The Green Catalyst
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違う意見のままでも、良いコンフリクト(対立・衝突)を通して、より深い理解とつながりを作る

数日前、Atlantic(アトランティック新聞)のPodcastを聞いていたら、ジャーナリストのAmanda Ripley(アマンダ・リプリー)さんが、Podcastの司会者と二人で、よくある家庭内でのコンフリクト(対立・衝突)を通して、なぜそのコンフリクトが起こるのか、どうやって解決するのかを、情熱的に、かつユーモアを交えて話していました。

司会者の女性とアマンダさん(女性)の家庭でのエピソードも、全世界共通で、よくあるよね~と納得できるもので、この二人の正直な発言や反応にも笑ってしまいました。 

ここ から、無料で聴けます。
英語も聞き取りやすいです。

ちなみに、 A...

04.12.23 06:12 PM - Comment(s)
混沌とした時代をより良く生きる: 古代の哲学から

Brigid Delaney(ブリジット・ディレイニー)さんは、20年以上をジャーナリストとして過ごしましたが、パンデミックやニュースのサイクルが早くなり、混乱や疲れを感じていたころ、古代の哲学、Stoicism(ストイシズム)に出会って、多くのことを学んだそうです。

基本は、自分にコントロールがあること(自分自身がしていること)、自分にはコントロールがないことを判断し、自分にコントロールがあることに対して力を注ぐことにより、無用な心配や恐れをなくして、リラックスしながら、ひととしての指針(practice courage: 勇気を行使する訓練、wisdom: 知恵・叡智、temperance:...

04.12.23 06:08 PM - Comment(s)
IntegrityとHumanity - スコットランド労働党リーダー Anas Sarwar (アナス・サルワル)

ガザでは、明日木曜より4日の一時停戦が合意されたようですが、多くの人道的救助を行う団体では、4日は全く十分ではなく、パレスチナ市民の命を救うために、もっと長い停戦か、恒久的な停戦が必要だとの切実な声もあがっています。※残念ながら、木曜現在で、この人質解放は延期され、早くても金曜になると発表されました。

The UK(イギリス、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの連合4か国)において、イギリス中央政府では、現在、労働党が一番大きな野党です。11月15日にガザ地区での停戦を求めるスコットランド国民党提出の動議があり、イギリス労働党リーダーのキーア・スターマーさんは、労働党議員に棄権するよう指...
23.11.23 12:09 PM - Comment(s)
利き手でないほうで、Drawingする楽しみ

私は、いまはDrawingが好きですが、子供のころは、家で絵を描くことは許されていなかったし、見つかって怒鳴られ、目の前で絵を破られたこともあります。親からは、「お前には、芸術センスは皆無、絶対に芸術には近づくな」といわれ、歌うことすら禁止されて育ちました。
学校では、先生の言う通りにかかないといけないのがとても苦痛で、かつ私は鮮やかな色で描くのが好きだったのですが、「日本人はそんな目立った色じゃなくて、もっと落ち着いて目だたない上品な色で描くべきだ」と言われたりしてうんざりした思い出が多いです。
3代さかのぼっても日本人なのですが、東南アジア出身と思われることが多く、今思うと、ロンドンよりも、日...

23.11.23 12:05 PM - Comment(s)
ガザで起きているパレスチナ市民大量殺害に沈黙を続けるドイツ政府の間違い

民族浄化が起きたボスニアに育ち、その後のことも知っている自分に、ガザで起きているパレスチナ人の死と民族浄化について沈黙せずはっきりと語り、ドイツ政府の一方的さ、偽善を指摘するのは、わたしのひととしての責任 - 
Lana Bastašić(ラナ・バスタシッチ)さん

Lana Bastašić(ラナ・バスタシッチ)さんは、「Catch the Rabbit(うさぎを捕まえて/追いかけて)」という小説を書きました。十数か国語に既に翻訳されており、賞も取っているのですが、日本語はマイナー言語なので、翻訳されるまでには少し時間がかかるか、或いは翻訳される日はこないのかもしれません。

多くの本や記事...
23.11.23 11:56 AM - Comment(s)
爆撃の中でも、未来への希望を持ち続けるガザの子供たち

The UK(イギリス、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4か国から成る連合国)の多くの地域では、ガザでの即時停戦を求める大きなデモンストレーションが続けられています。

このデモンストレーションを、自分たちの政治的な権力を増すために悪い方向で使っている政治家やメディアもいますが、「市民の命を守る、誰の命も同じだけ貴重、ヒューマニティー」という、ある意味単純な目的です。

The UKには、ユダヤ人、イスラエルの市民権を持つユダヤ人、パレスチナ人の親や親戚のいる人々、アラブ地域からの移民家族、彼らの子孫等、さまざまな人々がお互いの権利や自由を尊重しながら住んでいます。

私も含めて、多くの人々が...

14.11.23 03:23 PM - Comment(s)
南アフリカのオットセイ:みんなで力を合わせてサメから自分たちを守る

イギリス、恐らく世界中でもよく知られていると思われる、動植物学者で、ドキュメンタリー制作を行っているSir David Attenborough (デイヴィッド・アッテンバラー)さんの、新たな自然界シリーズが、イギリスの国営放送BBCで始まりました。

「 Planet Earth III - Series 1: 1. Coasts 」(地球という惑星ーシリーズ1:1. 海岸)から。

デイヴィッドさん、ちょっと老けたな、と思っていたのですが、今は既に96歳です。自然や動物を語るとき、情熱が自然に出て生き生きとした表情と声なので忘れそうになるのですが、デイヴィッドさんが30歳ぐらい...
14.11.23 03:18 PM - Comment(s)
世界のConflicts(紛争・対立)とContradiction(矛盾)を探求する女性パレスタイン人アーティスト、Mona Hatoum(モナ・ハトゥム)

Mona Hatoum(モナ・ハトゥム)さんは、日本でも展示会があったようなので、作品を目にしたことがある人もいるかもしれません。

モナさんは、レバノンの首都ベイルートで、パレスチナ出身の両親の元に1952年に生まれ、ベイルートで育ちます。両親は、現在はイスラエルの一部となったHaifa(ハイファ)に先祖代々暮らしていましたが、1948年にユダヤ人で構成されるシオニズム民兵組織(ユダヤ人のための国をつくるというイデオロギー)によって武力により追い出され、隣国のレバノンに逃れざるを得ませんでした。
これは、モナさんの家族にだけ起こったことではなく、70万人を超えるアラブ系パレスチナ人が、モナさんの両...
02.11.23 11:58 AM - Comment(s)
芸術家であることの理由は、証言をすることー世界の残酷さや不正に無感覚にならない。直視しつづける

2023年10月から、ロンドンのTate Modern Gallery(テート現代美術館)にて、 Philip Guston(フィリップ・ガストン)の展覧会 が始まりました。

テート現代美術館を含めてロンドンの美術館の多くは、こういった特別展を除けば無料です。
ただ、特別展は年々高くなっていることもあり、アートが好きでロンドンに住んでいるのであれば、 メンバーシップ をもつことがお勧めです。
テート現代美術館だけでなく、Tate Britain(テート・ブリトン)美術館の特別展も無料で、どちらも素敵なメンバーのみのカフェがあります。
また、メンバーシップの種類に...
13.10.23 05:08 PM - Comment(s)
ロンドンと芸術の民主主義

ロンドンは、芸術という観点からいうと、とても民主的です。


クラシックの音楽祭である、毎年夏に一か月以上にわたって行われる Proms/ (プロムス)は、当日の立見席が早く並んだ順で買えるようになっていて、8ポンド(約1500円)です。オーケストラにも近くて、周りのひととおしゃべりしたり、立見席は楽しいです。

また、同様に、 Shakespeare's Globe/ (シェイクスピア劇場ー野外劇症)では、立見席は舞台から一番近い半円上の場所となり、5ポンド(約900円)です。俳優が舞台の途中で観客に話しかけたりして、とてもインタラクティブですべてが生きていて、...

10.10.23 04:06 PM - Comment(s)

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