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Climate Change

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国際女性デー:再生エネルギーと女性

先週の金曜日(2024年3月8日)は、International Women's Day(国際女性の日)ということもあり、それに関連したIRENA(International Renewable Energy Agency/国際再生エネルギー機関) が主催したウェビナーに参加しました。
ウェビナーの題目は、Invest in Women: Accelerate Progress Through Renewable Energy(女性への投資ː 再生エネルギーを通して進化を速める)で、IRENAのサイトのここに説明があります。

イスラエルの歴史家のYuval Noah Harari(ユヴァル・ノア・...

11.03.24 06:26 PM - Comment(s)
原子力なしで、再生可能エネルギー90パーセント以上を実現させたウルグアイ

現在、ウルグアイは約90~95パーセントのエネルギーを再生可能エネルギーから得ています。年によっては、98パーセントとなったときもあったそうです。
このグリーン革命の旗手は、なんと原子力物理学者のRamon Mendez Glain(ラモン・メンデス)さんです。

このような明るい話題をヨーロッパを中心として、週に二回お届けしています。サインアップは下記のページの下部より。

イギリスの独立系新聞ガーディアン紙の記事は、ここより。
ちなみに、ガーディアン紙は、ほかのUKの主要新聞が特別富裕層の人々や企業に経営され...
25.01.24 04:42 PM - Comment(s)
イギリスのネット・ゼロに関する間違いだらけのシンクタンクのレポートが真実であるかのように主要新聞に掲載されることの背景と事実を知ることの大切さ

表題にあるように、ネット・ゼロ経済政策から逸れることについての正当性を主張するシンクタンクのレポートが発表されましたが、小学生レベルの間違いであふれているにも関わらず、イギリス主要新聞で、あたかも真実かのような扱いを受け、多くの新聞でヘッドラインをかざりました。
環境・エネルギー問題に関しての専門家で、 Carbon Brief/の副編集長であるSimon Evans(サイモン・エヴァンス)さんが分析しています。

イギリスの独立系新聞、ガーディアン紙の ここ からも読めます。

現与党である保守党の年に一回のConference(議会)の直前に、Civitaという55 T...

06.10.23 05:02 PM - Comment(s)
ネット・ゼローイギリスでの議論

最近、イギリス政府(正式には、The United Kingdomで、イギリス・ウェールズ・スコットランド・北アイルランドの4か国の連合国)は、新たにスコットランド沖のRosebank oil field(ローズバンク油田)の開発を承認しました。イギリス政府のネット・ゼロ経済計画に反しており、かつ地球温暖化をより加速させることになるので、大きな反対も起きています。

この油田開発を手掛けるのは、ノルウェーのEquinor(エクイノール)と、イギリスのIthaca Energy(イサカ・エネルギー)です。
前者のエクイノールは、経済的に貧しかったノルウェーで石油がみつかった際、国営企業として設置され、...

04.10.23 02:09 PM - Comment(s)
イギリスのエネルギー危機と政治
The UK(イギリス、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド4か国の連合国)では、大きな2つの危機に直面しています。
1つは、The cost of living crisis (生活費の危機ーインフレーションともリンクしている)、もう1つは、The energy crisis(エネルギー危機)です。
日本に暮らしている人にとっては、The UKでの問題が自分とどんな関係があるの?と思うかもしれませんが、程度の差や時間差はあるにしろ、どちらも世界中の国々が直面している問題であり、「何が問題なのかを正確に見抜くこと」→ 「適切な解決方法を見つけること」 → 「人々がより安全に暮らせる環境をつく...
12.09.22 05:07 PM - Comment(s)
なぜ地球温暖化・気候変動が重要な問題なのか?どう自分たちに影響があるのか?何ができるのか?
※2021年11月9日時点での記事となります。

現在、イギリス(通称イギリスは、北アイルランド、スコットランド、ウェールズ、イギリスの4か国の連合国)内のスコットランドの街、グラスゴーでCOP26(Conference Of Parties - 締約国会議)が開かれています。温暖化を産業革命以前のレベルから1.5度以内の上昇に抑えることが目標とされていましたが、現時点では、すべての国々が約束を守ったとしても、1.8度或いは2度近くまで上がるだろうとされています。

日本に住んでいると、もともと自然災害が多く、また国際的な紛争の影響を直接受けることも少なく、難民を受け入れることも少ないので、今一つ、こ...
25.07.22 03:14 PM - Comment(s)
原子力発電所やSMR(小型モジュール炉)は私たちの社会に必要/有用なのか?
​先週(2022年1月19日)に、自然エネルギー財団の開催したウェビナー「世界への原子力産業動向と日本への示唆」に参加しました。
The world nuclear industry report 2021の原文は、ここより、仮訳の日本語版は、自然エネルギー財団のウエブサイト上のここより参照可能です。

原子力発電については、日本に住んでいれば福島事故の記憶はまだ薄れていないと思います。
感情をまじえず、事実に基づいて冷静に話しあうことが早急に必要な話題だと思いますが、「事実」を集めて、かつ理解するのは大変なことだと思います。
新聞やウェブサイトを見ても、原子力発電所を保有している企業の影響(資金提供や...
24.05.22 03:33 PM - Comment(s)
ネットゼロについて
ネットゼロの取り組みは、さまざまな議論はありますが、現段階では、ヨーロッパでは再生エネルギーの利用・活用が日本よりはずっと進んでいるといえるでしょう。ヨーロッパではRule Based Society(ルールに基づいた社会)であり、EU(ヨーロピアンユニオン)の存在、地理的にヨーロッパ大陸は陸続きであり、アフリカやロシアとも近い、ということもあいまって、様々な国々を包括した一貫した戦略を立てやすい枠組が存在しているのは、エネルギー戦略では有利な部分でもあるでしょう。
 再生エネルギーに関しては、ヨーロッパでは再生エネルギーでほぼすべてをまかなうことは現実的に可能である、という意見も多いですが、...
24.05.22 03:27 PM - Comment(s)
海運業界の脱炭素化と未来
イギリスの国営放送BBC Radio 4の「Spark」では、現代の私たちが対面する問題を革新的な方法で解決しようとする人々を招いて話しています。
今回は、Shipping Strategist(海運ストラテジスト)のMark Williams(マーク・ウィリアムズ)さんより。
ここから、視聴可能です。

海運業といっても、貨物船や石油タンカー等、今一つ自分の今の生活とどう結びついているのか、見えにくいかもしれません。

今、自分がいる場所を見渡してみましょう。
どんなものが見えるでしょうか?

あなたの部屋にあるほとんどのものは、船で運ばれてきたものです。
飛行機での運搬はコストが高いため、大部分のものは海上を...
31.01.22 05:00 PM - Comment(s)

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