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Hope and Humanity

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従順・素直であることの危険性

日本では、「従順」であることが美徳であるように語られるかもしれませんが、ヨーロッパでは、ネガティヴな意味合いです。

これは、日本で生きていくにも理解しておいたほうがいいことだとは思いますが、ヨーロッパで生きていくのならば、しっかりと理解しておく必要性があります。

「従順な」に近いことばとしては、英語では「obedient」或いは「submissive」「docile」「amenable」等さまざまですが、どれも奴隷のような扱いを進んで受け入れるかのような印象を与えます。
日本語でいう「素直」も、英語では「従順な」ということばと同等と見なしていいと思います。
「言われることを何でも受け入れる、言われたこ...
02.10.23 04:16 PM - Comment(s)
押し付けられたネガティヴな自分像を捨てて、新たな自分の物語を作ること

最近、国営放送BBCで90年代に放映された、「 Our Friends in the North 」が再放送されました。
James Bondを演じたこともあるDaniel Craig(ダニエル・クレイグ)さんも出演しています。1960年代から90年半ばにかけてのイギリス北部のNewcastle(ニューキャッスル)に住む4人の友達を軸に、イギリスがどう変わっていったかを描きます。

イギリスは、階級社会で、Northerners(北部のひとびと)という際には、「労働者階級」「貧しい」といったラベルが貼られがちです。実際は、18世紀半ばから19世紀半ばまでは、ニューキャッスルは、I...

18.09.23 03:51 PM - Comment(s)
家父長制を壊す 小説家 レイラ・スリマニさん

先日、イギリス国営放送、BBC Radio4を聞いていると、モロッコ出身・育ちで、フランス語で小説を書いている、フェミニスト活動でも知られているLeila Slimani(レイラ・スリマニ)さんを交えたインタビューに偶然出会いました。

BBC soundsの ここ からきけます。

同じBBCで、2020年の放送になりますが、「Start the Week, Leila Slimani on Sexual Politics」も興味深いものでした。 ここ より聴けます。

日本だけで暮らしていると見えにくいかもしれませんが、アフリカ大陸、中近東、アジア、南アメリカ等...

14.09.23 02:28 PM - Comment(s)
Assertion (アサーション) ー 3

まず最初に、「NO」と言うほうも受け取るほうも、「No」は誰かを拒絶しているのではなく、特定の要求を断っているだけであることを理解しておくのが前提です。
また、どんな状況や関係性にあろうと、誰にでも「No」という権利はあり、それは尊重されなければなりません

特に、日本で女性として育っていると、「No」と言ってはいけないと育てられたり、「No」と言うことで、大きな罰や不利益、逆恨みを受けたことを何度も経験しているかもしれません。
ヨーロッパでは、上記は適用しないので、嫌なことには、はっきりと「No」と言う必要があります。
ヨーロッパの人々は、日本人と違って「No」を言うことにも、受け取るのにも慣れてい...

06.07.23 10:40 AM - Comment(s)
Assertion (アサーション) ー 2

日本では、「まず義務を果たしてから権利を主張」ということを多く耳にした気がしますが、基本的人権(誰もが平等・対等に扱われること等)は、生まれながらに誰もがもっていて、かつ誰にも奪うことのできない権利であり、義務は関係ありません
さまざまな理由や事情で働けなかったりしても、そのひとのひととしての価値には全く関係なく、誰もが対等で尊重されるべき存在です。
それに、こういった間違った主張をしている人々の言う「権利」や「義務」とは、具体的に何でしょう?聞いても、明確でダイレクトな答えは返ってこないかもしれません。

これを元に、前回のAssertion(アサーション)の続きについて。

前回の「15. 自分の行...

06.07.23 10:27 AM - Comment(s)
Assertion (アサーション) ー 1

日本で使われているAssertion(アサーション/自己表現を論理的に易しく行うこと)という言葉は、他の英語でのことばの概念(Freedome, Equality, Equity)と同様に、日本語に置き換えられると、全く違うものになってしまいます。


ただ、Assertionは、ヨーロッパで生きていく上では欠かせないし、恐らく日本でも必要です。
まず前提として、年齢・性別・社会や企業での地位・民族・心身障害等の有無等に関わらず、誰もが同じ権利をもつ、対等な人間であり、誰もが同じように尊重されるべきだという考えがあります。
小さな例えでは、会社の社長と平社員であっても、社長が平社員に何を言ってもしてもい...

06.07.23 10:17 AM - Comment(s)
加害者が、加害の責任を取る社会

イギリスの国営放送BBCのRadio4で、偶然、「 The Why Factor - Victim Blaming 」という番組を聞きました。


強盗や窃盗の被害者を責める人は少ないのに、なぜ、性的なことが関ることだと、被害者を責める人々が大きな声で堂々と発言したり、被害者が自分を責めるような気持に陥りやすいのは、どうしてでしょう?
また、どうやったら、このnorm(ノーム/標準的な環境)を変えられるのでしょうか?

最初に、事実は、加害者が100パーセント悪く、被害者は全く悪くありません。加害者が加害することを選択しなければ、そもそも被害者は存在しません。
また、子供(18歳以下)に...
19.06.23 02:28 PM - Comment(s)
Pride Monthに寄せて
LGBTQ Monthに寄せて。Us(私たち)の枠をひろげる。違うことは、私たちを豊かにしてくれる。
12.06.23 05:20 PM - Comment(s)
良い土壌をつくるのは私たち一人一人の責任

最近、RadioやYoutube等で、かなり違った番組を観たり聞いたりしていたのですが、一致しているのは「(社会としての)土壌ー私たち一人一人が作っていて、それぞれに責任がある」ということでした。


中国の小説家、Yu Hua(余華/ユイ・ホア)さんのアメリカでの インタビュー では、「China in Ten Words」(日本語では、英語とは全く違う題名の「ほんとうの中国人の話をしよう」というタイトルのようです)について語っていました。英語での通訳者がついていたのですが、彼は飄々としていて気取らず、語りがとても上手でした。中国語が分かればもっといいですが、英語が分かれば、こ...
09.05.23 04:42 PM - Comment(s)
Victim Navigator
勇気ある、トラフィックされた女性が、大きな犯罪組織に立ち向かい、小さな勝利を勝ち取りました。その背後にあったのは、被害者へ、複雑な法律の世界を操縦するサポート、心理カウンセリングを受けることにつなぐ、被害者を支え、未来への希望をつなぐ役割の、Victim Navigatorという職業の女性。
14.04.23 06:01 PM - Comment(s)

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