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エリザベス女王の死と王室の存続
無意識のうちに当たり前と思っていることに気づき、疑うことの大切さ ー エリザベス女王の死と王室の存続
04.10.22 03:40 PM - Comment(s)
BBC(国営放送)のポッドキャスト ー Bad People(悪い人々)

イギリスの国営放送BBC Radio4で、最近のお気に入りのPodcastは「Bad People(悪い人々)」です。

このPodcastの企画・進行は、犯罪心理学者Julia Shaw(ジュリア・ショウ)さんと、スタンダップコメディアンのSofie Hagen(ソフィー・ハーゲン)さんです。
殺人や詐欺を行った「悪い人々」について、彼らの心理や当時の状況等を、サイエンスやジョークも交えながら語っていきます。
この二人が「悪い人々」の心理に興味をもったきっかけも興味深いです。
ジュリアさんは、ドイツ人の母とカナダ人の父がいますが、二人は離れて暮らしていて、ドイツとカナダを行ったり来たりして過ごしたそう...
27.09.22 02:57 PM - Comment(s)
立憲民主主義 ー 対立する意見や考え・利益を越えて、オープンに話し合い、尊重しあい共生する
イギリスは民主主義の発祥地として知られていますが、アメリカや日本のような法典化(言葉で記載)された憲法は存在しません。
Unwritten constitution(不文憲法)  ということで、国家の基本的な準則は、慣行、先例や様々な法律および法的文書の形をとっています。国家の基本的な準則は、慣行、先例や様々な法律および法的文書の形をとっています。
イギリス(The UK4か国のうちの一か国、イギリス国)では17世紀以降、アメリカの市民戦争やフランスの革命等の規模の大きい社会・政治制度の変更が起こらず、議会での立法と裁判所での決定の繰り返しがこの国の法律・政治制度を徐々に形作ってきたと考...
08.09.22 03:32 PM - Comment(s)
Enough is enough (もう、たくさんだ)- 労働者の団結

イギリスでは、鉄道ストライキにはじまり、さまざまなプロフェッション(法律、先生等)でストライキに向けての行動が取られています。
イギリスは他のヨーロピアン諸国に比べて、労働組合も弱く、労働者の権利も少なく、ストライキ決行を許可する法律もどんどん厳格にされ、ストライキを決行するまでには多くのハードルをジャンプする必要があります。
ちなみに、鉄道の場合、ストライキには2週間の予告も必要条件に含まれており、市民は2週間前には、どの鉄道がストライキに入るのか、その間の時刻表(全面ストップは稀で、最低20パーセントぐらい運行している場合が多い)も知らされています。
それでも、今夏、ここまでの多くのストライキが...

19.08.22 05:43 PM - Comment(s)
子供たち(10代後半も含む)が安全な環境で暮らすことの大切さと社会の責任
イギリスの国営放送BBC Radio 4で定期的に聞いている番組の一つは「The Life Scientific (科学な人生)」です。
最先端の研究をしている科学者に、彼らの研究や仕事、なぜ彼らがその分野に興味を持ったのか、子供自体のこと等を、いろんな角度から、自分自身も物理学者であるジムさんが対談を進めていきます。
興味深い対談はたくさんあるのですが、そのうちの一つ、Forensic Psychotherapist(法医学精神分析医)のGwen Adshed(グゥェン・アドシェッド)さんより。
グゥェンさんは、長年にわたって、殺人等の重大な犯罪を行い、「本人と他の人々に危険を及ぼす危険性がある」...
18.08.22 03:10 PM - Comment(s)
貧しい人々をつくりだし搾取する仕組を理解して、変えていく ー みんなが安心して対等に暮らせる社会へ
イギリスは、ヨーロッパの中では、いろいろな意味で、とてもアメリカ寄りの国です。
過去12年間、保守党がマジョリティーで、アメリカの保守派とよく似ている「 小さな政府、公共事業等の私有化、個人責任、規制緩和(ほぼ破壊に近い)、企業の税金の大きな削減、フリーマーケット(自由市場)」を掲げた政策を行い、法律や規制を大きく変えてきました。
...
10.08.22 02:12 PM - Comment(s)
社会・政治の仕組を理解することの大切さ ー NESRINE MALIK(ネスリン・マリック)さんの記事より
イギリス在住ジャーナリストのNesrine Malik(ネスリン・マリック)さんの本「We need new stories」を読み終えました。英語圏では、大きく問題になっているPolitical Correctness(ポリティカルコレクトネス)やGender equality(女性・男性の平等)についての間違った神話を一つ一つ事実を元に丁寧に分析し、暴いていきます。

ネスリンさんは、スダーン生まれで、スダーンとエジプト、イギリスで教育を受け、独立系新聞の
Guardian Newspaperのコラムニストでもあります。
ちなみに、スダーンもエジプトも旧イギリス植民地です。そのため、ネスリーンさん...
25.07.22 03:46 PM - Comment(s)
英国(THE UK)のインフレーションとガス危機 ーどう一般市民の生活に影響するのか、情報を適切に選択することの大切さ
※2021年12月時点での記事となります。
The United Kingdom(グレートブリテン(=イギリス、ウェールズ、スコットランドの3か国)及び北アイルランド連合王国)でも、さまざまな価格があがっており、昨日(2021年12月16日)のBBC News at 10(夜10時の国営放送ニュース)では、イギリスの中央銀行にあたるBank of Englandは、利率を現在の0.15パーセントから0.25パーセントへと上げることをアナウンスしました。
これは、インフレーションの急激な上昇を避けるための措置であり、何も対応を行わない場合は、来年の4月にはインフレーション率が6パーセントになる可能性...
25.07.22 03:03 PM - Comment(s)
パンデミックと精神的な病との関連
イギリスの国営放送BBCでは、興味深いプログラムがたくさんありますが、その中の、「The Life Scientific (生命科学)」より。

科学分野、例えば気候変動、神経科学者の偏頭痛の研究、洪水の予測等、様々な科学分野の研究者や医者が、私たちの日常にどう関わっているかも含めて、とても分かりやすく語っています。

いつも、彼らの子供時代と、なぜそのプロフェッションや専門分野を選んだのかという質問があり、様々な答えがあってとても興味深いです。

また、イギリス、或いはヨーロッパならではなのかもしれませんが、誰も偉ぶっていなくて、「100パーセント正しいことなんてないし、自分たちは自分たちのできる範囲で...
25.07.22 02:49 PM - Comment(s)
「不確かさ」と、健康な「疑い」を持ち続けることの大切さ

イギリスの国営放送BBC Radio4で最近始まったシリーズ「The Archbishop Interview (カンタベリー大主教 インタビュー)」で、カンタベリー大主教のジャスティン・ウェルビーさんと、私の大好きな作家/人権アクティビスト/アカデミックのトルコ・ブリティッシュのElif Shafik(エリフ・シャフィク)さんの対話がありました。

ここから聴けます。

「カンタベリー大主教」と聞いても、日本には存在しないので今一つピンとこないかもしれません。
日本では戦後、政教分離ということで、政治と宗教は分離していますが、The United Kingdom(イギリスを含む4か国の連合国)の中のイ...
11.07.22 02:19 PM - Comment(s)

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