Yoko Marta

Blog by Yoko Marta

 ドイツ連邦共和国という名称からも分かるようにドイツは一つ一つの州が大きな自治権を持っていて、国家を作っている仕組みです。同じヨーロッパでも、イギリスとは大きく違う統治形態です。ドイツは製造業での強みを知られているとは思いますが、そこには、国を挙げての長い将来を見越した業界、企業、人々への投資が見られます。過去の例でいえば、中国が経済的に大きくなることを見越して、早いうちに中国との提携市、提携大学を数多く設立し優秀な中国人学生を招き、相互に学び、ビジネスだけでなく人々の交流にも力を入れています。私自身、家族の仕事の関係でドイツに頻繁に滞在している数年の間、ドイツの大学...

28.06.21 01:57 PM - Comment(s)

 イギリスでの最大の人事プロフェッショナルボディーのCIPDでのフェスティバルは終わりましたが、まだWebinarを聴講することが可能です。その中で印象に残ったのは、AIの活用。

 パンデミック下で、スーパーマーケットでの雇用を一気に増やす必要性が出てきて、あるチェーンではその時点での人数と比較して22パーセント増加分の人々を1か月で雇用する必要性に迫られました。そこでは、数千もの応募数に対してシステム(AIを活用し、模範となる社員のデータセット等を活用)で履歴書を自動選考し、一次試験はAIチャットボットとテキスト会話。そこをくぐり抜けた人々に対して人間同士でインタビュー。期限内に必要な人数を雇...

23.06.21 05:44 PM - Comment(s)

※2024年8月 更新

イギリスを含めたヨーロッパでは、働く際に必ず契約書を交わします。
通常は、仕事のオファーがあった後すぐに契約書が届くはずですが、カジュアルワーク等の場合でも、働く初日には必ず契約書が交わされます。
もし、契約書が届かない場合、提示されない場合は、必ず雇用主に確認しましょう。
また、きちんと読む時間を与えられず、とにかくその場ですぐにサインしろと言われても、サインしてはいけません。
必ずきちんと読んで、疑問がある部分は確認し質問して、すべてに納得できた後にサインしましょう。
契約書を読み込むのに2~3日もらうのはごく普通です。
できれば、現地人で既に数年働いている人にチェックしてもらう...

21.06.21 04:21 PM - Comment(s)

 ヨーロピアン(恐らくアメリカ大陸含めて)と日本人の間で大きな誤解を生じさせるものに、I'm sorryという言葉、或いは謝罪についての考え方があります。ヨーロピアンの中でもイギリス人はI'm sorryと比較的よく言ってしまうことで知られているものの、日本の「はい」が英語での「Yes」に該当しないように、これは日本語での「すいません」「ごめんなさい」と同じではありません。実際にクォリティの低いジョークで日本人を表現するのに「I'm sorry,sorry, sorry, sorry....」とぺこぺこして言い続ける、というのを見たことがある人はイギリスだとよくいると思います。ただ、日本人が「...

15.06.21 11:14 AM - Comment(s)

 イギリスでは、インドで発見されたデルタ変異のコヴィッドの感染者が増大しており、当初は6月21日にすべての制限を外す予定でしたが、延長される可能性が高くなりました。BBCの記事はここより。現在、ワクチンを2回接種した割合は約43パーセントであり、日本の約4パーセントに比較するとワクチン接種は進んでいますが、デルタ変異は若い世代に大きく広がっており、若い世代への接種も開始されました。以前の隣人がロンドンのナイトクラブのシニアマネージャー(女性で30代前半)でしたが、最初はFurlough(一時帰休)となり、去年の5月くらいに、「ナイトクラブは恐らく1年以上営業できないし、開いても以前のように盛況...

09.06.21 04:42 PM - Comment(s)

 Xingはドイツ語版のリンクトインのようなプラットフォームですが、日本では恐らく聞かないような新卒へのアドバイス、しかし、ヨーロッパ内ではごく標準だと思える記事があったので、以下にざっとまとめています。Originalの記事はドイツ語ですが、ここより。私もドイツ語はほぼ分かりませんが(家族がドイツで仕事をしていた期間は、ドイツとイギリスを行ったり来たりでしたが、ドイツ人は英語が上手なので英語で対応していました)、英語訳で十分理解できます。

 ポイントはいくつか。

  • 最初のキャリアは、最終的な目...
08.06.21 10:47 AM - Comment(s)

   フランスの経済学者Thomas Piketty (トマ ピケティ)は、フランスの大手新聞Le Mondeにブログを掲載しています。ピケティ氏が英語で話すときは非常に重いフランス語なまりで、同じ外国人として英語を話す身としては親近感を感じるのですが、この英語版のブログも非常に親しみやすい表現で分かりやすく明確に書かれています。日本語とヨーロピアン言語の間の翻訳は意味を失うことが多いので、英語で読むことをお勧めします。ここより。

 2021年5月の記事では、(Universal) Basic income support(...

04.06.21 03:55 PM - Comment(s)

   Sabbatical Leave(サバティカル休暇)という言葉を聞いたことがない方もいるかもしれませんが、数年勤務すると1年程度、会社に籍をおいたまま休むことができる仕組です。この間は旅に出てもいいし、何をしてもいい期間です。

 イギリスはヨーロッパの中では労働者の権利が比較的弱い国なので、サバティカル休暇は存在しますが、国の法律としては、休暇が終わった後に会社の元のポジションに戻ることを保障していません。ここは、会社によってルールが違うので、会社のハンドブック等をきちんと確認する必要があります。ヨーロッパの企業であれば、まずサバティカル休暇についての項目があるでしょう。イギリス...

03.06.21 11:27 AM - Comment(s)

 イギリスでは、2020年12月31日にEUより離脱しました。パンデミックもあり、その影響を現段階で判断することはできませんが、CPID(イギリスの人事のプロフェッショナルボディー)では、2020年10月の段階でPodCastをWebsiteにアップロードしています。現在も法律が変更されたわけではないので、イギリスでの外国人雇用についてざっとまとめています。

  • グループ①ː 2020年12月31日以前からイギリスで働いているEU圏の人々 ⇒ 2021年6月30日までにEU Settlement Scheme(イギリスへの滞在は5年以上必要)に応募し、Home Office(内務省)より受け入れられ...
27.05.21 02:52 PM - Comment(s)

  Outcomes-driven(結果主導)と聞くと、ビジネスでの利益をいかに多くするかと思うかもしれませんが、CIPDでは、「結果」は、大きな目的である、「より良い仕事、働く人々のためのより良い仕事人生をつくる」と直結している必要があると定義しています。フェアでインクルーシブな職場をつくり、企業や働く人々が属する広い意味での社会に貢献します。生産性を上げたりビジネスとして利益を上げていくことは重要ですが、これは前述した大きな目的が先にあり、正しい方向に進んでいれば結果もついてくるということになります。働いている人々をモノのように見なし、利益を出すための道具だとする考え方は、ここで...

21.05.21 06:15 PM - Comment(s)

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