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 日本での英語教育、雇用型の変更(メンバーシップ型かジョブ型)等の論議を聞くたびに、いつも疑問に思うのは、「意図」はどこにあるのかという点です。

 英語については前回記載しましたが、英語の土台となっている部分が日本語とは大きく違うために、習得するのに時間がかかる、難しいと感じるのは当然だと思います。ただ、TOEICやTOEFLの得点がとても高いのに英語でのコミュニケーションがほぼ不可能、というケースは日本で育った方々に圧倒的に多く見てきました。私自身、ヨーロッパ大陸と日本でのリクルートメントに携わってきましたが、TOEICとTOEFLの得点は完全に無視しています。実際に英語でインタビューを行い、...

20.04.21 04:12 PM - Comment(s)

 日本だけで働いていると想像するのが難しいかもしれませんが、ヨーロッパでは国境を越えての通勤というのも珍しくはありません。ルクセンブルクのように小さな国だと周辺の国々から毎日通勤している人たちも多数存在します。また、私自身オーストリアでのリクルートメントをサポートした際は、オーストリアだけでなく、ハンガリーや周辺国の人々にも声をかけました。オーストリアの母国語はドイツ語ですが、国境を接する国々はたくさんあり、そのうち、ドイツは母国語は同じで、スイス、イタリアにはドイツ語圏が存在します。また首都ウィーンから近い隣国としては、ハンガリー、スロバキアという国々がありますが、...

19.04.21 03:35 PM - Comment(s)

 「日本人は英語が苦手」と日本人の方々からよく聞きます。ヨーロッパ内では、イギリス人は外国語が話せないことで有名です。良く知られている冗談ですが、「イギリス人は、外国語も話せないし食事もまずいから、植民地をつくった(=現地の人々に英語を話させる)」。実際は、日本でいうイギリスはUnited Kingdom(The UK)を指している場合が多く、United(連合)とあるように、スコットランド、イギリス、ウェールズ、北アイルランドの国々から構成されています。この内、ウェールズには英語とは全く違う言語のウェールズ語があり、アイルランドはオリジナルの言葉はゲール語です。ただし、どこでも英語は通じます...

16.04.21 02:57 PM - Comment(s)

 「ヨーロッパの人々は、はっきりとものを言いすぎる」ということを、日系企業に勤めている方々から聞くことがあります。逆に、日本語を話すヨーロピアンの方々から、日系企業で働く際に、日本のhigh contextual culture(高度な文脈文化)はコミュニケーションを難しくさせると聞くこともあります。ヨーロッパでは、大人であるということは言語能力も十分に発達し、精神的にも成熟しているので、明確に自分の行動や考えを説明し、かつ相手のことも良く聞き、質問が必要であれば質問しお互いに可能な限り理解を深めて、お互いが少しずつ譲歩しお互いの納得できる解決方法を探ります。意図や内...

12.04.21 04:18 PM - Comment(s)

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