The Green Catalyst
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Yoko Marta

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Blog by Yoko Marta

失敗することの大切さ

ある日、偶然、スダーン生まれでイギリスで活躍する女性ジャーナリストNesrine Malik(ネスリン・マリック)さんの出演するポッドキャストに遭遇しました。
ネスリンさんは、イギリスの独立系新聞紙ガーディアンのジャーナリストでもあります。ここから、彼女の記事が読めます。

録音されたのは、少し前(2019年)になります。
ネスリンさんの記事は長年興味深く読んでいるのですが、鋭い見方と深い知識で書いていることと、母国語でない英語で書いているせいもあるのか、フォーマルで固い表現である印象があったのですが、ポッドキャストでは、気さくで気取らず、楽しく、とてもいいインタビューでした。
ポッドキャストは、「Ho...

25.01.24 05:04 PM - Comment(s)
普通の市民にできる草の根外交運動:パレスチナの人々の命と尊厳を守るために

最近、イギリスの独立系新聞ガーディアン紙に、ユダヤ系カナダ人女性ジャーナリスト・作家・映画製作者・アカデミックのNaomi Klien(ナオミ・クライン)さんが、パレスチナの人々の基本的人権と自由、安全が保障されるためには、イスラエル政府が日々行っている国際法違反や戦争犯罪をやめることが必要で、そのために国際社会がプレッシャーをかけ、イスラエル政府が国際法を守るようになるまで、私たち地球上の誰もができることについて、寄稿していました。
ここから読めます。
ちなみに、「Naomi」という名前は、イギリスでも北アメリカでも、「ナオミ」ではなく、「ネィオミ」に近い発音のことが多いです。

ヨーロピアン時間で...

25.01.24 05:04 PM - Comment(s)
歴史や人文学は、他の(人々の)見方もあることに気づかせてくれ、世界を豊かにしてくれるもの

最近、女性ベテラン・ジャーナリストのChristiane Amanpour(クリスティアン・アマンプール)さんの番組に、東ヨーロッパを専門とする歴史家のTimothy Snyder(ティモシー・スナイダー)さんが登場していました。
ここから聴けます。

ちなみに、クリスティアンさんは、父がイラン人で、母はイギリス人のキリスト教徒のようです。小学校はイランの首都テヘランで、その後はイギリスの寄宿舎学校へと送られ、イギリスにいる間にイスラム革命や戦争が起こり、父は全てを失い、家族全員でイギリス移住となったそうです。大学はアメリカへと渡りアメリカで過ごした期間も長いため、イランを含む中東地域とヨーロッパ・...
25.01.24 04:59 PM - Comment(s)
イスラエルの不正な行動(戦争犯罪や国際法違反)への盲点は、平和への盲点となる:ものごとを全体的に明晰なモラルをもって見ることの大切さ

日本だけで暮らしていると、中東やヨーロッパで起きていることは、どこか遠い国の話のように聞こえるかもしれませんが、実際には、世界はつながっています。
世界では、特に若い人々は、パレスチナで起こっていること、女性への暴力、環境破壊、黒人への差別等が実際には根っこではつながっている問題であることに鋭く気づき、これらの点をつないで、民族や男女、国籍、人種や心身の障害や性的指向等による区別・差別なしに、誰もが基本的人権と自由を行使でき、平等な機会がある世界をつくることを目指して、行動にうつしています。
だからこそ、自分や自分のコミュニティーで直接起こっていることではない事に対しても、実際に影響を受けている人...
25.01.24 04:54 PM - Comment(s)
「記憶」は、現在と未来をより良く生きるための大切なもの

イギリスの独立系新聞ガーディアン紙の新年のポッドキャストで、認知神経科学者のCharan Ranganath(チャラン・ランガナス)さんが、「記憶」についてのとても興味深い話をしていました。
ここから聴けます。
チャランさんの、温かく穏やかな人柄が、ポッドキャストからも伝わってきます。
チャランさんの新しい本「Why we remember(なぜ私たちは記憶するのか)」は、原著の英語版が2024年2月に発売予定だそうです。
日本の人口も減り経済的な力も弱まっている現在では、日本語はますますマイナー言語になり、こういった素晴らしい本や対話が日本語に訳されないことは、ますます増えるでしょう
また、英語と日本...
25.01.24 04:49 PM - Comment(s)
原子力なしで、再生可能エネルギー90パーセント以上を実現させたウルグアイ

現在、ウルグアイは約90~95パーセントのエネルギーを再生可能エネルギーから得ています。年によっては、98パーセントとなったときもあったそうです。
このグリーン革命の旗手は、なんと原子力物理学者のRamon Mendez Glain(ラモン・メンデス)さんです。

このような明るい話題をヨーロッパを中心として、週に二回お届けしています。サインアップは下記のページの下部より。

イギリスの独立系新聞ガーディアン紙の記事は、ここより。
ちなみに、ガーディアン紙は、ほかのUKの主要新聞が特別富裕層の人々や企業に経営され...
25.01.24 04:42 PM - Comment(s)
Courange(カレッジ/勇気)の育て方と、鍛え方 Plus 何もしないことのリスク

「Courage(カレッジ)」は、日本語で往々にして「勇気」と訳されるようですが、根本的に意味が違います。

英語圏の文化と、アジア圏の文化は大きく違っていることも多く、概念が一致しない、英語圏の概念がアジア圏に存在しない、またはその逆の場合もよくあります。

概念の違いを理解するには、その文化に実際に住んでみて、そこに住んでいる人々と同じ言語で話したり、一緒に何かをしたり、英語でのさまざまな文献や信頼のおける記事を読むこと、哲学の本を読んだりすることも役にたつでしょう。
ただ、たとえ海外に住む機会がなくても、世の中には、たとえ高等教育を受けなくても、自分で本をしっかり読んだり考えたりして、小さな村から...

25.01.24 04:39 PM - Comment(s)
Courage (カレッジ):イスラエルでの「良心」を理由とする兵役拒否

イスラエルでは18歳になると、兵役に行くことが基本的に義務付けられているそうですが、兵役を拒否する運動が起こっています。

18歳になった、イスラエルのTel Aviv(テル・アヴィヴ)に住むTal Mitnik(タル・ミトニック)さんもその一人です。
タルさんは、「良心」を基準に、兵役を拒否することにしました。
これは、「自分」が戦闘に行きたくないと自分だけのことを考えているのではありません。
イスラエルの若者と社会に、イスラエルとパレスチナが共存できる、ユダヤ系イスラエル人(多くは1930年代以降にヨーロッパでの長年の迫害を逃れたヨーロピアン白人系ユダヤ人/1930年以前はこの地域でのユダヤ人は約1...
25.01.24 04:36 PM - Comment(s)
難しいひとびとの交流が避けられない場合

多くの人々の転職活動の際に聞くことのひとつは、なぜ転職しようと考えたのか、ですが、圧倒的に多くあがるのは、「人間関係」です。これは、ヨーロピアンの間でも同様で、世界共通だと思います。
職場全体が、がんの病原におかされているような状態であれば、問題を起こしているひとが去ったとしても、がんが転移するように同じことが起こるため、恐らく転職する以外の方法はないでしょう。

もし、仕事自体は好きで将来性があると感じ、職場全体が毒性の高い状態になっているのではなく、違法なハラスメントや心身に危険があると感じる職場ではない場合、転職活動をしながらも、まだできることはあるかもしれません。

以前、よいコンフリクトについ...

25.01.24 04:32 PM - Comment(s)
パンデミックを利用して、不正にお金儲けをしたとても裕福な人々への捜査(イギリス)

イギリスでは、新型コロナウィルスのパンデミックに対するイギリス政府の対応を検証する独立調査委員間(the UK covid-19 inqiury)が行われ、その当時の首相だったBoris Johnson(ボリス・ジョンソン)さんを含む政治家や、決定に関った科学者や医療者たちも証言しています。
ボリスさんは、科学者の説明をほぼ理解しておらず、パンデミックの間も、自分の収入となる本の執筆をしていて大事な会議に数日出なかったりと、言い訳もカラフルで、相変わらず多くの嘘もつきますが、検証側から厳しい追及を受けてました。
現在の首相で、パンデミック時には財務相だった、Rishi Sunak(リシ・スナック)...
25.01.24 04:26 PM - Comment(s)

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