業務との掛け持ちで、人事システムがほぼ存在しない、機能していない場合もあります。また、不適切な言動が繰り返されることが黙認、或いは放置されているということは、その上のマネージメントが機能していない可能性も高くなります。このような状況の場合、ヨーロッパでは一般的に何が起こるでしょうか? 

 ヨーロピアンと北アメリカ(アメリカ、カナ...

07.05.21 05:31 PM - Comment(s)

  日本に暮らしていると意外かもしれませんが、ギリシャ、スイスといったヨーロッパの国々に兵役義務(Millitary Service)が存在します。ここでいう兵役義務は国民の義務とされており、身体的に不可能等のやむを得ない事情がない限り、基本的に避けることはできません。私のギリシャ人の友人のパートナーは、大学時代は学業ということで免除期間で、その後はイギリスで就職しているので期間免除されています。ただし、一定の年齢になるまで(ギリシャでの兵役義務の期限が切れる年齢になるまで)は、ギリシャでの滞在期間は厳しく管理され、短い期間のみの滞在が許されています。ギリシャに永久帰国するのであれば...

04.05.21 09:31 AM - Comment(s)

 日本での英語教育、雇用型の変更(メンバーシップ型かジョブ型)等の論議を聞くたびに、いつも疑問に思うのは、「意図」はどこにあるのかという点です。

 英語については前回記載しましたが、英語の土台となっている部分が日本語とは大きく違うために、習得するのに時間がかかる、難しいと感じるのは当然だと思います。ただ、TOEICやTOEFLの得点がとても高いのに英語でのコミュニケーションがほぼ不可能、というケースは日本で育った方々に圧倒的に多く見てきました。私自身、ヨーロッパ大陸と日本でのリクルートメントに携わってきましたが、TOEICとTOEFLの得点は完全に無視しています。実際に英語でインタビューを行い、...

20.04.21 04:12 PM - Comment(s)

 日本だけで働いていると想像するのが難しいかもしれませんが、ヨーロッパでは国境を越えての通勤というのも珍しくはありません。ルクセンブルクのように小さな国だと周辺の国々から毎日通勤している人たちも多数存在します。また、私自身オーストリアでのリクルートメントをサポートした際は、オーストリアだけでなく、ハンガリーや周辺国の人々にも声をかけました。オーストリアの母国語はドイツ語ですが、国境を接する国々はたくさんあり、そのうち、ドイツは母国語は同じで、スイス、イタリアにはドイツ語圏が存在します。また首都ウィーンから近い隣国としては、ハンガリー、スロバキアという国々がありますが、...

19.04.21 03:35 PM - Comment(s)

  ジョブディスクリプションには、ある程度細かく仕事内容と権限・責任の範囲が記載されています。ただし、すべてをカバーしているわけではありません。例えば、プロジェクトマネージャーであれば、プロジェクトを期間内に高いクォリティーで完遂する責任があり、それを実現するための必要な権限(例/プロジェクトのメンバーの決定・変更、レポートの義務付け、必要な機器を購入する決定権等)がセットで設定されますが、これはジョブディスクリプション内ではなく、それぞれのプロジェクトブリーフ等に記載されているでしょう。ただ、ここで記載されている内容は、ジョブディスクリプションの骨組み・意図と合致していて、自然と納...

14.04.21 09:14 AM - Comment(s)

 「ヨーロッパの人々は、はっきりとものを言いすぎる」ということを、日系企業に勤めている方々から聞くことがあります。逆に、日本語を話すヨーロピアンの方々から、日系企業で働く際に、日本のhigh contextual culture(高度な文脈文化)はコミュニケーションを難しくさせると聞くこともあります。ヨーロッパでは、大人であるということは言語能力も十分に発達し、精神的にも成熟しているので、明確に自分の行動や考えを説明し、かつ相手のことも良く聞き、質問が必要であれば質問しお互いに可能な限り理解を深めて、お互いが少しずつ譲歩しお互いの納得できる解決方法を探ります。意図や内...

12.04.21 04:18 PM - Comment(s)

 日本でいう正規・非正規の雇用区分はヨーロッパでは非常に分かりにくい概念です。日本だと正規はフルタイムで正規雇用で働く人で、それ以外は非正規(パートタイムのこともあれば、フルタイムの場合もあり十数年にわたって同じ企業で働いている場合もあり)のようですが、雇用者の権利が他の西ヨーロッパと比べて弱いイギリスでさえ、パートタイム・フルタイムに関わらず通常は正規雇用です。
 例えば、私自身、イギリスで事務系の仕事をパートタイムで週20時間程度を数...
07.04.21 05:06 PM - Comment(s)

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