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Working in Europe

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 イギリスでは、人事のプロフェッショナルボディーとしてCIPDThe Chartered Institute of Personnel Development)が存在します。People Professionとしてのプロフェッションマップを紹介しており、会員でなくても詳細を見れるようになっています。今後の人事のプロフェッショナルに必要な要素を分かりやすく示していますが、日本のみで教育を受け働いていると理解しにくい部分も多くあるかと思います。土台となる文化が大きく違う為、日本語への直訳だと概念の部分で齟齬が生じる為、数回に分けて解説します。基本的には、働く人々、ビジネ...

17.05.21 06:05 PM - Comment(s)

 イギリスでは、昨日2021年5月11日にQueen's speechにて、パンデミック後の大きなスキルと教育改革を宣言しています。詳細については、来週発表予定です。ボリス・ジョンソン首相は、細かい部分を論理的に詰めて実行していくことが苦手なことで知られていますが、日本だけでなくイギリスやヨーロッパでもパンデミックで大きな影響を被ったのは若者と女性が大きな割合を占めており、大胆で決断力のある計画と実施が迫られています。イギリスは少しずつロックダウンも解除され、来週5月17日(月)よりは、レストラン内でも飲食可能となり、家族以外の人をハグすることも可能となります。経済の緩やかな回復に伴い、ホテル...

12.05.21 05:30 PM - Comment(s)

 誰しもハッピーな職場を望んでいると思いますが、突然職場環境が多くの人々にとって悪い状況に変わることもあります。組織編成の変更等で、シニアマネージャーが他の部署からやってきて、不適切な言動を繰り返す場合も起こりえます。中小企業だと、人事担当が他の業務との掛け持ちで、人事システムがほぼ存在しない、機能していない場合もあります。また、不適切な言動が繰り返されることが黙認、或いは放置されているということは、その上のマネージメントが機能していない可能性も高くなります。このような状況の場合、ヨーロッパでは一般的に何が起こるでしょうか? 

 ヨーロピアンと北アメリカ(アメリカ、カナ...

07.05.21 05:31 PM - Comment(s)

  日本に暮らしていると意外かもしれませんが、ギリシャ、スイスといったヨーロッパの国々に兵役義務(Millitary Service)が存在します。ここでいう兵役義務は国民の義務とされており、身体的に不可能等のやむを得ない事情がない限り、基本的に避けることはできません。私のギリシャ人の友人のパートナーは、大学時代は学業ということで免除期間で、その後はイギリスで就職しているので期間免除されています。ただし、一定の年齢になるまで(ギリシャでの兵役義務の期限が切れる年齢になるまで)は、ギリシャでの滞在期間は厳しく管理され、短い期間のみの滞在が許されています。ギリシャに永久帰国するのであれば...

04.05.21 09:31 AM - Comment(s)

 日本だけで働いていると想像するのが難しいかもしれませんが、ヨーロッパでは国境を越えての通勤というのも珍しくはありません。ルクセンブルクのように小さな国だと周辺の国々から毎日通勤している人たちも多数存在します。また、私自身オーストリアでのリクルートメントをサポートした際は、オーストリアだけでなく、ハンガリーや周辺国の人々にも声をかけました。オーストリアの母国語はドイツ語ですが、国境を接する国々はたくさんあり、そのうち、ドイツは母国語は同じで、スイス、イタリアにはドイツ語圏が存在します。また首都ウィーンから近い隣国としては、ハンガリー、スロバキアという国々がありますが、...

19.04.21 03:35 PM - Comment(s)

  マナーというのは、相手の存在を自分と同じく大事なもの、平等なものだとして思いやって行動することだと思いますが、アジアの一員として注意する点は、恐らく食事の際に音を立てないことでしょう。普通にヨーロッパで育つと、食事の際に音を立てないということが刷り込まれています。アジアのことを知っている人々は少数であり、たとえアジアでは音を立てて食べることが普通だと知識では理解していても、生理的に不快になってしまうことが抑えられないという人々も多く見てきました。ここでいう食事の際に音を立てる、とはお茶を飲むときの「ず、ずー」という音だったり蕎麦やうどんを食べるときの音、お茶漬けを食べる時の音等の...

18.04.21 04:05 AM - Comment(s)

 日本でいう正規・非正規の雇用区分はヨーロッパでは非常に分かりにくい概念です。日本だと正規はフルタイムで正規雇用で働く人で、それ以外は非正規(パートタイムのこともあれば、フルタイムの場合もあり十数年にわたって同じ企業で働いている場合もあり)のようですが、雇用者の権利が他の西ヨーロッパと比べて弱いイギリスでさえ、パートタイム・フルタイムに関わらず通常は正規雇用です。
 例えば、私自身、イギリスで事務系の仕事をパートタイムで週20時間程度を数...
07.04.21 05:06 PM - Comment(s)

 ヨーロッパ全般では、2,3週間のホリデーを一年に数回取るのはごく普通です。私がロンドンで働き始めたときに驚いたのは、病欠日数はホリデーから引かれないこと。人間なんだから、風邪をひいたり、病気になることもある。だから病気のときにきちんと休めることは、誰にとっても大事な保障。もちろん、給料は通常通り支払われます。3日以上続けて休む場合は医師からの診断書が必要な場合が多いですが、医師も体調が悪いのに無理に仕事に行くことは勧めません。イギリスは西ヨーロッパ内では労働者の権利が弱い傾向があるため、契約書に病欠日数の上限(7日等)を設けている場合もありますが、長期に渡って病気で休まざるを得ない場合は、政...

06.04.21 03:59 PM - Comment(s)

 ヨーロッパでのお仕事内容は、基本的にJob Descriptionの詳細と合致しています。お仕事に応募する際、求人する際は、内容をしっかりと検討する必要があります。雇用企業と雇用者との間で、仕事に対しての責任や職務が明確なため、透明性が高くフェアであるという利点があります。インタビューでも企業側とインタビューを受ける側が細かい部分までしっかりと質疑応答を行います。この「フェア (Fair、平等)」という概念はヨーロッパではとても重要ですが、日本の感覚の「平等、対等」とはかなり違う為、ヨーロピアン社員と日本人マネージメントとの軋轢・不信の原因となるケースをかなり見ました。これについては、後日。
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06.04.21 10:00 AM - Comment(s)

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