Yoko Marta

Blog by Yoko Marta

堕胎は女性だけの問題ではなく、すべての人々にとっての人権問題 

ある日、毎日読んでいるイギリスの独立系新聞ガーディアン紙に、アメリカの若い男性(18歳~25歳)に特に焦点をあてたチャリティー団体、「Men4Choice」の記事がありました。

この団体は、まだ学生だったOren Jacobson(オレン・ジェイコブソン)さんが2015年に設立したそうです。
アメリカでは、現在、堕胎が違法化された州もかなりあり、その中には、性的暴行や親が子供にレイプして妊娠させた場合でも堕胎が違法である場合もあります。
アメリカでは、1973年以来「ロー対ウェイド」判決により堕胎は合法となっていたのですが、アメリカ前大統領のトランプ氏が在任中にすべての堕胎に反対する裁判官を新たに3...

28.08.24 10:43 AM - Comment(s)
イギリスでの精神医学の進化と、病気と向き合う人々の勇気

ラジオというと、なんだかアンティークなものに感じられるかもしれませんが、料理をしながら、朝食をとりながら、といったときに、いつもイギリスの国営放送BBC Radio4をかけっぱなしにしています。
ポッドキャストだと選ばないような話題もあって、このランダムさが面白いと感じます。

ある日、聞いていると、「Is Psychiatry Working?(精神医学は機能しているのか)」という30分ほどの番組で、schizophrenia(スキッツォフォレニア/精神分裂病)と診断され30年ぐらいたつ中で、声が聞こえる人々(幻聴がきこえて困難を感じている人々)をサポートする機関「Hearing Voi...

28.08.24 10:35 AM - Comment(s)
世界はつながっているー 弱い立場に追いやられている人たちほど、社会や経済の仕組みを知り、仲間と手を合わせて立ち向かい、そのシステムを越えるものをつくる必要がある ⑦

ネオリベラリズムは、日本語では「新自由主義」と呼ばれているようですが、日本では文化や社会の土台がヨーロッパとは大きく違うために、「自由」ということば一つをとっても、日本語と英語の間で大きなねじれが生まれてしまうので、ここでは、英語のまま、「ネオリベラリズム」と呼ぶことにします。

ネオリベラリズムのイデオロギーの創始者のうちの一人は、現オーストリア出身のFriedrich Hayek(フリードリヒ・ハイエク)さんだとされています。
彼がどうこのネオリベラリズムの考えにたどりついたのかは、彼の生きた時代に大きく影響されています。

ハイエクさんは、18...

28.08.24 10:30 AM - Comment(s)
人間のランキング化が引き起こすこと

Owen Jones(オーウェン・ジョーンズ)さんは、ブリティッシュ・ジャーナリスト、アクティヴィストでもあります。
このオーウェンさんのポッドキャストに、パレスチナ出身・育ちで、イギリスに拠点をおいているアカデミック・作家のAhmed Masoud(アフメッド・マスゥド)さんが登場していました。

パレスチナに関する報道は、イギリスを含む西側諸国のでのMainstream(メインストリーム/主流ーBBCや大手新聞会社)は非常に偏っていることは、メインストリームに所属しない(=グローバル企業の株主等の意向に左右されない)ジャーナリストや、専門家たちからも指摘されています。
ここでは、メインストリームの...

28.08.24 10:27 AM - Comment(s)
ネパール内戦時の女性に対しての人権侵害についての正義を求めるーDevi Khadkaさん

Devi Khadka(デヴィ・カトゥカ)さんは、ネパールの女性政治家で、Nepal Communist Party(ネパール・コミュニスト・パーティー/ネパール共産党)のメンバーです。
ネパールの内戦は1996年から2006年まで続き、その間に1万7千人が殺され、多くの人々が失踪しました。

デヴィさんは、この戦争が始まったときは17歳で、普段通りマーケットに買い物に行ったとき、兄がネパール共産党の地方リーダーだったことから、政府軍の警察に暴力で連れ去られ、兄の居場所を告白するよう拷問を受けます。
兄を告発する文書に署名するようにいわれますが、「私はどんな文書にも署名しません。私を殺すしかないですね...

28.08.24 10:24 AM - Comment(s)
独立系メディアとホンデュラスが民主主義を取り戻すまで

報道の自由という点では、意外に思うかもしれませんが、日本は、民主主義かつ経済的に発展している国としては低いほうです。

どう報道の自由を測定するのか、という基準にもよるものの、よく使われている「Reporters without borders」からは、2024年は日本は70位です。
主要メディアがRupert Murdock(ルパート・マードック)さんのような大富豪(ネオリベラリズムを推し進める大富豪のうちの一人)に大きくコントロールされていて報道が非常に偏っていると感じるThe UK(イギリス、北アイルランド、ウェールズ、スコットランドの連合4か国)でさえ、23位で、日本よりずっと報道の自由が高...

07.08.24 05:34 PM - Comment(s)
VAWG(女子と女性への暴力)に対するイギリスの取組 ②

前回のBlogでは、チャリティー団体、Beyond Equalityの設立者でもあるDaniel Guiness(ダニエル・ギネス)さんの、女子・女性への暴力(VAWG)をなくすためのイギリスのチャレンジの一部として、ダニエルさんの見解を紹介しました。

今回は、なぜダニエルさんがこの活動を行っているのか、どうポジティヴなマスキュリニティー(ポジティヴな男性性)を育むのか、地球上の多くの地域での「男性はProvider(プロヴァイダー/一家の大黒柱で、家族全員を養い守る)でなければならない」を壊し、自分たちの望む新たな社会のノーム(風潮)を作り、男性同士が安心して弱い部分も見せられ、お互いに相談・...

30.07.24 11:29 AM - Comment(s)
VAWG(女子と女性への暴力)に対するイギリスの取組 ①

The UK(イギリス、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの連合4か国)では、つい最近、Violence Against Women and Girls(略称でVAWGとよばれる/女性と女子に対する暴力)が、国家への脅威として、テロリズムと同じレベルで扱うこととなりました。

この暴力には、ストーキング、ハラスメント、ドメスティックヴァイオレンス(身体的、心理的、経済的、心理操作も含む)、家庭内虐待、性的な暴行等が含まれます。
子供や女性に対しての暴力(身体的にだけでなく、心理的・経済的、グルーミング、オンライン上での実際の身体的な接触をしないもの、オンライン上の顔のイメージを切り取り別のボ...

26.07.24 03:31 PM - Comment(s)
世界はつながっているー 弱い立場に追いやられている人たちほど、社会や経済の仕組みを知り、仲間と手を合わせて立ち向かい、そのシステムを越えるものをつくる必要がある ⑤-2

Fascism(ファシズム)という言葉も、どう定義するかは、専門家の間でも意見は分かれます。
さまざまな見方があるのがごく普通のことで、それらの人々がどういう角度や視点から見ているのか、といったことを考えながら、書いてあることの意味をよく理解し、自分の意見をつくっていくことが大切です。

ファシズムと聞くと、反射的にドイツのヒトラーや、イタリアのムッソリーニを思い浮かべるかもしれません。
怒鳴るかのような演説スタイルは似ていても、この二人が行ったことは、かなり違うようにも見えます。

Martin Wolf(マーティン・ウォルフ)さんは「Martin Wolf on democracy's year of...

19.07.24 03:19 PM - Comment(s)
韓国のフェミニズムへのバックラッシュの背後にあるもの

Al Jazeera(アル・ジャジーラ)は、カタール政府からの出資でできたメディアですが、日本や韓国を含むアジアについての報道も、他のヨーロッパ・アメリカの主要メディアだと西側諸国はCivlized(文明的)でほかの国々は文明化されていない、といったバイアスがありがちなのと違って、もっとその国の文化や慣習を理解・尊敬して、同じヒューマニティーをもった仲間としての報道が多いように感じます。
アラビア語だけでなく、英語での報道・ポッドキャスト・記事もたくさんあるので、お勧めです。

今回は、韓国のフェミニズムへのバックラッシュの背後にあるもの、という観点からのポッドキャストでした。
英語では「Behind...

17.07.24 08:42 PM - Comment(s)

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