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Radical Empathy (ラディカル・エンパシー/急進的な共感)ー 世界も私たちもみんなつながっている

Empathy(エンパシー)の主要な意味は、相手の立場に自分を置き、相手がどのように物事をみているか、感じているかを知ろうとすることです。

ただ、私たちが特権をもっているような環境にいて、それに気づいていない場合(例/その国や地域・社会での主要な民族・人種・国民である等も含む)、基本的人権を奪われているような人々のことを想像するのが難しいことは、意識しておく必要があります。

ベテラン・ジャーナリストでアカデミックでもあるIsabel Wilkerson(イザベル・ウィルカーソン)さんの著作「The Caste(ザ・カースト)」に出てきていた「Radical Empathy(ラディカル・エンパシー/...

15.04.24 05:21 PM - Comment(s)
Fierce Self-Compassion(フィアース・セルフ・コンパッション)/(たたかうための)強いコンパッション))your post title

ある日、いつものMeditation App(瞑想アプリケーション)のHeadSpace(ヘッドスペース/英語がベースでほかのヨーロピアン言語でも聞けるけど、アジア言語はなし)を聞いていると、アメリカの心理学者のKristin Neff(クリスティン・ネフ)さんのPodcastがあり、心に残りました。


Podcastで、クリスティンさんは、自閉症をもった息子さんがまだ小さい時に、かんしゃくがとまらなくなり、息子本人も苦しいのだろうと思いながらも、自分もつらくて、自分の腕をさすりながら「クリスティン、大変だね、つらいね、がんばってるね」と心の中で言っていると、息子さんにもクリスティンさんの落ち着き...
15.04.24 05:18 PM - Comment(s)
一人でみる夢はただの夢だけれど、みんなで一緒に見る夢は現実になる - Yoko Ono Exhibition at Tate Modern in London

先月(2024年2月15日)から、Tate Modern (テイト現代美術館)で、Yoko Onoさんの展覧会が始まりました。9月1日まで開催されています。

Tate GalleryのMembership card(Tate Gallery傘下のすべての美術館ーTate Modern, Tate Britain, Tate St Ives等で有効)をもっているので、特別展では、一般の人々に公開される前の朝9時から10時まがメンバーのみの時間として設定されている日が数日あり、2月の終わりに観てきました。
ちなみに、メンバーだと特別展が無料となるだけでなく、メンバー専用のカフェ(テイト現代美...
12.03.24 04:30 PM - Comment(s)
国際女性デー:再生エネルギーと女性

先週の金曜日(2024年3月8日)は、International Women's Day(国際女性の日)ということもあり、それに関連したIRENA(International Renewable Energy Agency/国際再生エネルギー機関) が主催したウェビナーに参加しました。
ウェビナーの題目は、Invest in Women: Accelerate Progress Through Renewable Energy(女性への投資ː 再生エネルギーを通して進化を速める)で、IRENAのサイトのここに説明があります。

イスラエルの歴史家のYuval Noah Harari(ユヴァル・ノア・...

11.03.24 06:26 PM - Comment(s)
Root cause(ルート・コゥズ/根本にある問題)を理解し、解決することの大切さ

ヨーロッパにいると、戦地から報道するジャーナリストの多くが女性であることは、ごく普通のことです。

今回は、女性ジャーナリストでドキュメンタリー映画製作者でもあるSimona Foltyn(シモーナ・フォルティン)さんの鋭い中東状況の分析からです。
The Prospect Magazineは、無料で聞けるPodcastもあり、「What motivates Hezbollah, Iran and the Houthis? (何がヒズボラ、イランやフーシ派を動機づけているのか?)」というシモーナさんがインタビューされたポッドキャストを聞き、とても興味深かったので、記事も読みました。
シモーナ...
23.02.24 05:41 PM - Comment(s)
希望と楽観性を持ち続け、団結して抵抗し続けることの大切さー独裁政治は内部から崩壊させられる

Alexei Navalny (アレクセイ・ナヴァルニー/英語圏では、ナヴァルニーと発音され、日本で通用しているナワリヌイとは違います。でも、恐らく日本での発音のほうが現地語読みに近いはず)さんの死亡のニュースに伴い、ブリティッシュ(The UKの連合国4か国のうちのウェールズ国出身のウェールズ人)女性ジャーナリストの、Carole Cadwalladr(キャロル・キャドウォラダー)さんが、独立系新聞ガーディアン紙に興味深い記事を寄稿していました。


ちなみに、キャロルさんの名前のつづり(苗字も名前も両方)をみると、The UKに住んでいる人々なら、直観的にすぐにウェールズ人だと見当がつくと思いま...
22.02.24 10:41 AM - Comment(s)
優しさや共感を基盤とした社会

イギリスの独立系新聞ガーディアン紙には、環境に強いベテランジャーナリストのGeorge Monbiot(ジョージ・モンビオット)さんが常駐エディターとし在籍しています。
ジョージさんは、環境問題があまり知られていなかった頃から、環境について書き、ときには、環境問題を理解したくない・理解しない人々を相手に、フラストレーションで涙を流しそうになったこともあることから、映画の「Don't look up」の主人公のうちの科学者にたとえられることもありますが、彼の環境に対する深い知識・洞察とパッションは本物です。
このジョージさんが、なぜトランプ元大統領が、アメリカでいまでに人気なのかを、社会や個人の価値...
13.02.24 06:08 PM - Comment(s)
ドイツでの民主主義への希望

定期的に聞いているPodcastの中に、Financial Times(ファイナンシャル・タイムズ)の「The Rachman Review」があります。ブリティッシュ・ジャーナリストのGideon Rachman(ギデオン・ラフマン)さんが担当しているポッドキャストです。
ヨーロッパに住んでいると、名前からユダヤ系なんだろうと気づくと思うのですが、父はユダヤ系南アフリカ人で、イギリス生まれ・育ちではあるものの、子供時代の一部は南アフリカで過ごしたようです。ジャーナリスト時代を東アジアで過ごした期間もかなりあり、アジアにも深い洞察眼をもっているジャーナリストです。
ヨーロッパにいると、人々のアイデ...
06.02.24 02:26 PM - Comment(s)
失敗することの大切さ

ある日、偶然、スダーン生まれでイギリスで活躍する女性ジャーナリストNesrine Malik(ネスリン・マリック)さんの出演するポッドキャストに遭遇しました。
ネスリンさんは、イギリスの独立系新聞紙ガーディアンのジャーナリストでもあります。ここから、彼女の記事が読めます。

録音されたのは、少し前(2019年)になります。
ネスリンさんの記事は長年興味深く読んでいるのですが、鋭い見方と深い知識で書いていることと、母国語でない英語で書いているせいもあるのか、フォーマルで固い表現である印象があったのですが、ポッドキャストでは、気さくで気取らず、楽しく、とてもいいインタビューでした。
ポッドキャストは、「Ho...

25.01.24 05:04 PM - Comment(s)
普通の市民にできる草の根外交運動:パレスチナの人々の命と尊厳を守るために

最近、イギリスの独立系新聞ガーディアン紙に、ユダヤ系カナダ人女性ジャーナリスト・作家・映画製作者・アカデミックのNaomi Klien(ナオミ・クライン)さんが、パレスチナの人々の基本的人権と自由、安全が保障されるためには、イスラエル政府が日々行っている国際法違反や戦争犯罪をやめることが必要で、そのために国際社会がプレッシャーをかけ、イスラエル政府が国際法を守るようになるまで、私たち地球上の誰もができることについて、寄稿していました。
ここから読めます。
ちなみに、「Naomi」という名前は、イギリスでも北アメリカでも、「ナオミ」ではなく、「ネィオミ」に近い発音のことが多いです。

ヨーロピアン時間で...

25.01.24 05:04 PM - Comment(s)

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