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Yoko Marta

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Blog by Yoko Marta

Courage (カレッジ):イスラエルでの「良心」を理由とする兵役拒否

イスラエルでは18歳になると、兵役に行くことが基本的に義務付けられているそうですが、兵役を拒否する運動が起こっています。

18歳になった、イスラエルのTel Aviv(テル・アヴィヴ)に住むTal Mitnik(タル・ミトニック)さんもその一人です。
タルさんは、「良心」を基準に、兵役を拒否することにしました。
これは、「自分」が戦闘に行きたくないと自分だけのことを考えているのではありません。
イスラエルの若者と社会に、イスラエルとパレスチナが共存できる、ユダヤ系イスラエル人(多くは1930年代以降にヨーロッパでの長年の迫害を逃れたヨーロピアン白人系ユダヤ人/1930年以前はこの地域でのユダヤ人は約1...
25.01.24 04:36 PM - Comment(s)
難しいひとびとの交流が避けられない場合

多くの人々の転職活動の際に聞くことのひとつは、なぜ転職しようと考えたのか、ですが、圧倒的に多くあがるのは、「人間関係」です。これは、ヨーロピアンの間でも同様で、世界共通だと思います。
職場全体が、がんの病原におかされているような状態であれば、問題を起こしているひとが去ったとしても、がんが転移するように同じことが起こるため、恐らく転職する以外の方法はないでしょう。

もし、仕事自体は好きで将来性があると感じ、職場全体が毒性の高い状態になっているのではなく、違法なハラスメントや心身に危険があると感じる職場ではない場合、転職活動をしながらも、まだできることはあるかもしれません。

以前、よいコンフリクトについ...

25.01.24 04:32 PM - Comment(s)
パンデミックを利用して、不正にお金儲けをしたとても裕福な人々への捜査(イギリス)

イギリスでは、新型コロナウィルスのパンデミックに対するイギリス政府の対応を検証する独立調査委員間(the UK covid-19 inqiury)が行われ、その当時の首相だったBoris Johnson(ボリス・ジョンソン)さんを含む政治家や、決定に関った科学者や医療者たちも証言しています。
ボリスさんは、科学者の説明をほぼ理解しておらず、パンデミックの間も、自分の収入となる本の執筆をしていて大事な会議に数日出なかったりと、言い訳もカラフルで、相変わらず多くの嘘もつきますが、検証側から厳しい追及を受けてました。
現在の首相で、パンデミック時には財務相だった、Rishi Sunak(リシ・スナック)...
25.01.24 04:26 PM - Comment(s)
患者の命を最後までみたガザ地区の医師Dr. Hammam Alloh(ハマム・アル医師)

ガザでは二か月以上、パレスチナ市民たちがイスラエルの攻撃と包囲(水や食料がない)が続いています。現在は半数以上がが飢餓状態にあるとの報道もありました。


国連はあまりにも無力には見えますが、国連で働く多くの法律専門家は、今回のイスラエルの主張する「自衛権:戦争を仕掛ける権利」に疑問を投げかけています。

イスラエルに長年占領されているパレスチナ地区(ガザ、ウエストバンク、東エルサレム)で起きている国際法に違反する犯罪等を観察・記録している国連のFrancesca Albanese(フランチェスカ・アルバネーゼ)さんも、その一人です。

もちろん、国際法の解釈も一通りではありませんが、フランチェスカさんの解...
18.12.23 04:24 PM - Comment(s)
明晰にみるー Daniel Levy(ダニエル・レヴィ)さん: イギリス育ちのユダヤ系イスラエル人政治学者

ダニエルさんは、イギリス育ちのユダヤ系イスラエル人政治学者で、現在は、US/Middle East Project(USMEP/アメリカ・中東プロジェクト)の代表でもあります。イスラエル政府の首相室のアドヴァイザー、上級政策アドヴァイザー等の経験があり、和平協議やパレスチナ問題にも関わり続けています。 

イギリスに住んでいると、政府もニュースもほぼ完全にイスラエル政府のナラティヴに従っているもので疑問を感じることも多いのですが、ダニエルさんは、アメリカやイギリスといった西側諸国のダブル・スタンダード(二重基準)やモラルのなさをすっきりと明かします。 

イギリスの国営放送BBCニ...

18.12.23 12:06 PM - Comment(s)
ヨーロッパでもっとも危険な原子力施設の、毒性の高い職場環境が及ぼす危険性

イギリスには、核兵器にも使われるプルトニウムを世界最大量で貯蔵している核施設、Sellafield(セラフィールド)があります。

最近、このセラフィールドについて、イギリスの独立系新聞紙ガーディアンが、数年にわたる調査の結果を発表しました。

そこには、ロシア・中国からとみられるコンピューターシステムへのハッキング、施設の老朽化で毒性のある物質が流出している可能性、毒性の高い職場環境等が指摘されました。

セラフィールドの前身でもあったWindscale(ウィンドスケール)は、世界で最初の商業原子力発電所ですが、1957年に、当時ではヨーロッパ最大の原子力事故(原子力発電所での火災)を引き起こしました。

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18.12.23 11:55 AM - Comment(s)
歴史・事実を知ることの大切さ

今回のハマス・イスラエル戦争では、イギリスを含むヨーロッパとアメリカでは、一方的にイスラエル寄りの報道が多いのですが、ユダヤ系カナダ人のトラウマを専門とする精神科医のGabor Mate(ガボール・マテ)さんが、興味深く、人間的な共感に満ちた対談を行っていました。

ガボールさんを含めた他の人々の興味深い対談も含まれるPodcastは、 ここ から聴けます。
英語が理解できるということは、さまざまな思想にあい、自分の考えをひろげることにも役立ちます。

ガボールさんは、1944年にハンガリーに生まれ、母方の祖父母はユダヤ人であることが原因でアウシュヴィッツで殺されました。ガボールさん...

18.12.23 11:41 AM - Comment(s)
自分たちの物語を語り続けることの大切さ: パレスチナ詩人 Refaat Alareer(レファート・アラレア)さん

パレスチナ詩人で、英文学教授で、英語で詩を書いてきたRefaat Alareer(レファート・アラレア)さんが、イスラエルの爆撃により、12月7日に、ガザ北部で他の6人の家族とともに亡くなりました。

イスラエル軍は、ガザの多くの文化遺産や大学、裁判所、図書館等を爆撃しています。

既に戦争犯罪となる、学校や避難所、病院等を爆撃し続けているので、その一環かと気に留めないかもしれませんが、これは、パレスチナ市民の文化やその土地に生きていたという歴史を消し去ろうとするプロジェクトの一つとも考えざるをえません。

私の友人のユダヤ人や、先進諸国のユダヤ人団体からよく使われる作り話は「パレスチナは誰も住んでいない...

18.12.23 11:40 AM - Comment(s)
映画「To Kill A Tiger」

先日(2023年12月7日)に、ロンドンのBloomsbury地区にあるCurzon Cinema(イギリスでの映画館の大きなチェーン)で、ドキュメンタリー映画「To Kill a Tiger」の上映があり、それに伴って、映画の後に女性監督のNisha Pahuja(ニーシャ・パフジャ)さんを交えたパネルディスカッションがありました。

ロンドンという都会にいて良かったと感じるのは、監督とのパネルディスカッションのように直接対話できる機会があることです。聴衆からの質問も興味深いものもあるのが楽しいです。

監督のニーシャさんは、インドでインド人両親の元に生まれ、小さいうちにカナダに移民したカナダ人です...

08.12.23 06:16 PM - Comment(s)
もちえなかった普通の親子関係をグリーヴする(悼む)
ある日Podcastをランダムに聞いていたら、「  How To Grieve an Estranged Parent 」に遭遇しました。直訳すると、「どのように疎遠にした親をグリーヴするか」ですが、このGrieveにぴったりとくる日本語は存在しないのではないかと思います。

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05.12.23 05:48 PM - Comment(s)

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