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Culture and Arts

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ROMEO&JULIET at Globe Theatre ー 新たな解釈

Globe theatre (シェークスピア劇場グローブ座)は、ロンドンのテムズ川沿いにある野外劇場です。夏には、多くのシェークスピア原作が才能にあふれたさまざまな劇場ダイレクターによって新たな解釈を加えたものと、シェークスピアとは直接関連性のない新しい脚本での演劇も催されます。
年によっては、日本も含めた世界各国からシェークスピアを演じる劇団が招待され、彼らの国の言葉でシェークスピアが演じられます。
復讐劇やコメディー等、脚本が書かれたのは400年近く前とはいえ、今の時代に生きる私たちにも響いてきます。ロンドンにあるRoyal Opera House(ロイヤルオペラハウス)もそうですが、とても価...

28.10.22 02:27 PM - Comment(s)
Bridge of Spies (スパイの橋 2015年公開映画)
「スパイの橋」は、2015年に公開されたアメリカ映画です。東西冷戦のさなかの1960年代にあった実話をもとにした映画で、アメリカでソビエト連邦(現在のロシアがまだ周辺の国々を連邦としていたころ)のスパイとされ逮捕された画家と、ソ連で拿捕されたアメリカ兵+東ベルリンで逮捕されたアメリカ人学生を人質交換することに、普通の一般市民の保険弁護士が巻き込まれ成功させた話です。主役の保険弁護士は、トム・ハンクスが演じました。

保険弁護士は、Principled Personでフェアで勇敢な決断を下し、難しい状況にあっても、法の下で公平にロシア人スパイの弁護を行います。このロシア人画家は、一生刑務所にいる可能...
28.10.22 02:06 PM - Comment(s)
TATE KIDS - テートギャラリーの子供向けアート
Tate(テート)はイギリス国内に4つの美術館を有しており、そのうち2つはロンドンにあります。どちらもテムズ河沿いにあり、ボート(通勤用も)が美術館のすぐ前でとまるので、天気が良い日にボートで美術館に行くのも楽しみの一つです。

ロンドンには、Tate ModernTate Britainの2つがあり、現代芸術的なもの、例えば草間彌生さんだとModern, イギリス人画家ターナーのようにどちらかというと古典的なものはBritain,とある程度使い分けられているようです。どちらも特別展示は有料ですが、通常の展示は無料でみることができます。美術館では、子供向けの楽しいアクティビティもたくさんあるので...
18.10.22 09:27 AM - Comment(s)
NJAMBI MCGRATH (ジャンビー/ケニヤ出身 イギリス活躍コメディアン)

料理をしている間に、よくBBC Radio4(イギリス国営放送)をかけっぱなしにしています。その中で、出会ったのが、ケニア出身のロンドン在住スタンダップコメディアン、Njambi McGrath(ジャンビ・マクグラス)さん。以前紹介した、スタンダップコメディアンのOlga Koch (オルガ・コッフ)さんと同じく、前身はITエンジニア。アンテナタル(出産前)クラスをしていたときに、スタンダップコメディーをやってみたら、と言われ、夫に言うと「やってみれば?」と背中を押され始めたところ、どんどん人気が出て、2013年以降、スタンダップコメディーで知られているエジンバラのフリンジにも毎年登場していま...

11.07.22 01:52 PM - Comment(s)
PATRICK KIELTY(パトリック・キールティー) - 北アイルランド出身のスタンダップコメディアン

Patrick Kielty(パトリック・キールティー)は、北アイルランド出身のコメディアンです。長い名前なので、通常は、パディー(パトリックの省略)と呼ばれています。北アイルランドの非常に複雑で痛々しい歴史についても、恐れずに挑発や批判もしつつ、とてもチャーミングで共感できるスタンダップコメディーを続けています。近年、アフガニスタンのコメディアンがタリバンに殺された事件も耳にしましたが、コメディーは、秀逸な物語のように、抑圧や暴力、偏見や狭量さに対するレジスタンスであり、人間性を誰にも取り戻そうとするものだと感じます。また、私のような外国人にとっては、イギリスや他の国々の歴史や人々への理解を...

11.07.22 01:46 PM - Comment(s)
女性画家 Paula Rego(パウラ・レゴ)

去年(2021年)に、Paula Rego(パウラ・レゴ)の大きな展示会がTate Modern(テート・モダン美術館)であり、とても良かったので、珍しくこのBlogの表紙にもあるカタログを購入しました。


去年の展示会より。

パウラ・レゴの作品は見たことはあったものの、画家についてはあまりよく知らないままでした。彼女はポルトガルの首都リスボンで生まれた女性画家で、17歳でロンドンのアートスクールへ進み、イギリス人画家のVictor Willingと結婚し、ポルトガルとロンドンを行ったり来たりしていた期間もあるものの、現在も含めて長い間ロンドンで働き、80歳を超えてからも精力的に活動しています。20...

09.06.22 11:10 AM - Comment(s)
物語の力- Othersとして人間性を奪われた人々の人間性を取り戻す
エリフ・シャファック(ELIF SHAFAK)さんは、トルコ/イギリスの小説家、アカデミック、人権活動家です。イギリスを居住地としているので、BBC(イギリス国営放送)等のラジオ番組にも出演し、柔らかく穏やかな話し方と鋭い考察、平等・正義への強い意志の対比が印象的です。

彼女は、トルコ人の両親の下にフランスで生まれ育ちます。父は哲学の博士号をフランスで勉強していました。両親が離婚した後、彼女は母とともに、母の実家のトルコの首都アンカラへと引っ越します。彼女は5歳くらいでした。彼女の母方の祖母は、自分自身は高い教育を受けていなかったにも関わらず、エリフさんの母に、教育を受け、自分のキャリアを持つこ...
06.06.22 02:41 PM - Comment(s)
芸術の力
コソボ出身芸術家 Petrit Haliajs(ペトリ・ハリアジュ)さんは、イタリア・ドイツ・コソボを行き来しながら活躍する芸術家です。近年では、Tate St Ives(テイト・セントアイヴス美術館)で、展覧会を開きました。ここから、Youtubeで展示の中で展覧会について説明するジャコモさんのインタビューをみることができます。
ちなみに、このSt Ivesはイギリスの西の果てにあるコーンウォール地方の一つで、海の目の前に立っている美しい建物です。家族の仕事の関係で、コーンウォールとロンドンを行き来していた期間があるのですが、中心地のFalmouth(ファルマス)あたりは、海沿いを歩ける遊歩道...
11.05.22 05:47 PM - Comment(s)
スタンダップコメディ OLGA KOCH - RUSSIAN BORN COMEDIAN IN LONDON

イギリス(The UK - イギリス+スコットランド+ウェールズ+北アイルランドの連合国)では、Stand up comedyが盛んです。多くは社会批判を含んだもので風刺・皮肉のきいたジョークで、コメディアンの多くも知識層(弁護士、医師やオックスフォード大学等の高学歴組)が多い構成です。イギリスには移民も多いため、多くのコメディアンも様々な国、インドやロシアといった国々出身からも登場します。

 今回は、ロシア出身でロンドンで活躍するコメディアン、Olga Koch (オルガ・コッフ)。最近、British Passportを取得したそう。彼女は、ロシアに生まれ、イギリスのアメリカンスクールへ進学...
20.04.22 01:45 PM - Comment(s)

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